業界人が認めた 優秀台オブ・ザ・イヤー2017~スロット編~

2017/12/31

特集

  • pachi_best_2017

    年末恒例の業界人座談会が今年も開催。2017年中に導入されたパチスロ機の中から「優秀台オブ・ザ・イヤー」の選定を行った。今年は120以上(同タイトル別パネル等含む)の新台が登場したが、業界人たちのお眼鏡にかなったのはどの機種だったのだろうか?

    上半期ノミネート

    1月から6月の間で優秀台にノミネートされたのは以下の3台である。

    まずは2月にリリースされた『G1優駿倶楽部』(KPE)。

    ゲーム性の面白さと「まこまこ」の魅力の相乗効果で大ヒット。業界人は「当初まったく期待されていなかったのにここまで目立ったのはすごい」と、その落差を指摘した。

    続いて、4月にリリースされた『押忍!番長3』(大都技研)。

    圧倒的な設置台数を誇る『番長3』。前作『押忍!サラリーマン番長』がまだ設置されている中、共存するどころか、前作を食う勢いで伸びたところが評価された。

    3つ目は、5月にリリースされた『忍魂 ~暁ノ章~』(大都技研)。

    大都技研から2つ目のノミネート。名機と呼ばれる初代『忍魂』に近い感覚で楽しめる点が好評。技術介入が求められるところも業界人の心をくすぐったようだ。

    下半期ノミネート

    7月から12月の間で優秀台にノミネートされたのは以下の3台である。

    1つ目は7月にリリースされた『聖闘士星矢 海皇覚醒』(SANYO)。

    突出した一撃性で多くのユーザーを魅了。200万オーバーという驚異的な中古機価格(2017年12月下旬現在)で、業界人たちから一目置かれている。

    2つ目は、8月にリリースされた『政宗2』(大都技研)。

    こちらも一撃性が高く、万枚報告が多数出ている機種。演出面も好評で、「三重県の年末年始オールナイトで打つならコレ」という声もあった。

    最後は、12月にリリースされたばかりの『BLACK LAGOON3』(七匠)。

    厳しい規制を受けた5.9号機、しかもメーカーがスパイキーから七匠に変わったということで不安視されていたが、業界人たちは「意外に完成度が高い」と口を揃えた。

    優秀台オブ・ザ・イヤー2017

    2017年の優秀台オブ・ザ・イヤーは1機種に絞り切れず、ベスト3が選ばれることとなった。結果は以下の通りである。

    第3位 SANYO『聖闘士星矢 海皇覚醒』

    第2位 KPE『G1優駿倶楽部』

    第1位 大都技研『押忍! 番長3』

    まさか『G1』がここまで健闘するとは誰も予想だにしなかったはず。まこまこというニューヒロインを生み出したKPEに拍手を贈りたい。
    そして、大都技研は1位を含む3機種がノミネートという快挙を達成。2017年は大都にとって躍進の年だったと言えるのではないだろうか。

     

    惜しくも優秀台オブ・ザ・イヤーには選ばれなかったものの、5.9号機の『BLACK LAGOON3』が食い込んできた点は注目に値する。規制が厳しくなっても見せ方次第で良台は作れるということなのだろう。

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