【ごらく】ダイナムさんが良さげなPB機を作りまくってるんだが

2019/09/03

パチンコ速報

  • goraku0830
    パチンコ&パチスロ機を作るのはメーカーで、ホールは買うだけ――そんな常識は今や崩れつつある。日本一の店舗数を誇るパチンコホールチェーン・ダイナムは、メーカーと連携してPB機(プライベートブランド機)を次々に開発。独自に練り上げられたスペックの機種を、全国のダイナム店に続々とデビューさせている。

    PB機の魅力とは?

    ダイナムPBとは
    プライベートブランド(Private Brand)の略称です。
    機械を発注する側(ダイナム)が、スペック設計やリーチアクションなどの演出面まで企画立案を手がけ製造されます。
    たくさんのユーザーに「より遊技を楽しんでいただきたい」という想いを込めて開発された機械です。

    出典:ダイナム新ブランド誕生サイト
    ダイナムのPB機開発は2006年11月の「CR満願チューリップVL051」からスタート。2018年には『CRフィーバーパワフル2018DS』及び『CRフィーバークィーン2018DS』を第1弾として、新シリーズ「ごらく」を立ち上げた。
    膨大な営業データやユーザーの声に基づき、「より遊技を楽しんでいただきたい」という想いを込めて企画されたPB機は、ユーザーにとって遊びやすいだけでなく、メーカー側にも販促コストを減らせる等のメリットがあるという。また、2018年5月から形式名の末尾が「DS」から「GO」に変更され、「ごらく」のシリーズ機であることがよりわかりやすくなった。
     


    2019年9月2日にリリース予定の『PAヱヴァンゲリヲン13ごらくモデル』は、ダイナムの「ごらく」シリーズの記念すべき第10弾。全国向けの『ヱヴァンゲリヲン13 プレミアムモデル』は、初当たり確率1/99.9~1/83.7の6段階設定、継続率約86.0~90.4%の初回突破型STタイプだが、「ごらくモデル」はどこが変わるのだろうか?

    PB機『PAヱヴァンゲリヲン13ごらくモデル』の特徴

    篠田:スペック面について、ヱヴァンゲリヲンの甘デジで評価されているのは「突破型ST機」が多いので、新規則機でも同じ体感で遊んでいただくにはどうしようかと色々相談しました。やり取りしていく中で、やはり「初当たり確率約1/99(設定1)・突破型STタイプ」となりましが、それはダイナムさんがお客様の動向を見て判断したのだと思います。

    木川:ええ、そうです。ダイナムに設置しているヱヴァンゲリヲンシリーズを打ってくださっているお客様の動向を分析したところ、毎年ヱヴァンゲリヲンの新台が出るごとにお客様の年齢もそのまま上がっているということが分かりました。要するに、これまでのヱヴァンゲリヲンファンのお客様がずっと打ってくださっているということですよね。そして、ずっと打ってくださっている中でも、「初当たり確率約1/99(設定1)・突破型STタイプ」はとても支持が高く、そこから今回のスペックを決めさせてもらいました。

    出典:PB機への想い
    これまでのPB機と同様、『PAヱヴァンゲリヲン13ごらくモデル』もユーザーの動向を慎重に分析した上で開発されている。全国のホールに向けて売り出すものではなく、あくまでダイナム用に作るものであるが故、「ダイナムの常連」に特化したスペック開発が可能なのだという。

    同時期にリリース予定の『ヱヴァンゲリヲン13 プレミアムモデル』と比較すると、6段階設定付き、初回突破型STタイプの甘デジという点は同じだが、設定による大当たり確率の差は「ごらく」のほうが小さく、安心して遊べる設計。また、ヘソ大当たりからSTに直撃する確率が「プレミアム:10%」に対して、「ごらく:4%」と低い代わりに、最大の10ラウンド比率が「プレミアム:12%」に対して、「ごらく:25%」と2倍以上高くなっており、ST突入時の出玉感を味わいやすい。
     

    古賀:また、ダイナムのお客様は、ご年配の方が多い傾向にあり、分かりやすさを求めていらっしゃる方も多いので、色々調整させていただきました。
    期待値の高い演出は分かりやすく、そしてなるべく裏切らないように、出現率を下げたとしても信頼度が上がるようにしています。

    出典:PB機への想い
    演出面では、期待度の高い演出は出現率を下げて信頼度を上げる等、ダイナムのメイン層である年配客に合わせた調整を行ったようだ。と、ここまで見る限り、ダイナムがかなり熱心にPB機開発に注力していることがわかる。では今後、どのような機種をリリースする予定なのだろうか?

    PB機「P CYBORG009GO」検定通過


    2019年7月30日、ニューギンの「P CYBORG009GO」が検定を通過。機種名末尾に「GO」とあるように、こちらもダイナムの「ごらく」シリーズであると予想される。スペック情報は現在のところ不明だが……。
     


    本家の「P CYBORG009」はスピード感があって、なかなかに好評な様子。ユーザーの声を反映して開発された「GO」にも期待が高まる。

    PB機「P華牌R GO」検定通過


    8月8日、豊丸の「P華牌R GO」が検定を通過。こちらも「ごらく」シリーズの新台との噂である。
     

    不死身の男と呼ばれた猿渡翔(さるわたりしょう)が、まさかの豊丸に降臨。今度の舞台は豊丸最強の萌えマシン「ローズテイル」、華牌とローズテイルの衝撃コラボレーション。猿渡翔が栞、のばら、ビアンカと麻雀で激突。リアル麻雀エンジン搭載で本格麻雀バトルが展開、リアルに進行する手配、息をのむ打牌の応酬。アガリ役に応じてラウンドが変化する大当たりがゲーム性を盛り上げる。大当たり終了後は電サポが働く「華牌道(はなはいろーど)」へ必ず突入、華牌ロード中は「親システム」が作動し、「親アタッカー」を介して大当たり出玉が1.5倍に増加、MAX出玉は上限の1500個。

    出典:ぱちんこキュレーション
    本家の『P華牌リターンズ~猿渡翔がローズテイルにやってきた~』は、6段階設定付きのライトミドルで、確変割合80%(転落抽選アリ)となっている模様。本家がホール未投入の機種を、ダイナムはどう差別化したのだろうか? 実に興味深い。そして、「華牌」をごらく化したのも実に興味深い。

    今後はPB機が増えるかも?

    昔からダイナムはPBブランドの台を導入していていますが、
    https://www.dynam.jp/pb/

    他に普及しない理由が解りません。
    ミクちゃんのようにグループ企業の名前を冠した台はアピールするのに絶好かと思います。

    出典:メタボ教授のパチスロ研究室

    ダイナムを始めとして、(パチスロは、まだ一般的に普及しているとはいえないものの)多少プライベートブランド機がリリースされているが、広告規制を始め、規則改正や様々な申し合わせ事項でホールの独自色を出せなくなりつつある昨今において、ホール側が自店ユーザーの嗜好に合わせ、スペック性能や演出などを盛り込んだプライベートブランド機というのは、今後、大いに導入される可能性があると推測ができる。

    出典:『遊技日本』
    タツミコーポレーションがJPSと共同で開発したPB機『パチスロ ミクちゃん』は、最低設定でもフル攻略で機械割104%という仕様とワサビ氏の動画効果もあって、一部ユーザーから猛烈に歓迎された。さまざまな規制の影響もあってホールが独自色を出しにくい今、PB機に活路を見出そうと考えるホールが今後増えていくかもしれない。

     

    メーカーの開発室よりも、ユーザーに近い視点で企画・開発されるであろうPB機。今後続々とリリースされるダイナムの「ごらく」シリーズがどのような活躍をするのか、楽しみである。

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