正直、エヴァンゲリオン9導入しすぎじゃない?

2014/12/20

パチンコ速報

  • 12月8日についにホール導入が開始されたエヴァンゲリオン9。ビスティの総力を結集し、満を持して登場した大物機種である。今ホールに向かえば、初号機が「バオーン!」という咆哮とともにATフィールド役物を真っ二つに割る姿が目撃できるだろう。演出、スペック云々は他サイトで大いに議論されているが、今回の導入で編集部が気になる点がある。それは「ちょっと待て!導入しすぎだろ。」ということである。

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    大量導入の”即飛び”の高リスク

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    エヴァンゲリオンというコンテンツはパチンコ・パチスロのコアユーザー世代である30代が思春期に出会った馴染みある作品であり、現在では国民にも幅広く知られているのは言うまでもない(今、言ってしまったが)

    噂では10万台以上が販売されたと言われており、牙狼金レベルの導入である。コンテンツ知名度や過去の販売実績を考えると大量導入はわかるが、このタイミングで尋常ではない。もちろん大ヒット機種になりロングランできれば何も問題はない。だがパチンコユーザーの心とはとにかく移ろいやすいものである。もしこれが即飛びした場合、目も当てられない通路が各地のホールに生まれるのではないだろうか?

     ルパンは牙狼に斬られた。

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    2013年のパチンコはルパンの時代であった。揺ぎないと思われたその天下に引導を渡したのが、【牙狼〜金色になれ〜】である。サーチライトに飽きたユーザーは牙狼金の驚異的な連チャン性能とあのデカイ役物にこぞって乗り換えた結果、ルパンは通路と化した。そして今回のエヴァ9は強敵に囲まれている、11月に導入された北斗6は今だ健在、牙狼は仏壇のように毎日祈りを捧げに来るユーザーも多く、年明けには花の慶次7が控えている。今後ホールは世紀末でありフォースインパクト寸前であり戦国時代に突入するのである。大物機種の連続大量導入でパチンコ人気が再燃し客が戻ってくるという楽観的な意見もあるが、客は「一番出そうで面白い機種」で遊ぶという基本は変わらないし、「クソなら客は即飛び」はこの世界のルールだ。まだ結果は出ていないがエヴァ9の大量導入も大通路の量産にもつながりかねない。もちろん、それはエヴァのみならず、これから導入される機種にも言える。

    結果的にリスクを負うのはユーザーである。

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    ホールが全国的な大量導入を行った機種が即飛びした場合、割りを食うのはユーザーである。赤字を補填するために各地で阿鼻叫喚の鬼抜きが始まるのだ。ユーザーは「大量導入してくれ!」なんてお願いはしていない、この大物機種ラッシュの今こそホールは人気機種をほどほどの導入にとどめておくべきではないだろうか。将来の赤字リスクに備え、新台に座れなかったお客さんには「他にもこんな魅力的なコンテンツがするんですよ!」とおすすめする正攻法こそ望ましいと思うのである。もちろんメーカーとの付き合いなどあるのだろうが、今回の大量導入へのホールの賭けっぷりはいささか不安になる。ユーザーにとって優良店とは、やはり「出玉品質の安定しているお店」なのだから。

     

    大量導入連鎖が創る未来

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    現在、北斗6、エヴァ9の戦いが繰り広げられているが、実は1月には慶次7以外に最強の敵が待ち構えている。

    それは【牙狼zero】である。

    1月導入が濃厚とされているサンセイのキラーコンテンツである。こちらも大量導入はほぼ間違いないだろう。

    そして「牙狼だから客飛びは起こらない。」という保証はどこにもない、即飛びのリスクはどの機種にも存在する。

     確かに人気機種が客を呼び戻すことを期待したい。しかし、今回のエヴァ9大量導入は、客飛びした時のリスクは極めて高いということを重ねてホールとユーザ両方に警鐘を鳴らしたい。

    ユーザーは適度に楽しんでいただき、ホールには適度な導入をお願いしたいものである。

     

     

     

     

     

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