若い人たちのギャンブル離れや、パチンコ&パチスロ人口の減少にともない全国各地でホールが倒産し続けているらしい……その真相は?
ニュースを調べていくと、過去10年でパチンコホールを経営する企業が減少しているのだという。2008年以降2012年までは比較的減少幅が小さくなっていたものの、2013年以降は再び100社以上の企業減少が進んでいる。
2015年末のパチンコホール経営企業数は3,572社であったが、過去10年以上にわたり、一貫して企業数の減少が続いているという。
2014年末から2015年末では130企業が減少しており、これは主に1店舗経営などの小規模なパチンコホール経営企業の撤退や倒産が原因であり、この点は例年どおりと変わりない。なお、資本、経営者などで関連する企業ごとに企業のグループ化を行うと、パチンコホール経営企業は2,721のグループに集約できる。
また、2015年末時点で、全国で営業しているパチンコ店は1万993店舗であった。この5年間では847店舗が減少している。警察庁発表数値(営業許可証ベース)によると、1990年代前半には約1万8,000 店舗程度が存在していたため、過去20年程度で約7,000店舗程度が姿を消している。
この調子でいくと来年の今頃には、全国のパチンコ店が1万店舗をきってしまうかもしれない。
パチンコホール減少の一要因には、最近のパチンコが以前よりも「勝てなくなった」ことがあるという。
パチンコ・パチスロファンが、ついに大台を割ってしまった。日本生産性本部による今夏発行の「レジャー白書」によれば、ピークの1995年に2900万人いたパチンコ参加人口が13年にはついに970万人と、初めて1000万人を切った。これは統計開始以来、最も低い数字だ。
「ファン離れの大きな原因は、パチンコは以前よりなかなか勝てなくなっていることも一因です」(経済ジャーナリスト)
出典:パチンコ離れが深刻 参加人口がピークの2500万人から970万人に減少 原因は勝てなくなったから
パチンコ&パチスロファンのネット民たちも、業界全体の衰退に心を痛めているようだ。
【最新記事】 : パチンコ屋の顧客減少がやば過ぎる件… http://t.co/6Cqq8c2UCc pic.twitter.com/MQsKLfgxKT
— スロライ@スロパチ乱舞 (@slotmania115) 2015年8月18日
パチンコ屋の廃業が止まらず。設置台数も月1万台ペースで減少中 https://t.co/5VhIdZTTNj — 12cha (@12chdayo) 2015年10月29日
パチンコ人口の減少が先なのか、ホールが絞ってくるのが先なのか、はたまたメーカーの作る台が面白くないのか……。すべての原因が複合的に絡み合った結果が現在の状況であれば、今後の業界全体の復活も当分は期待できないかもしれない。
なんともパチンコ&パチスロファンにとっては悲しい現実である。そして潰れたホールはその後どうなってしまうのだろうか。
田舎では潰れたパチンコ屋は葬儀用のホールになる pic.twitter.com/yXbEwqq4rx
— モッツァレラちゃん (@mozzarella_0405) 2016年3月25日
久しぶりに西大寺来ました(^O^)/パチンコ屋潰れたまでは知ってたが、こんなものになってる(苦笑) pic.twitter.com/0YaNoHUtpr — くわっち (@yumesound) 2013年4月27日
潰れたパチンコ屋さんの立体駐車場すごくいい!! pic.twitter.com/woYtd0evJ7
— さまよう鎧系男子 (@kamuri19) 2016年3月24日
パチンコホールの跡地が有効活用されていることはファンとして悪い気はしないのだが、なぜだか物悲しい気持ちが沸いてくる。
パチンコ業界が復活することはあるのだろうか。メーカー、ホールとともにファンも一緒になって今後を考えていかなければ、衰退の一途をたどり続けてしまうかもしれない。