【教えて】パチンコ業界って衰退してるんじゃないの?

2016/09/04

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  • suitaimondai08

    「衰退している」と言われがちなパチンコ業界。全日遊連の調査によると5月から6月にかけてホール数や設置台数は減っていなかったようだが、本当に衰退しているのだろうか?

    衰退の流れ

    パチンコ産業はよく、30兆円産業と言われることがありますが、その根拠となったのは1996年1月に総務庁(当時)が発表したホールの事業収入額であり、この発表を受けて「レジャー白書」も数値を修正しています。その後は緩やかに右肩下がりの傾向が続いており、ここ数年は20兆円を割り込む状態となっています。こうした市場規模の推移についてレジャー白書では、「2003年以降の減少に歯止めがかかった」としながらも、高齢者だけではなく若者のパチンコ・パチスロ離れを指摘し、「ヘビーユーザーを対象とするマニア化の進む遊技機による営業スタイルは、このあたりが限界と見られる」と分析しています。

    出典:パチンコ業界WEB資料室
    平成7年には売上約30兆円、遊技人口2900万人を誇ったパチンコ業界も、平成25年には売上25兆円、遊技人口970万人にまで衰退。売上に対して遊戯人口の減り方が凄まじい。これは一人あたりの負担額の増加を意味している。

    撤去問題

    既に衰退気味だったところへ、追い打ちをかけるように規制の連打、さらに遊技くぎ問題に端を発する撤去問題。年内に人気機種が軒並み撤去となり、遊技人口はさらに減るだろうと予想される。

    ■□関連記事□■
    【もういいよ】パチンコ撤去リストをご覧ください

    遊技人口の減少

    パチンコを打つ人口は毎年少しずつ減っている。ツイッターでも「パチンコ引退宣言」が数多く見られた。そのうちの何人かは我慢できなくなってまた復活するかも知れないが…

    6月末時点では…

    パチンコ業界は衰退している――かと思いきや、全日遊連の調査によると、2016年6月末時点では、ホール数・設置台数共に先月から横ばいであったという。衰退には歯止めがかかったと言えるのだろうか?

    衰退はこれから?

    人気機種の撤去期限は年末で、恐らくユーザー・ホール共に「今のうち」という心理が働いている。実際に撤去されてしまうまではあまり稼働は落ちないか、伸びることさえあるだろう。恐ろしいのは来年以降。規制後の「新基準機」は人気のないものが多く、遊技人口はさらに激減するかも知れない。

     

    衰退の流れは如何ともし難く、V字回復は望めない。せめて消滅してしまわないことを願うばかりである。

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