着実に近づいてくる年末、すなわちMAXタイプの撤去期限。「撤去」とは何なのか、このたび厳密な定義がなされた。わざわざ定義を決めるその意図は?
幸チャレの新台入れ替えに伴う、旧型マックス撤去だが、ベニヤ板の加工屋が便乗してきたな。「攻めのベニヤ」というフレーズ、結構好き。実際受注が殺到しているようなので、マジで撤去問題は深刻だよな。 pic.twitter.com/J6hwCV1B4P
— 咲来さん@CS優勝祈願 (@sakkurusan) 2016年9月16日
今年2月に第1次撤去リスト、3月に第2次撤去リストが発表され、8月末に期限を迎えた。回収対象機は9月中旬時点で「99%撤去済み」とのこと。そして、6月に発表された第3次【最終】リストの期限は年末である。
■□関連記事□■
ホールの未来を変える『撤去問題』
日工組、「撤去済み」を定義 https://t.co/Yx57KmWv5X
— e-じゃん (@e_jan_news) 2016年9月29日
9月26日、日本遊技機工業組合(日工組)と全国遊技機商業協同組合連合会が「撤去済み」の定義を文書化して、ホール関連団体に通知した。その内容は以下の通り。
・回収対象遊技機と異なる型式の遊技機に入れ替えた状態
・回収対象遊技機を遊技機枠ごと撤去し、ベニヤ板等で塞いだ状態
・遊技機枠を残し、回収対象遊技機の遊技盤のみを外した状態
”稼働させない”ではダメということ。ベニヤが用意できないときのセキュリティに対する回避措置として枠のみ設置が許されたのかなと考えてみる。 / “回収対象機の「撤去済み」の定義を通知〜日工組| WEB Greenbelt グリーン…” https://t.co/BSriD8r9YQ
— 室長@パチンコ業界の中の人 (@sitsucho777) 2016年10月5日
電源を落としたり主基盤を外したりして「遊技できない状態」でも、とにかく「遊技盤が残っていたらダメ」。遊技盤とは要するに盤面のことである。
「遊技盤」とは、遊技球が自由に落下することができる領域(入賞口の内部を除く。)をいうものであると解する。
出典:パチスロ業界初まとめ
「遊技盤を外すのが“撤去”です」と定義しておくことによって、あらかじめ抜け道を塞ぐ狙いがあるのだろう。
#これを見た人は赤い画像を貼れ
『CR牙狼 魔戒ノ花XX』の演出。なかなか熱い。撤去されたらゲーセン落ちしてくれるのかなー。 pic.twitter.com/ruaoAO61DO— みやもと春九堂@豚カルビ系不審者 (@Shun9do) 2016年9月28日
MAXの撤去期限である年末ももう遠くない。定義に従えば、『牙狼』の「遊技盤」が正月には姿を消しているということ。年内で本当に「見納め」である。
9月終わり現在で今年は+200kほど、奇跡的に。というかこの程度で奇跡的と言わざるを得ないほど状況は悪い。新内規でボダ上がっても釘は多分変わらんしな。行く回数は圧倒的に減ったなぁ。MAX撤去はホントキツい。
— ゆんみ@300ソウル (@peachPINK105) 2016年9月27日
MAXの穴を埋めるべき「新基準」のパチンコは、ボーダーがきつい&調整が厳しいということで、評価は芳しくない。2017年のパチンコ業界はどうなってしまうのだろうか。
撤去問題は当初「くぎ調整」が焦点だったはずなのに回収対象となったのは何故かMAXタイプという「スペック」の機種ばかり。その一方で、「撤去済み」の定義は厳密に制定。ユルいようなカタいような、何とも不思議な世界である。