本当は萌えキャラが好きなんだけど、萌えキャラ好きだとバレてキモオタだと思われるのが恥ずかしい……そんなシャイなメンズのために萌え台をカッコよく打つ方法を考えてみた。
本当ならば動画のような萌えキャラを堪能したいのだけれども、萌えキャラ大好きがバレるとキモオタのレッテルを貼られてしまうことが往々にしてある。
そこでまずは、萌え台の島を敢えてはずしてみよう。このとき未練たらしく萌え台の後ろの台とか座るのはNGだ。
敢えて島をハズしたのならば、本心では打ちたくもない野郎どもしか出てこない台を、パチンコなら500円、パチスロなら1000円打て。
「え~、もったいないよ~」なんて軟弱な意見が聞こえてきそうだが、いいか、パチンコホールとはそもそもご近所にあるものだ。そんなご近所で「あの人、キモオタよ」なんて後ろ指をさされてみろ、街中の笑い者ではないか。もしかすると職場にさえその噂が漏れ聞こえ上司に「キミ、キモオタなんだって」なんていわれたら昇進の夢すら断たれ、下手をするとリストラさえされかねないご時世なのだ。
だからまずは断腸の思いで「お前はもう死んでいる」なんて男臭いことしかいわない萎え台を一度打て。
打ちたくもない萎え台を打ったのならば「釘わりぃ~なぁ~」とか「設定低いんじゃねぇ?」と店員さんに向けて大きな声で発しよう。そもそも良い釘の台とか設定高い台なんてホール側もそうそう置いてないのだから、店員さんは気まずげにその場を立ち去るか、目を逸らすことだろう。
そしてこの時がチャンス。店員の目が離れた瞬間、足早に島を変えろ。そうだ、お目当ての萌え台の島へだ。
だが、ここで慌てて萌え台に飛びついてはそれこそすべて水泡に帰す。我々はキモオタのレッテルを貼られるリスクを背負っていることを一時でも忘れてはいけない。
そこで、台のデータを片っ端から見ていけ。このとき「チッ」なんて舌打ちをしていけば周囲の人に「あの人、本気で台を探しているんだ」「実はパチプロなんじゃね?」という印象を与えることができる。
さらに座りもしない台に敢えて煙草でもおいて「一応、この台確保」というダミー台を準備しておくことも忘れるな。
こうしてお目当ての萌え台をみつけたのなら、おもむろにダミー台から煙草を回収。一服つけていざ本番だ。もう、萌え台大好き人間なら大当たりしなくても喜べるのだが、大当たりしない間はニヤついた顔や鼻の下を伸ばすのはもってのほかだ。いつどこで誰がみているかわからない。キモオタだとバレたくなければグッと堪えるのだ。
そして見事に大当たりをゲットしたら、静からの動。つまり逆に騒ぎまくれ。「こんなんで当たるの?」とかいって「このキャラ誰?」なんて敢えて隣に聞いてみるのもアリだ。
ただし、隣のお客と話しこんだ際に、くれぐれも萌えキャラの名前を出すようなことはしないように。あくまでも「ワタシハ、萌えキャラ、ワカリマセン」のごとく他世界の住人であることを演じきるのだ。
最後に、エロ系の台と萌え台の違いをあげておこう。セクシー女優などが登場するエロ台を打つ時は、そもそも長時間の遊戯は禁物だ。長時間打っただけでエロ確定なのだから。
けれども、そこまでエロくない萌え台であれば出玉を全部飲ませても最後に「ぜんぜんわけわかんねぇ~な~」とか「このキャラのどこがいいんだ?」なんて言って萌えキャラに興味がないことをアピールすればいいので長時間遊戯もありだ。
あとは、毎日打ちたいところをこのやり方で週に3回くらいの頻度にしておけば「あの人はいつもの常連さん」ということで周囲にキモオタとバレることなく社会生活を営んでいくことができるはずだ。