【IR法案】カジノ法が成立したわけだが

2016/12/31

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  • casinohouseiritu12
    一時お蔵入りとなりかけていたカジノ法案が急転直下で成立。この段階ですでにかなりのお金が動いている気配がする。

    山本太郎の抵抗

    「パチンコやスロットの規制をせずに、どうして次の賭場を開くようなことさせるんだよ! おかしいだろって!!」
     そして、鋭い眼光で議場を見渡しながら、腕を振り、次から次へと指を指して、議員ひとりひとりに対し政治家としての資質を問うたのだ。
    「誰のためにやるんですか! セガサミーか? ダイナムか? 外資か? 国民のための政治をやれよ!!」

    出典:LITERA/リテラ
    成立直前、山本太郎議員が企業を名指しにして必死の抵抗を見せた。この孤軍奮闘は、今まで山本太郎を冷ややかな目で見ていた人たちからも称賛の声が上がった。

    成立

    山本太郎の奮戦もむなしく、カジノ法は成立。これはまだIR(統合型リゾート)の整備を促す「基本法」で、運営業者の選定基準などの「実施法」は今後1年以内に作られるという。

    ギャンブル依存症対策

    審議中から話題となっていたのが「ギャンブル依存症」。家庭崩壊や自殺など深刻な事態を招きかねないギャンブル依存症をどうするのか、というのが反対派の主要な論拠の一つであった。政府・与党は対策を強化するとしているが、カジノも「客商売」なのだから重要なのは「リピーター」。依存症や依存症予備軍のユーザーがいなくては成立しないのである。

    成立の影で

    パチンコ業界大手「ダイナムジャパンホールディングス」(本社・東京都荒川区)がカジノ解禁法案の提出者の一人、日本維新の会の小沢鋭仁衆院議員のパーティー券を計130万円分購入していたことがわかった。

    出典:朝日新聞デジタル
    パチンコ業界の大手メーカーがカジノ推進派の議員を支援。法案が成立することで何らかの「うまみ」があるようだ。ちなみに、パーティー券の相場は1枚2万円と言われているので、およそ65人分である。パーティーには誰が行くのだろうか。もし余るようなら欲しい。

    パチンコはどうなるのか

    運営ノウハウを持つパチンコ大手業者は今後、カジノ事業に参入していくのかもしれない。それがうまくいけば企業にとっては新天地だが、気になるのは今ある「パチンコ」の立場。仮に、カジノ法成立をきっかけとして、パチンコも「ギャンブル」として公認された場合、おそらく税金が取られるようになるので、今よりさらに勝ちにくくなるだろう。

     

    パチンコ業界にも大きな影響を及ぼすカジノ法。今後、大手業者の動きや実施法の中身に注目である。

    TOP:YouTube

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