【ベニヤ再来か】「みなし機」と「認定機」結局どうなる?

2017/10/22

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  • beniya
    来年2月までにみなし機を完全撤去しなければならないと、業界に激震が走ったのも束の間。「結局どうすれば良いわけ? 」的な展開で業界が戸惑いを見せている。

    「みなし機」と「認定機」のおさらい

      みなし機とは、検定有効期間や認定有効期間を持たない遊技機を示します。 みなし機となる遊技機は、 ①3年間の検定有効期限後に認定を受けていない遊技機。 ②検定有効期限3年間、認定有効期限3年間の合計6年間を経過した遊技機。 となり、みなし機では基本的に部品交換が認められていません。

    出典:パチンコ計数管理

     『みなし機』となった場合は万一、台が故障してしまったら部品の交換や修理する事は出来ない為、撤去せざるを得ない状況となってしまいます。 しかし設置可能期間中に公安委員会に認定申請し、認定された場合は更に3年の認定期間が与えられ、故障してもこの期間は修理する事が可能になります。 (※全ての機種に該当するわけではありません。) その『認定許可された台』を私たちは『認定機』と呼んでいます。

    出典:クラウン1号ブログ    

    つまり、最長6年は遊技機をホールに設置する事が可能なのだが、実際はそれよりも長く設置しているホールが多く存在しているのが実情だ。今までは黙認されてきた事案だったが、今後は厳しく取り締まりが行われる可能性が出てきた。

    みなし機完全撤去問題

     経過措置関連では、いわゆる“みなし”機と認定機の現状を説明した。みなし機については「来年2月1日以降、設置していると違法だが、その違法状態を取り締まらない期間を設けてくれと、全日遊連が警察庁と協議している。結論は9月に出る見込みだったが、保安課長が交代したため、どうなるか分からない。ただし警察庁は何らかの判断は行うので、今はその結果を待てばいい」とアドバイスした。

    出典:遊技日本

    課長が交代したため分からないというのは、普通の企業ではありえない。警視庁には引き継ぎという作業が存在しないのか。警視庁がみなし機問題に対して、どれだけ関心があるのか伺い知れるような気がする。

    警視庁はだんまり

    会見で阿部理事長は、遊技機規則の改正を受けて8月に行った遊技機設置状況調査の結果を8月31日に警察庁に提出したことを明らかにした一方で、現行機の認定申請の具体的な行い方などは現時点で警察庁からの回答がないことを報告。みなし機の今後の取扱いについても、「わからないとしか言いようがない」と述べるに留めた。

    出典:遊技通信 web

    遊技機の設置状況をせっせと調べて警視庁に提出したにも関わらず、警視庁からの回答は9月の時点でまだない。来年の2月直前に回答を出されても対応しきれないホールが多いと予測されるので、一刻も早く結論を出して欲しいところなのだが。

    最終手段はべニアです

     現実的には、内規に問題のない6年以上たった台がかなり多く設置されているのよ。けど来年2月にそれらを即撤去しなきゃいけない動きがあって、業界は大騒ぎ。 正直、余裕のある大手ホールとかは経常利益を下げるとかで入れ替え予算を作るだろうけど、弱小ホールや低貸専門でギリギリ経営しているホールは…。金になる中古を売却するか、台を外してベニヤ板貼るか、店をたたむか…。

    出典:SANSPO.COM

    2月までに完全撤去を行えるだけの財力がある大手ホールならばどっちに転んでも問題ない。件の問題は、弱小ホールなどのギリギリ経営しているホールなのだ。もしかしたら、本当にべニア板を貼る店舗が出るかもしれない。

     

    現時点で警視庁からの回答がまだ無く、動揺しているパチンコ・パチスロ業界。来年の2月にどのような状況を迎えているのか、今後の展開に注目が集まる。

    TOP:YouTube

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