【PB機】プライベートブランド機って勝てるの?

2018/08/17

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  • appare0809
    通常、パチンコ・パチスロの開発にホールは関わらない。しかし、一部のホールはメーカーと提携して、自社オリジナルの機種を開発している。それがプライベートブランド機(PB機)である。
    プライベートブランド機にはどのような機種があるのだろうか。そして、ユーザー目線で見た時、プライベートブランド機は、果たして勝てる台なのだろうか?

    PB機①やすだの『YASUDA7』

    『YASUDA7』は企画コンセプトや大当たり確率・小役確率などのスペック面、筐体デザイン、サウンドなどを安田屋の遊技機推進委員会が手掛けたAタイプのオリジナルパチスロ機。安田屋が蓄積してきた遊技客のデータを基に設計され、筐体は同社のブランドカラーであるオレンジを基調としている。コンセプトは“ドキッドキッ!をあなたに”、シンプルながらも70種以上の多彩なプレミアム演出を搭載するなど打ち込み要素が豊富だ。

    出典:Amusement Japan
    都内を中心にパチンコホールチェーンを展開する「やすだ」とジェイピーエスが提携して開発し、2017年9月に導入開始されたパチスロ機。「ドキドキ! ランプ」の点灯でボーナスを告知するノーマルAタイプ。やすだが蓄積してきたデータに基づいて開発されたという。
    スペックの詳細を見てみると、設定1だけREG出現率が1/780.2と飛びぬけて低く(設定2以上は1/310.6~1/214.2)、また角チェリーとREG同時当選が設定1のみ発生しない模様。とりあえず設定1を避けることは難しくなさそうだ。高設定ほど角チェリー出現率が高く、同時当選の期待度も高くなっている。

    PB機②ともえの『グレート69~TOMOLER~』

    『グレート69~TOMOLER~』は、告知ランプが光るとボーナス確定となる完全告知のノーマルAタイプ。
    関東で展開しているパチンコホール「ともえグループ」のプライベートブランド機で、同グループに6月25日から順次導入予定だ。

    出典:パチンコ業界ニュース
    関東でパチンコホールチェーンを展開する「パールショップともえ」とバルテックが提携して開発し、2018年6月に導入開始されたパチスロ機。こちらも完全告知のノーマルAタイプで、「TOMOEチャンスランプ」が光ればボーナス確定となる。
    REG出現率に1/407.1~1/250.1というわりと大きめの設定差が設けられている。チェリーとボーナスの同時当選は設定1のみ1/16384で、設定2以上は1/409.6~1/297.9となっているので、何度か発生すれば設定1はほぼ否定。高設定ほどリプレイ以外の小役と、BIG中のスイカの出現率が高いらしい。

    PB機③プレゴの『あっぱれ! PREGO』

    スロットあっぱれプレゴは演出、スペックともに至ってシンプルなAタイプ。
    ボーナス成立時には必ず告知が発生するため、普段あまりスロットを打たない人でもこれといった予備知識無しで打つことができます。
    ボーナス確率に関しては、アイジャグやハナハナシリーズのようにREG確率に大きめの設定差が付けられており、機械割は97.7~110.4%となっています。

    出典:パチスロ天井期待値の本質
    パチンコホール「プレゴ」などを運営するジョイパックレジャー株式会社とジェイピーエスが共同開発し、2018年7月に導入されたノーマルAタイプ。リール左下にある告知ランプは「55ランプ」というらしい……ジャグラー? REG出現率の設定差が1/452.0~1/270.8と大きく、ボーナス確率が設定判別のメイン要素となっているほか、ブドウの確率にも設定差が設けられているらしい……ジャグラー??

    PB機④ダイナムの『CRフィーバークィーン2018DS』

    ダイナムは5日、先日発表した新たなプライベートブランド「ごらく」の第1弾として、ジェイビーとの共同開発機2機種をグループ店舗に計2000台導入することを発表した。
    今回導入されるのは「CRフィーバーパワフル2018DS」と「CRフィーバークィーン2018DS」で、それぞれ1000台を順次導入予定。導入日は「パワフル」が2月5日から、「クィーン」が2月19日からとなっている。なお「クィーン」にはドラムの各図柄にダイナムの公式キャラクター「モーリーズ」が隠しキャラとして登場する。

    出典:パチンコ業界 最新ニュースサイト パチンコ・パチスロ情報島
    全国にパチンコホールチェーンを展開する「ダイナム」とジェイビーが提携して開発し、2018年2月に導入開始。ダイナムの新プライベートブランド「ごらく」の第1弾である。
    一般スペックの『CRフィーバークィーン2018』と比較すると、初当たり確率が1/106→1/109.8と若干重くなっている代わりに、15Rの比率が12%→約20%にアップ。ドラムの各図柄には、ダイナム公式キャラクターである「モーリーズ」が隠れているらしい。

    PB機⑤ダイナムの『CRフィーバーパワフル2018DS』


    こちらもダイナムのプライベートブランド「ごらく」のマシンで、2018年2月に導入開始された。上記『CRフィーバークィーン2018DS』と同様、初当たり確率を1/99.9→1/109.8と重くした分、6R比率がアップしており、4R比率が抑えられた。さらに6R後の時短を50回から75回に増やすことで、継続期待度を高めている。
    また、ダイナムは現在、プライベートブランド機の本格導入を計画しており、今後3年間で約28,000台を設置する予定だとか。

    PB機は勝てる?

    広告塔であるホールのオリジナル台をベタピンで放置するような営業を続けると、そのホールの評価に直結することとなるので、あまりエグイことはできない、と思うのが一般的な心理だ。

    近所のともえトモラーはRB回数を見る限り初日全56以上ですかね。その後も六台中毎日一台は5か6を使っているようです。今度朝から行ける時にさわってみます。

    新台+付属品のバカみたいな費用や新台の二倍の中古価格を考えると、それだけでもPBは店とメーカーと客に十分メリットはありますね。

    出典:パチンコ日報
    各ホールの名を冠していたり、公式キャラを用いたりしているプライベートブランド機は、ホールを象徴する存在。ここでド回収営業をすればホール全体の印象が悪くなるはず。きっと薄利で使ってくれるだろう……と、期待しても罰は当たるまい。また、あくまで噂だが、初日全56や毎日1台は高設定を使うホールもあるらしい。毎日通ってデータを見れば、噂の真相を確かめられるのだろうか。

    PB機は何故つくられる?

    今回のプロジェクトについて安田屋の臼見安寛営業統括本部店舗強化推進室部長は、「業界が過渡期にある中、常連客の期待に応え続けるためにはこれまでと同じことをしていてはいけない。また、他店との差別化を図る上で、自店の顧客ニーズに応えられる独自の遊技機を設置したいとの思いからプライベートブランド機の開発に至った」と経緯を説明した。

    出典:Amusement Japan
    プライベートブランド機をつくる理由は、ユーザーの意見を取り入れやすい、他店と差別化できる、台のコストダウンが狙えるといったものが挙げられている。確かに、ユーザーの意見を元に開発し、浮いたコストで還元できれば、そのホール独自の強みとなるだろう。プライベートブランド機が大量製造された例は、いまだ皆無に等しいが、この先ヒット機種が生まれる可能性はあるのだろうか。勝ちやすい機種が生まれるというのであれば、各社には是非とも頑張っていただきたいものだ。

     

    プライベートブランドのパチスロは、今のところシンプルなノーマルAタイプが多く、最低設定は回避しやすいようだ。また、パチンコは通常版よりもユーザーが求めるスペックになっていると言える。近隣に設置しているホールがある人は、攻めてみてもいいかもしれない。

    TOP:YouTube

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