【原作紹介】ネタバレ注意! 5分でわかる『魔法少女まどか☆マギカ』

2018/09/24

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  • madomagi0919
    2011年に全12話が放映され、大ヒットしたアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」。パチンコ・パチスロではすっかりおなじみのコンテンツであり、スマートフォンゲーム「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」のアニメ化が発表されたことで再び注目を集めている。
    パチンコ・パチスロユーザーの中には、原作をよく知らずに打っている人もいるのではないだろうか? 『まどマギ』のパチ&スロをより深く楽しむために、原作の内容を簡潔にまとめてみた。

    序盤は平和そうなアニメだが……

    大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、
    そんな平和な日々を送る中学二年生、鹿目まどか。
    ある晩、まどかはとても不思議な夢を見る。

    その日も訪れるはずだった、変わらぬ日常――。
    しかし、訪れたのは非日常――。

    まどかの通うクラスにやってきた、一人の転校生・暁美ほむら。
    まどかが夢で見た少女と瓜二つの容姿をした少女。

    偶然の一致に戸惑うまどかに、ほむらは意味深な言葉を投げかけるのだった・・・。

    出典:魔法少女まどか☆マギカ
    序盤はわりと平和そうなアニメである。第1話ではまどかの裕福そうな家庭が丁寧に描写される。転校生のほむらに意味深なことを言われるが、まどかにも視聴者にも何のことやらわからない。
    まどかと親友のさやかは第2話で謎の生物・キュゥべえから「僕と契約して魔法少女になってよ!」と告げられる。しかし、すぐには契約しない。魔法少女になればどんな願いも一つ叶えられるが、その代償に「魔女」と戦い続ける宿命を背負わされるという。タイトルに反し、主人公がなかなか魔法少女にならないところが本作の見どころの一つであり、物語中でその姿を拝めるのは、ストーリー終盤となる10話から。

    第3話で超展開

    マミるとは「首が飛ぶこと」「悲惨な最期を遂げること」となります。

    元ネタは「魔法少女まどかマギカ」というアニメの第3話において、魔法少女「巴マミ」が魔女「Charlotte」に優勢に戦っていたものの、突如現れた第二形態に首から上をガブリと一呑みにされて絶命したシーンです。

    魔法少女アニメというグロテスクとは無関係そうなジャンルにおいて、敵に頭を食われて絶命するというショッキングな出来事は視聴者に強いインパクトを与え、他の漫画やアニメで同じようなシーンに対して「マミる」と呼ばれるようになりました。

    出典:意味解説ノート
    魔法少女になることを決意したまどかとさやかだが、第3話のラストでマミ先輩の壮絶な死を目撃。エンディングテーマ曲も突然変わり、女の子っぽいキラキラした世界観が一変、陰惨な未来が示される。この時、悲惨な最期を遂げるという意味の「マミる」という言葉が誕生した。
    第3話の戦闘シーンはパチンコ・パチスロでは「VSお菓子の魔女」の演出に使われている。

    さやかの恋

    巴マミの死の動揺が醒めない中、恭介の怪我は現代の医療では治せないと知らされるさやか。奇跡か魔法でもない限りこの腕は治らないと自暴自棄になる恭介に、さやかは自らの願いで恭介を治すと決意し、恭介に「奇跡も、魔法も、あるんだよ」と告げます。

    キュゥべえと契約し、恭介の腕の回復を願うさやか。さやかの願いは叶い、恭介の腕は奇跡的な回復を見せます。

    魔法少女としても剣と回復魔法を武器にまどかと仁美を襲った魔女を倒し、順風満帆に見えたさやか。しかし、魔法少女の世界には彼女のセリフとは裏腹に希望はないことが徐々に明かされていきます。

    出典:ciatr
    さやかが魔法少女になると決めたのは、想い人の上条恭介のケガを治すため。さやかの片思いは「縁日デート」演出などに反映されている。恭介のケガは、さやかの願いの力で回復するが、「魔女と戦い続ける」という宿命には重大な秘密が隠されていた。

    ソウルジェムの秘密

    魔法少女の持っている「ソウルジェム」は、魔力を消費する度に少しずつ穢れが溜まってゆき、ソウルジェムが濁り切った時、その魔法少女は魔女化してしまう。この穢れを移す為の道具が「グリーフシード」である。

    グリーフシードは魔女が持っていて、魔法少女の間では、狩った魔女が落としたこれの所有で争う事も良くある様である。

    出典:はてなキーワード
    遊技機の役物として搭載されている「ソウルジェム」。魔力を使うたびに「穢れ」が溜まるので、魔女が落とす「グリーフシード」によって浄化しなければならない。
    ソウルジェムは魔力の源であるかのように思われていたが、実は魔法少女の肉体から分離された魂を収める器であり、遠く離すと魔法少女は生命活動を停止してしまう。

    杏子の戦い

    男勝りな口調に好戦的な態度なので粗暴で利己的な性格だと思われるが、他人を気にかけ(特にさやか)助けようとする、不器用ながらも純粋で優しい性格
    常に何かを食べている(お菓子やリンゴ)、食べ物を大切にしない人に対しては激しく激昂する。

    出典:マギレコまとめニュース
    さやかは恭介への片思いの末に自己嫌悪に陥り、追い詰められて「魔女」と化す。今まで魔法少女たちが戦ってきた魔女の正体は、絶望した魔法少女だったのである。
    杏子はより多くのグリーフシードを集めるために見滝原の町にやって来た魔法少女で、当初はさやかと対立していたが、最後には魔女化したさやかのために相討ちという道を選ぶ。

    ほむらの誓い

    彼女の”願い事”
    本来のほむらは、心臓病が治ったばかりの内気な少女だった。
    転校生として見滝原にやってきた彼女はまどかと親友になるが、まどかはワルプルギスの夜との戦闘により命を落としてしまう。
    自分を助けるよりもまどかに生きていて欲しかったと涙を流す彼女の下にキュゥべえが現れ、契約すればどんな奇跡も起こせると彼女に囁く。
    彼女が生み出したソウルジェムに込められた願いは「鹿目さんとの出会いをやり直したい。彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい」。
    その願いが彼女に与えたのは、時を渡る力だった。

    出典:ピクシブ百科事典
    第10話では、ほむらの「過去」が描かれる。「まどかとの出会いをやり直したい」と願ったほむらは、時間遡行の能力を獲得し、悲劇的な結末を回避するため、平行世界での戦いを何度も繰り返す。ここで戦っていたのが、パチンコ・パチスロともに重要な演出として位置づけられる最強の魔女「ワルプルギスの夜」である。第1話からずっとキュゥべえを敵視し、まどかが魔法少女(≒魔女)にならないよう働きかけてきたのは、まどかを守るためだったのだ。

    まどかの決意

    最終回(第12話)において、「過去と未来全ての魔女を生まれる前に消し去りたい。」という祈りを元にインキュベーターと契約し魔法少女になる。その為、全ての魔法少女は魔女化せずにそのまま消滅する世界に書き替えられた(それはまどかが魔女化した存在であるKriemhild Gretchenも例外ではない)。その結果、まどかは因果律をも超越した概念という存在となったが、人々の記憶から忘れ去られた存在となってしまう。ただ一人、書き換えられた世界を見届けて、まどかの形見とも言えるリボンを託されたほむらだけは、彼女の記憶や想いを受け継ぐのだった。

    出典:ニコニコ大百科
    全てを知ったまどかは、魔女が現れる仕組みそのものを変えることを願う。パチスロのロングフリーズで見られるのはこのシーンである。まどかの願いにより全ての魔法少女が魔女化する宿命から解放されるが、まどかは人としての存在を失い、ほむらを除いて世界中の人々の記憶からも消えてしまう。
    改変された世界で、まどかの存在は「円環の理」という概念として語り継がれている。

     

    アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」はいわゆる「鬱展開」が注目されがちだが、キャラクター一人一人の心情が細かく描かれている点が大きな魅力である。気になった人はぜひ原作を視聴していただきたい。

    TOP:YouTube

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