【原作紹介】ネタバレ注意! 5分でわかる『必殺仕事人』

2019/04/18

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  • mondo0405
    京楽の代表的コンテンツの一つ『必殺仕事人』シリーズ。今年2月には設定付き新規則機『ぱちんこ 必殺仕事人 総出陣』がリリースされ、好評稼働中である。
    長い歴史を持つ必殺仕事人シリーズだが、「江戸時代の暗殺家業の話?」という程度でしか原作を知らない人も多いのではないだろうか。そこで、現在ホールに設置されている仕事人パチンコを少しだけ深く楽しむために、原作のあらすじと主要キャラクターをざっくりとまとめてみた。

    「必殺仕事人」概要

    「必殺仕事人」は1979年5月から1981年1月まで放送。当時、テレビ連続時代劇「必殺シリーズ」は視聴率が低迷し、終了の噂が囁かれていたが、第15作の「必殺仕事人」はシリーズ最多の84話を数える人気作品となった。 その後も「新必殺仕事人」を始めとする続編が毎年のように登場。1991年~1992年の「必殺仕事人・激突!」でいったん途絶えたものの、およそ16年の時を経て「必殺仕事人2007」で復活。今年3月には「スペシャルドラマ 必殺仕事人2019」が放送された。

    仕事人① 中村主水

    ある日、悪徳札差・叶屋が殺されたことで、奉行所はそれを「仕業人」や「商売人」といった裏稼業の仕業と睨み、厳しい取り締まりを断行。それにより江戸からは裏稼業の連中は姿を消すことになった。

    それからしばらくして、八王子に左遷されていた中村主水が、勘定奉行稲葉の命により突如江戸に呼び戻された。
    実は、稲葉を動かしていたのは将棋会所主人であり闇の元締でもある鹿蔵で、その鹿蔵に裏稼業復帰を頼まれたが、主水はとぼけて立ち去って行った。

    直後に浪人・畷左門に人違いで襲われた主水は、襲わせた張本人である鹿蔵にもう一度会いに行き、赤井剣之介等のかつての仲間達の死に様を語って裏稼業復帰を断るつもりでいたが、鹿蔵の力強い決意を知ったことと隠し持っていた大量の小判に目がくらんだことで裏稼業復帰を果たし、左門とともに「仕事人」として活動することになった。

    出典:ニコニコ大百科
    中村主水が主人公となったのは「必殺シリーズ」第6作、1975年の「必殺仕置屋稼業」。初登場時は江戸北町奉行所の同心であった。「必殺仕事人」開幕の時点では八王子に左遷されていたが、勘定奉行・稲葉の命令で江戸へ呼び戻される。
    表の顔は「うだつの上がらないサラリーマン」でありながら、裏の顔は「晴らせぬ恨みを晴らす処刑人」。剣の腕は超一流で、複数の流派の免許皆伝を会得。パチンコではド派手な「X斬り」が彼の代名詞のようになっているが、実はドラマ(特に後期)では殺気を消した状態からの突きを得意技としている。

    仕事人② 飾り職の秀

    秀・・・腕のいい飾り職人で、天涯孤独のクールな仕事人。殺しの武器はノミを使用、後に簪で相手の首筋を刺す殺しわざとなる ☆ この作品のポイントは簪の秀の出現である。今まで必殺の視聴者は男性が圧倒的に多かった。ところが、三田村人気と共に若い女性がこのシリーズを見るようになり、流れが徐々に変化して行った。

    出典:必殺仕事人:飾り職人の秀の部屋
    表の顔は飾り職人、裏の顔はノミ(後にかんざし)を使う仕事人。登場初期は感情が高ぶりやすい若造で、主水から制裁を受けるなどしていたが、後に頼れる仲間へと成長していく。 パチンコにおいて期待度低めのキャラと位置づけられているのは、「新必殺仕事人」まではチーム最年少だったからであろう。

    仕事人③ 三味線屋のおりく

    『新・必殺仕事人』から『必殺仕事人V』までの仕事人シリーズに登場する人物である。表向きは腕の立つ三味線の師匠として、裏では老練な仕事人として生きてきた女性で、同じく仕事人の勇次を息子に持つ。元は上方(大坂)の生まれで、酔った際や旧知の人物と会うときには、上方訛りが出ることもある。『必殺シリーズ10周年記念スペシャル 仕事人大集合』の鹿蔵とは夫婦だった。

    経験が豊富で、際だって腕の立つ仕事人という設定で、仕事人グループの中では当初、中村主水と対等の立場であったが、次第に、主水から元締と呼ばれるようになる。殺陣の場面でも、主水と同列に扱われることが多い。

    出典:Weblio辞書
    「新必殺仕事人」から登場。表の顔は三味線の師匠で、裏の顔は仕事人の元締。かつて自分が処断した人物の子供――勇次を息子として育てている。
    武器は三味線のばちの他、ピストルや針も使いこなすなど、仕事人としての経験の豊富さを伺わせる。

    仕事人④ 三味線屋の勇次

    三味線の皮の張り替えや、三味線の家庭教師を生業としている。育て親は同じく仕事人のおりく。
    主水の妻のりつと義母のせんは彼から三味線を習っている。その為、裏稼業の仲間の内では、中村家に出入りが出来る数少ない人物。
    女好きの色男としても有名。主水シリーズからスピンオフされた「必殺仕切人」では主役も張った。
    仕切人が番組として成功すればシリーズが続く予定だったらしい。

    おりくとは血の繋がらない親子。実は勇次は過去におりくに葬られた的の子供であり、おりくが引き取って育てたという。しかしそれを恨んだ事などなく、「おっかさん」と慕いその絆は固い。

    出典:【ピクシブ百科事典】
    「新必殺仕事人」から登場。おりくの義理の息子。
    三味線の糸を悪人の首に巻き付け、相手を吊り上げるという豪快な技の持ち主。クールな性格でありながら、子供に優しい一面も持つ。秀とは性格上対立しているが、「仕事」ではコンビネーションを見せることもある。

    仕事人?⑤ 念仏の鉄

    初登場は第2作【必殺仕置人】で、同作の事実上の主人公。
    前作【必殺仕掛人】の藤枝梅安(緒形拳)を換骨奪胎したキャラクターであり(媒体に寄っては二匹目の泥鰌を狙ったとハッキリと書かれている)、表稼業の医術を殺し技にする享楽的な坊主頭の人物と云うのは確かに【仕掛人】に於ける梅安の描写と一致している。
    しかし、梅安とは違った怪人的な面を持つ豪放磊落な人物として描かれ、金を手にすれば女郎屋に足を向け、無い時には仲間からも金をくすねる等、
    共に登場した中村主水(藤田まこと)とはまた別の形で世のサラリーマンの理想を体現したキャラクターとして幅広い共感と憧れを呼び、その“必殺技”のインパクトもあってか、現在でもシリーズ最高のキャラクターとして中村主水と並び称されるに至っている。

    出典:アットウィキ
    ウィンドウ予告や一撃必殺リーチに登場する鉄は、実は「必殺仕事人」には登場せず、必殺シリーズの第2作「必殺仕置人」の主人公である。「必殺仕置人」は主水の初登場作品で、当時の主水は参謀的な脇役であった。
    元住職の接骨医で、得意技は人体骨格の知識と怪力による「骨外し」。レントゲン映像を用いた演出は、当時の視聴者に強いインパクトを与えた。

     

    仕事人はほかにも、組紐屋の竜や鍛冶屋の政といった人物が登場。長い歴史を持つ作品であるため、シリーズごとに特徴的なスタイルを持つ仕事人が多く登場する。原作ファンなら秀・勇次と鉄が共演していることに違和感を覚えるかもしれないが、パチンコならではの「夢のコラボ」と捉えればいいのではないだろうか。

    TOP:YouTube

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