【またか】JASRACがスロット&パチンコ民を責めてくるようです

2017/02/15

パチスロ速報

  • jasrac2902
    最近のパチンコ・パチスロは人気のマンガ・アニメとタイアップしたものが多い。となれば、ホールでその作品で使われている「音楽」が頻繁に流れることになる。

    JASRACとは

    「音楽」の著作権はもちろん作曲家・作詞家にある。しかし、使用されるたびに本人がいちいち対応していてはキリがない。そこで、著作者に代わって著作権を守っているのがJASRAC(日本音楽著作権協会)である。

    合法ヤクザという蔑称

    取り立ての凄まじさから「合法ヤクザ」などと呼ばれることもあるJASRAC。最近は「音楽教室」での演奏からも著作権料を徴収する方針を示し、各方面からブーイングを食らっている。

    パチンコ・パチスロにおける音楽使用料

    パチンコ店等における、パチンコ、パチスロ機などの遊技機を用いた上映、演奏について、2017年1月から管理を開始しました。
    手続きは、パチンコ店等のご経営者に代わり遊技機の製造事業者が行います。

    出典:一般社団法人日本音楽著作権協会 JASRAC
    遊技機メーカーはこれまでもJASRACに対し、使用楽曲の「複製権」の使用料を支払ってきた。ところが、2015年3月頃から、ホールにおける「上映権」に関しても別途支払いが必要だとJASRACが主張してきた。そして、2017年1月から、メーカーがホールに代わって、上映権を支払うこととなった。

    いくら払うのか

    上映権は1曲・1台あたり80円(3年間は経過措置として50円・60円・70円)。およそ40万円もするパチンコ機・パチスロ機に対して80円ぐらいなら大した額ではないように思えるが、10曲搭載した機種を1万台販売したら800万円。それも解釈の問題だけで新たに取れるようになったわけだから、JASRACはウハウハである。

    取り立ての背景

    JASRACは長年にわたり国内唯一の音楽著作権管理団体だったが、エイベックスが2016年2月に新会社ネクストーンを設立、JASRACに委託していた楽曲の移行を開始した。一極支配体制が崩れ始めた焦りが、新たに音楽教室やパチンコ・パチスロから取り立てを始めた背景となっているのかもしれない。

     

    新たに「上映権」が発生することとなったパチンコ・パチスロにおける音楽使用。遊技中に好きな曲が流れたら、改めて作曲家・作詞家に感謝しよう――JASRACにではなく。

    TOP:YouTube

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