ギャンブル依存症対策を求められているパチンコ・パチスロ業界に、ついにやり過ぎ感満載のアドバイザーが登場し、世間をざわつかせている。
【業界ニュース】
全日遊連、依存問題への対応を強化
https://t.co/JAoR9ts0ZE#パチンコ #パチスロ #全日遊連— パチンコ・パチスロ情報島 (@johojima) 2017年3月21日
理事会後の記者会見で阿部恭久理事長は、警察庁が業界団体に要請した依存問題への対応としてリカバリーサポート・ネットワーク(RSN)を増強していく方針を示した。 (中略) RSNや精神保健福祉センターに繋げられるような新たな仕組みとして、店舗に依存問題への適切な案内ができる担当者を育成し、アドバイザーとして配置する「安心パチンコ・パチスロ・アドバイザー」構想を検討。4月には全日遊連と都遊協の共催で、アドバイザーのための研修会を予定している。
全日本遊技事業協同組合連合会が、警視庁からギャンブル依存症の対策を迫られ誕生した、その名も「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」。
ギャンブル依存問題への適切な案内ができるアドバイザーを育成するというものだが、ネーミングが随分と直球である。
パチンコ・パチスロ産業21世紀会(21世紀会)は4月24日、東京都遊技業協同組合と全日本遊技事業協同組合連合会の共催のもと、都内で安心パチンコ・パチスロアドバイザー講習会を開催した。|Amusement Japan https://t.co/HCGmeSLd7k — Amusement Japan編集部 (@amusement_japan) 2017年4月28日
「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」は、依存症に対する知識や、その予防と対策に関してアドバイスが出来る。
ホール内で寄せられる相談に対して適切な対応を行ってくれるそうだが、どれくらいの需要があるのか正直疑問が残る。
>1ホール1名の配置を目標に掲げている「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」 ですって!?ええっ…?? https://t.co/Mb8rJxP0ku — 丈幻 5/11 丈トコ (@jogen_gp) 2017年3月16日
遊技客に対して依存問題への適切な案内ができるホール担当者を育成し、各店舗に配置していく「安心パチンコ・アドバイザー」では、4月下旬の東京会場を皮切りに、全国6地区で開催することを報告。会見で阿部恭久理事長は「まずは6会場で3000名程度の受講になるが、将来的には1店舗に3名ずつの配置を考えている」と述べ、DVDによる講習やその理解度をテストする制度、さらには第三者機関による認定制度なども検討していることを明らかにした。
将来的には1店舗に3名ずつの配置を考えているという。RSNに電話相談をするよりも、ホール内で相談出来た方が確かに気軽だし敷居が低い分相談し易いのかもしれないが、こちらが心配になってくるほどの勇み足な気がしてならない。
マルハンが依存症対策で「自己申告プログラム」を導入!欠点だらけの背景には業界の葛藤? https://t.co/y0asjm1LLe — どぉあんFX (@doan2525) 2017年4月20日
パチンコの利用制限や出玉規制も、ギャンブル依存対策案-関係者 https://t.co/D0KCecE5pG @bloombergjapanさんから — 古都奈良通信(奈良県情報ブログ) (@narakenjoho) 2017年4月1日
「内からも外からも、ギャンブル依存対策を行う熱心な業界」という見方も出来るが、内からの対策が的外れな感じがしてしまい、「自分たちでギャンブル依存の対策を行っているのでこれ以上の規制は止めてください」という姿勢に見えてしまう。
「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」の講習は、全国6か所で行い約3000人が受講する予定だ。
どんな施策を打っても叩かれてしまう業界であることに間違いはないが、バカバカしいと言われても、続けていけばもしかしたら実になるかもしれない。