パチンコ・パチスロ業界の厳しい規制に伴い、当たり前の話ではあるがパチンコ周辺機器の業界も大打撃を受けている様子だ。
パチンコ関連機器市場規模は縮小し1兆14億円https://t.co/sdnbUIlJ6i
— グリーンべると編集部 (@web_greenbelt) 2017年9月26日
矢野経済研究所は9月22日、「2016年度パチンコ関連機器市場調査」の結果を発表した。 それによると2016年度のパチンコ関連機器全体(パチンコ機、パチスロ機、周辺設備機器)の市場規模はメーカー売上金額ベースで1兆14億円。前年度比で88.5%、1,299億円のマイナス成長となった。
相次ぐ規制の煽りを受けて、縮小していくパチンコ業界。当然のことながらそれに伴ってパチンコ関連機器の市場もマイナス成長となった。日本経済にも影響があるのだが、パチンコ関連という業種柄か、大して取り沙汰されていない状況なのが悲しい。
上場してるパチンコ関連企業は軒並み潰れるよ。これらの失業者をどうやってゲーセンが吸収するわけ・・ pic.twitter.com/lo1ZgX6nZ6 — たくろう(緑) (@takurou7) 2017年9月8日
遊技機器は半導体が数多く使われており、画面も液晶で、今や完全な電子機器である。遊技機器市場の停滞は遊技機器およびその周辺機器(台間玉貸し機、ホール制御システム機器)など電子機器メーカーだけでなく、こうした機器メーカーを販売先に抱える電子部品メーカーや電子部品商社にも影響が大きい。
出典:Business Journal
ドミノ倒しのように関連企業が苦戦を強いられている。パチンコ市場が縮小する限り、負の連鎖は止まりそうにない。ホール同様、規模縮小や倒産を余儀なくされる企業も出てくるだろう。
パチンコは個人的に嫌いだけど、これのおかげで仕事が減った。日本のCG会社も大打撃状態です。 https://t.co/IVH4o9uKc2 — D.Vader Sith Lord F1 (@Vader0208) 2017年9月6日
パチンコ関連機器市場の約9割を占める遊技機市場は、2012年度以降、5年連続で減少。2016年度のパチンコ機市場は前年度比85.6%の5,245億円、パチスロ機市場は同96.7%の3,576億円となった。ホールの業績悪化による遊技機への投資意欲の低下、新規出店数の減少の影響を強く受けた。今後について同社では、新規則の施行も予定されており、ますます厳しい市場環境になると予測した。
パチンコ関連企業の中でも、遊技機市場は2012年度以降5年連続で減少している。しかも、今後も新規制の施行が予定されているため市場は好転することはないとの見方が強いようで、明るい未来が見えそうにない。
【記事更新です!!】 ぱちんこドキュメント!! : 確信した、パチンコ業界は何があっても安泰だわ https://t.co/StCQFvgYI0 pic.twitter.com/PyJaZizcZD
— ぱちんこドキュメント!! (@pachiniko) 2017年1月9日
『レジャー白書2017』の報告によれば、パチンコ業界は余暇市場全体の約30%を占めていますからね。全体に影響を与える存在ですから、簡単に消滅することはないでしょう。パチンコ業界が、警察の天下り先というのは語るまでもないことですしね。もちろん不安要素は多いですが、完全になくなるとは考えづらいという声も上がっています
衰退の一途を辿る斜陽産業と言われる業界ではあるものの、警察の天下り先として存在している限りは、パチンコ業界は守られるはずという意見もある。ということは、周辺機器の業界も消滅することはないのだろう。しかし、生き残れるのは大手くらいなのではないかという危惧は拭えない。
2018年2月より施行される予定の出玉規制によってホールの市場規模が縮小すれば、おのずとパチンコ周辺機器の業界も厳しい状態になる。今後、どのようにして生き残りの道を模索していくのか業界の動向に目が離せない。