景気が悪くなる要素ばかりが増えているこの業界。そんな中、大手メーカー平和が業績予想を不安になるくらいの下方修正を行い、心配の声が上がっている。
【パチンコニュース】 『平和』業績予想「-400億円」に激震……カジノ進出果たす「サミー」「ユニバ」業界制圧待ったなしか? – Business Journal:… https://t.co/jgUiw95ais #パチンコニュース #パチンコ情報 #パチンコ業界ニュース pic.twitter.com/JwG7jMqDGy
— パチンコ業界ニュース (@pachi_newsflash) 2017年10月27日
同社は24日取引終了後、18年3月期通期の連結業績予想の下方修正を発表した。売上高を1752億円から1324億円(前期比28.9%減)へ、営業利益を321億円から115億円(同68.6%減)へ、最終利益を208億円から44億円(同83.7%減)へそれぞれ減額した。
平和が2018年の3月期通期の業績予想を、400億円も下方修正し発表したため、業界に衝撃を与えた。「倒産危機」というワードが頭をよぎってしまう。
ゴメンね・・パチンコ産業はもう終わりなの速報 : 平和が大幅な下方修正発表!! だがまだ利益は高い。どんだけメーカー儲かってんだ。 https://t.co/ZTscK56yqD pic.twitter.com/jqr69s0d6U
— gomepachi (@gomepachi) 2017年10月24日
その修正理由に、平和HP「業績予想の修正に関するお知らせ」によると、遊技機規則の改定(5号機から6号機へ)による先行き不透明感の高まり、パチンコ店の需要が実績あるシリーズ機にのみ集中し、その他タイトル機種の販売状況が低迷している点を挙げた。
業績不振の理由として、遊技機の6号機への規則改定に伴う先行き不安や、台の販売状況が芳しくなかった点などを挙げている。確かに、最近の平和はヒット台に恵まれていない感はある。
パチンコ、ゴルフの「平和」に何が起きているのか? ゴルフ事業は低迷する遊戯事業の不振を補えるか | 投信1 | 1からはじめる初心者にやさしい投資信託入門 https://t.co/BZze9jPeVV — BoyMeetsDonbee (@bettygroban) 2017年9月20日
PGMについては、2017年3月期末時点で132のゴルフ場を保有しており、アコーディア・ゴルフと並びトップクラスのポジションを確保しています。
また、PGMではブランドや運営体制の強化、会員募集の促進、ゴルフ場のM&Aなどに取り組むことで、競合他社との差別化を図り、規模をさらに拡大していく方針を示しています。
事業別では、遊戯事業の売上高は同▲71%減、営業利益がゼロとなった一方で、ゴルフ事業は売上高が同+4%増、営業利益が+4%増と増収、増益となっています。
平和は、2011年にレジャー産業への進出を行っている。上記は8月に発表された2018年3月期の決済予想であるが、遊技事業を補うようにゴルフ事業が利益を出しており、ゴルフ事業に救われている形となっている。
セガの株価下落原因がぷそ2だと思っている人多いけど、現実はカジノだからねhttps://t.co/lA9Q6LSlD8
— せいら@Ship9-4-8 (@nszk_sayla) 2017年9月21日
パチンコメーカー「サミー」は今年4月、韓国初のカジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)「パラダイスシティ」を韓国「パラダイス社」と共に開始した。「exciteニュース」の取材によると、サミーの里見治会長兼社長は「日本のIRは日本企業がきちんと運営していく必要がある」と述べた。また、IRに関して「ノウハウは日本企業の中でどこよりも持っている」と将来の日本IR事業参入に向けて、自信とやる気を伺わせた。
この他にも、パチスロメーカー「ユニバーサルエンターテインメント」はフィリピンマニラに大規模IR「Okada Manila」を2019年に完成させる予定となっている。
サミーやユニバーサルがカジノ事業に乗り出しているのは周知の通り。実現すれば相当の利益が期待出来るが、日本国内でのカジノ運営はまだまだ時間がかかりそうである。堅実なゴルフ事業に手を伸ばした平和にエールを送りたい。
6号機の規則云々を吹き飛ばせるくらいのヒット台を作る事が出来れば、全て杞憂に終わる話ではある。「平和な未来」が訪れる日が来るのか、平和の行く末を見守りたい。