【養分】マルハンがトンデモナイことになっているんだが

2016/12/17

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  • maruhan12
    テレビCMも打っている業界最大手チェーン「マルハン」。さぞ儲けているのだろうと思いきや、売上は大きく下がっているらしい。

    中間決算

    マルハンが平成29年3月期の中間期決算短信(平成28年4月1日〜9月30日)を発表した。それによると、売上高は前年比11.1%減の8,659億5,100万円、営業利益は同38.7%増の295億2,200万円、経常利益は同34.3%増の295億5,300万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同43.4%増の203億6,700万円の減収増益となった。

    出典:遊技通信web
    平成29年3月期の中間決算によると、「売上高」は前年比マイナス11.1%。だが、「経常利益」はプラス34.3%で、「減収増益」となっている点に注目したい。

    昨年よりはマシ?

    ㈱マルハン(韓裕代表取締役社長)は5月27日、平成28年3月期の決算短信(連結)を公表した。

    グループ全体の売上高は1兆8,988億7,000万円(前期比4.0%減)、営業利益は397億4,800万円(同35.4%減)、経常利益は405億2,800万円(同36.5%減)、当期純利益173億9,800万円(同40.2%減)の減収減益となった。

    出典:パチンコ・パチスロ業界ニュース『遊技日本』
    平成28年3月期の決算では「減収減益」であった。引き続き「減収」でも、今年は「増益」となった分、昨年に比べればマシな状態と言えるかもしれない。

    減収増益とは

    増収増益…売上も利益もあがる、すばらしい状況
    減収増益…売上は増加しなかったが、変動費と固定費の削減に成功した
    増収減益…売上は増加したが、「値が通らず」利益がでなかったかもしくは変動費・固定費が増加した
    減収減益…売上も利益も減少し、改善が必要

    出典:決算書.com:決算書の読み方・使い方・見方がわかる!
    売上も利益もアップするのが理想的。しかし、売上が減っても、コストの削減に成功すれば、利益は上げられる。

    何を減らしたのか

    売上げ原価に関して、決算報告の注釈に、パチンコ、パチスロの機種代金を原価に計上してあると書いてありました。
    これは前回の決算の話で少し触れましたが、これら機種代金は考え方によっては原価にも減価償却にもなりえます。マルハンは原価として計算しているということです。
    売上原価の大半は、客への還元(法律上還元はできないので、特殊景品の仕入れのはず)と機種代金でしょうね。

    出典:数字で考えるパチスロ理論
    パチンコホールの支出と言えば、機械代・人件費・宣伝広告費、そして「特殊景品の仕入れ費」が考えられる。減収増益となったのは、「お客様に出す特殊景品を減らした=パチンコの釘やパチスロの設定を渋くした」おかげなのかもしれない。

    「マルハン」が減収したことの意味

    マルハン
    言わずと知れた、リーディングカンパニー。その実力と知名度は地域を選ばず。関東圏内でも圧倒的な存在感で君臨しています。
    都内だけでも約20店舗、 関東圏内の店舗数は50店舗強。
    営業スタイルはずばり、No.1戦略です。出店=地域一番店が義務付けられており、実際にどこの店舗に行っても、一定以上の顧客が存在しております。

    出典:パチンコ店 役職者のブログ
    コスト削減で「増益」になっているとは言え、「業界No.1」のマルハンが売上を落としていることの意味は大きい。パチンコ業界全体の衰退を表している。

     

    たとえ業界最大手でも、あくどいボッタクリ営業をすればいつか客は離れていく。お客様目線の優しい営業をしてほしいと願う。

    TOP:YouTube

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