【原作紹介】ネタバレ注意! 5分でわかる『戦姫絶唱シンフォギア』

2018/10/28

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  • sym1024
    2017年8月、SANKYOよりリリースされた『CRフィーバー戦姫絶唱シンフォギア』。導入開始から1年以上経った今でも設置台数が多く、2018年12月には甘デジ版がリリースされるということで改めて注目が高まっている。
    ユーザー諸氏の中には、原作を知らずにシンフォギアのパチンコを打っている人も多いのではないだろうか? 原作を知らなくても楽しめるとは言え、知っていればより深く演出を楽しめるもの。かと言ってアニメ全話視聴するのは忙しくて無理という人のために、原作の魅力をざっくりと紹介しよう。

    「戦姫絶唱シンフォギア」概要


    2012年1月から3月にかけて第1期が放送されたオリジナルTVアニメ。2013年7月より第2期「戦姫絶唱シンフォギアG」、2015年7月に第3期「戦姫絶唱シンフォギアGX」、2017年7月に第4期「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」が放送され、さらに2019年4月には第5期「戦姫絶唱シンフォギアXV」が放送開始予定となっている。
    上記の作品の中で、パチンコ・パチスロの演出で使用されているのは、第1期と第2期のみである。

    この作品では主人公である少女たちが自らの歌によって変身し、文字通り「歌いながら戦う」。歌が大きな力を持つという世界観をもつアニメ・漫画・ゲームは様々あり、主人公やヒロインが戦闘中に歌うものなら『超時空要塞マクロス』シリーズなどの前例もあるが、歌い続けなければ戦闘力を維持できないというコンセプトが与えられているのは珍しい。しかも「急に歌うよ」。

    このようになったのは企画書の「ヒロインは歌によって得た力で戦う」という設定を伊藤達文監督が「ヒロインは歌いながら戦う」勘違いしていた事に対し、原作の金子・上松が即座に「それ、良いかも!」と軌道修正したという経緯が後のインタビューやTwitterで明かされている。

    出典:ニコニコ大百科
    パチンコの通常時演出での解説や、激熱演出「聖詠」・「絶唱」の存在から、パチンコファンには周知のことであろうが、本作のコンセプトは「少女たちが歌いながら戦う」というもの。驚いたことに、このようなコンセプトになった発端は企画書における勘違いだったという。

    作中では、シンフォギアを起動できる人間を「装者」と呼び、「聖詠」はざっくり言うと、シンフォギアを起動させるために必要な歌。「絶唱」とは、装者の最大最強の攻撃手段で、いわば最後の切り札。威力は絶大だが、装者への負荷も命に危険が及ぶほどに絶大。

    「戦姫絶唱シンフォギア」の世界観


    作中でシンフォギア装者たちが戦う「ノイズ」は、人間を炭素の塊へと変えてしまう性質を持ち、特異災害と呼ばれている。ユーモラスな見た目だが、普通の人間は触れただけでほぼ即死、物理的な攻撃もほとんど受け付けないという恐るべき敵である。その正体は、超先史文明期の人類により作り出された、「人間だけを殺す自律兵器」。
    それに唯一対抗できる手段が、歌によって「聖遺物」の力を引き出す「シンフォギア・システム」である。

    なぜ「最終決戦」には3人しかいないのか?


    原作を知らないユーザーが『CRフィーバー戦姫絶唱シンフォギア』を打っていてまず疑問に思うのは、「どうやら主要キャラは6人いるようだけど、なぜフィーネと戦う最終決戦には3人しかいないの?」ということではないだろうか?
    実は、最終決戦とは「第1期」のラストバトルであり、登場しない3人は「第2期」の新キャラクターなのである。仲が悪いとか怪我で出場停止とか、そういった事情ではないので安心してほしい(仲の良し悪しはぜひ原作をご覧いただきたい)。ちなみにフィーネは、超先史文明期の巫女で、器を介して何度でも転生する。
    それでは以下、シンフォギア装者としての力をお披露目した順に、キャラクターを紹介していこう。

    風鳴翼(CV:水樹奈々)


    アニメの主人公は立花響(たちばなひびき)だが、装者としての力を最初に見せたのは風鳴翼(かざなりつばさ)。天羽奏(あもうかなで)と共に、人気ヴォーカルユニット「ツヴァイウィング」として活動。翼は第1号聖遺物「天羽々斬」の適合者、奏は第3号聖遺物「ガングニール」の装者であった。

    立花響(CV:悠木碧)


    ツヴァイウィングのライブ会場に突如ノイズが発生。この日、響は観客として会場にいた。重傷を負った響を守るため、奏は最大最強の攻撃手段「絶唱」を発動して命を落とすが、ガングニールの力は胸に破片が突き刺さったことで響に受け継がれた。後に響はノイズとの実戦や風鳴弦十郎(特異災害対策機動部二課の司令官で、翼の叔父)の特訓により、シンフォギア装者として成長していく。

    雪音クリス(CV:高垣彩陽)


    第1期の前半は翼と響に敵対する謎の少女として登場。第2号聖遺物「イチイバル」の適合者で、さらに完全聖遺物「ネフシュタンの鎧」を使いこなすクリスに対し、翼は「絶唱」を発動して瀕死の状態にまで追い詰められた。後に、戦いの中で3人は和解し、共闘することになる。
    リーチ演出としておなじみの「S2CA・トライバースト」は、響・翼・クリスのコンビネーションであり、響が3人の絶唱を調律し、かつ反動を抑制するというもの。第2期の第1話で初めて使用された(つまり、時系列的には「最終決戦」より後である)。

    マリア・カデンツァヴナ・イヴ(CV:日笠陽子)


    デビューから2ヶ月で米国チャートのトップに昇りつめた歌姫。第2期は翼とマリアの合同ライブから始まるが、ライブの最中に突然、マリアが全人類に対して宣戦布告。「黒いガングニール」を纏い、第1期のラスボス「フィーネを継ぐ者」=「フィーネの魂を宿す器」として華々しく登場した。しかし、後に「ただの優しいマリア」、つまりはフィーネの魂を宿していないことが明らかになる。

    暁切歌(CV:茅野愛衣)&月読調(CV:南條愛乃)


    切歌と調は、マリアと行動を共にする謎の装者として登場。切歌は魂を切り刻む翠の大鎌「イガリマ」、調は肉体を伐り刻む紅きノコギリ「シュルシャガナ」を操る。シンフォギアチャンスで2人セットにされていることでもわかるように、大変仲良しである。調のセリフ「切ちゃん、カモネギ」は、響・翼・クリスの通う「私立リディアン音楽院」に2人が潜入した際、翼を発見して言ったものである。ちなみに調は、真のフィーネの器であるが、当のフィーネは最終決戦で響の思いが通じて野望を捨てていたため、再誕することはなかった。

     

    少女たちの熱い戦いを名曲の数々が盛り上げる「戦姫絶唱シンフォギア」。少しでも興味が湧いたら、とりあえず第1話だけでもぜひご視聴いただきたい。パチンコでは雑魚キャラ扱いされているノイズが、本当は非常に恐ろしい敵であることがわかるはずだ。

    TOP:YouTube

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