ひと昔前はサービスの一環としてホールのスタッフが「目押し」をしてくれたが、今ではほとんどのホールで禁止となっている。では、なんで「目押し」をしてくれなくなったのだろうか。
では、いつからホール側が「目押し」をしてくれなくなったのか。
2011年8月1日、風営法厳格化により…
『店員さんの目押しサービスが禁止』されていたんですね〜っ!!
出典:店員さんの目押しサービス禁止!? | サラリーマン ジャグラー攻略打法
そして、以下のような条例があって、これが2011年8月から厳格化されたのだという。
それでは何故スロット店の店員が図柄を揃えてはいけないのでしょうか。
実はスロット店の営業に関わる風営法では下記のような取り決めがあるのです。
第8条( 遊技場等営業者の遵守事項 ) 第1項第4号
第三者の行為により勝敗又は賞品の得失を決めるような遊技をさせないこと
つまり「技術介入要素である目押しを店員が行うことは勝敗の手助けとなるような明確な遊戯補助である」と解釈することができるからです。
出典:スロット店員が目押ししてボーナスを揃えるのって禁止なの?〜タブーシリーズ1〜【パチジョブnavi】
現在は、この風営法を解釈する地域の警察次第となっている。別の解釈もできなくはなく、まだホールの店員が「目押し」をしてくれるホールも存在しているのだとか。このように風営法が厳格化されたため、多くのホールがスタッフの「目押し」を禁止しているのが現状だ。
昔は、BIG中でもチェリーやスイカを取りこぼさないようにだとか、あえてそれらの子役を外すことで大当たりの獲得枚数が変動し、出玉に大きく影響したことがあった。
しかしながら現在のパチスロ機は技術介入要素が低くなっている。『ゴット』や『バジリスク』といった台を打っていれば意識され難くなっていることがわかるはずだ。しかし、パチスロがはじまってからずっと変わっていないのが、「パチスロという遊戯は技術介入遊戯」だということである。
『パチスロの定義は「技術介入要素があるもの」だそうです!!』
つまり、遊戯者の技術で出玉に多少なりとも差が出なくてはいけない訳です。
5号機になってからは技術介入は重きを置かれていませんが、ボーナスだけでなく、チェリーやスイカだって目押しが出来なければ揃いませんからね。
出典:店員さんの目押しサービス禁止!? | サラリーマン ジャグラー攻略打法
混同されがちだが、海外にあるようなスロット機とパチスロ機は、根本的に異なるもの。
カジノ式のスロットの場合
レバーオン→10枚役に当選→リールにも自動的に10枚役が揃う→ストップボタンのタイミングに関わらず10枚の払い出し という流れに対して、
パチスロ式の場合は、
レバーオン→10枚役に当選→ストップボタンを押して10枚役の図柄を揃える→初めて10枚の払い出しが行われる
という流れになるのです。
出典:スロット店員が目押ししてボーナスを揃えるのって禁止なの?〜タブーシリーズ1〜【パチジョブnavi】
本来は、「目押し」ができないと損をするシステムになっている。だから昔はみんな「取りこぼし」しないように目くじらを立てて打っていたし、「目押し」が出来ない人を見つけるなりハイエナしようと虎視眈々と狙う輩もいた。
総括すると、パチスロは技術介入要素のある遊戯なので、第三者(店員、隣の人も含む)が「目押し」をすると、勝敗に影響するからダメだという解釈が全国の警察では主流であり、それに伴いホールが禁止しているということになる。
では、「目押し」ができない人はどうしたらいいのかというと、ホールによっては目押しはしないが店員がプレイヤーの肩を叩いたり、「はいっ、はいっ」と声をかけて「目押し」のタイミングを教えてくれたりする。
1991年にリリースされたアポロン(北電子・3-2号機) 「5連アポロン」が今じゃ考えられないほどの射光性www こいつのコウモリ柄のREGを目押しできるようになるには相当K使った。懐かしの目押し修行台だ。今じゃ絶対見えないなwww pic.twitter.com/7AAho4NWJI — ミゲル・デ・破門 (@miguel_de_hamon) 2015, 6月 20
上記のツイッターのように多くの人々が「目押し」に苦労し、払い出しが雲泥の差になるような機種は、今ほとんどない。であれば「目押し不要」のAT、ART機を打つという選択肢だって、今のパチスロファンにはある。ただパチスロファンとしては、「目押し」ができた方がパチスロは数倍楽しめる思う。
今はパチスロアプリなどもあるし、チェリー、スイカを揃えても特殊リプレイとなっていて払い出し事態がなかったり、少なかったりする機種もある。なので取りこぼしても気落ちすることなく、是非「目押し」を身につけてパチスロライフを楽しんで欲しいと思う。