【これはヤバイ】パチンコ適合率が最悪らしい

2016/08/22

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  • koreyabai08

    MAXタイプの撤去期限が迫る中、7月の適合率は今年ワーストを記録してしまったという。今後の新台が心配だ。

    適合率とは

    パチンコ・パチスロは完成しても勝手に設置していいわけではなく、保通協(一般財団法人保安通信協会)の型式試験を受けなければならない。試験を受けた機種のうち何割が合格したか、という月ごとの数値が適合率である。

    最悪の結果

    2016年7月の適合率は、パチンコ部門38.0%、パチスロ部門34.7%。パチンコは適合率・適合件数共に今年のワースト記録となった。ちなみに今年1月のパチンコ部門適合率は48%であった。

    手数料がかかる

    保通協の型式試験は無料ではない。莫大な手数料がかかる。どのぐらい莫大かというと……

    保通協の手数料収入

    型式試験機関の保通協(一般財団法人保安通信協会)の2015年度(2015年4月1日から2016年3月31日)の「遊技機の型式の検定」手数料収入が前年度の約16億9,500万円から約7億1,780万円(42.3%)増えて約24億1,280万円を計上していたことが保通協のホームページに公開されている。

    出典:WEB Greenbelt

    2015年度の受理件数は計1508件であったというから、単純計算で1件あたり160万円もかかっていることになる。これだけ支払って試験を受け、7月はおよそ3件に1件しか合格しなかったのである。

    それでも値下げ済み?

    保通協は2011年に総務省から手数料の見直しを求められ、値下げを実施したという。

    「手数料収入の超過により、相当額の剰余金が発生しているにもかかわらず、手数料の額を据え置いている。また、審査業務の省力化に応じ、手数料を割り引く余地がある」などと指摘。具体的には「(毎年)継続して事業収入の10%にあたる約3億円の事業活動収支差額(剰余金)が発生しているが、手数料の見直しが行われていない」「審査の初期の段階で遊技機の不適合が見つかり、申請者の希望に応じて審査を途中で終了する場合も、手数料は全額徴収し、申請者に過度の負担を求めている」として、改善を促している。

    出典:PLAY GRAPH WEB

    それでも実に羨ましい手数料収入である。

     

    適合しなければ新台は出せない。しかも手数料は返ってこない。適合率ダウンはメーカーにとってもユーザーにとっても痛手である。

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