大手パチスロメーカーが大ピンチ。かつて「アルゼの岡田」として名をはせた岡田和生会長の不正疑惑を発端に、痛々しいお家騒動が巻き起こっている。
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— 株式会社プレミアバンク (@premierbank1224) 2017年9月3日
ユニバはかつて、岡田会長がフィリピンに建設した大規模IR「オカダマニラ」をめぐり、朝日新聞の報道が名誉棄損に当たるとして提訴したことがある。この戦いはユニバ側の勝訴に終わった。
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【弱】ユニバーサルが朝日新聞に勝訴した模様
4年間に渡る攻防が決着したのも束の間、わずか4ヶ月後に今度は身内間での訴訟騒ぎが勃発した。
『経営者として不適格者』ユニバの岡田会長を取締役候補から除外【リンクあり】 https://t.co/9kyjVUnDUN pic.twitter.com/J2oJsGAozL
— ヤキウ (@KaidouYugi) 2017年6月30日
6月8日、ユニバーサルエンターテインメントは、重大なガバナンス違反(不正な資金流用の可能性)を理由に、取締役会長である岡田和生氏の権限を停止すると発表。併せて、外部弁護士で構成する特別調査委員会を設置すると発表。
5月23日の臨時取締役会において、内部監査部門が報告した。
6月16日、Okada Manila(運営子会社Tiger Resorts Leisure and Entertainment)は、岡田和生氏をボード議長から更迭すると発表。
6月19日、ユニバーサルエンターテインメントは、特別調査委員会の調査経過として、新たに2件の岡田和生氏による不正な資金流用の疑いが発見されたと発表。
出典:カジノ IR ジャパン
6月8日、不正な資金流用の可能性があるとして、ユニバが岡田会長の権限を停止。19日には特別調査委員会によって新たに2件の不正資金流用疑惑が浮上したと発表した。
【悲報】ユニバ創業者の岡田和生氏、株主総会の入場を拒否される。
⇒https://t.co/3uEb9XCHIy pic.twitter.com/GpE6MCSoPL— パチンコ・パチスロまとめ記事 (@new_info20) 2017年6月29日
パチスロ機メーカー最大手、ユニバーサルエンターテインメント(ジャスダック上場)の定時株主総会が6月29日、東京都港区台場のホテルで開かれた。株主総会では、オーナー創業者であり、会長として同社の実権を握っていた岡田和生氏(74)が、取締役から外される議案の採決が予定されていた。総会開始前に、株主として入場しようとした岡田氏と会社側が押し問答をし、入場を拒否される事態となった。
出典:毎日新聞「経済プレミア」
6月29日、ユニバの定時株主総会で、岡田氏が「株主」として入場しようとするも会社側がこれを拒絶。岡田氏を取締役から外す人事案が賛成多数で可決された。
ユニバ、こんなことで明日爆下げするようなら、
私の思考と相場のずれがあるということなので、
方針を再検討しなければならないかもしれません。ユニバーサル創業者、「お家騒動」の和解求め家族を提訴 https://t.co/IGLBbvR9gS @Reuters_co_jpさんから
— 自覚のあるギャンブラー (@tuku1234567) 2017年7月3日
ユニバーサルエンターテインメント(6425.T)の創業者、岡田和生氏(74)が、同社および筆頭株主である「岡田ホールディングス合同会社」(岡田HD、本社:香港)の取締役を解任された問題を巡り、自らの後継者としてきた長男のほか、長女、妻を相手取り香港の裁判所に訴訟を起こしたことが、ロイターの調査と岡田氏へのインタビューでわかった。
反旗を翻した側(息子・娘・妻)はそれなりの証拠と根回しをした上で決行したはずなので、裁判で和生氏側が勝利する事はないでしょう。
しかし、問題はユニバーサルの今後です。
本来なら、「前会長を更迭しました」という説明では不十分であり、
「これからユニバはこう変わります」
というのを大々的にアピールしなければいけません。
現経営者側はその発想がズッポリ抜け落ちています。
出典:メタボ教授のパチスロ研究室
岡田氏は「岡田ホールディングス合同会社」の筆頭株主にして取締役を務めていたが、5月、第2位株主であった長男らによって解任されていた。これを不服として、岡田氏は長男らを相手取り、訴訟を起こした。家族を訴えるというのはどんな気持ちなのだろうか。
<大手パチスロ>「前会長が22億円不正流用」報告書公表 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース https://t.co/o0JJG9ZI7U ユニバwww
— えくやん@何か人として致命的な欠陥がある (@xerespm) 2017年8月31日
報告書によると、岡田氏は2015年、自分の同族企業であるオカダ・ホールディングス(本社・香港)が第三者に貸し付けた約20億円を回収するため、側近の取締役に命じて、ユニバーサルエンターテインメントの香港子会社から、第三者の個人企業に20億円を貸し付けさせた。この20億円は直後にオカダ・ホールディングスに還流し、岡田氏はこのうち8億8700万円を美術品購入の支払いに充てた。
出典:毎日新聞「経済プレミア」
8月30日、岡田氏の不正資金流用疑惑について特別調査委員会は「少なくとも22億円の損害を会社に与え、趣味の美術品などの購入に充てた」と報告。さらに、岡田氏は調査期間中、前取締役の家に乗り込んでいって「すべてお前がやったことだ」と脅したという。
栄光の日々から一転、家族から追い落とされ、法廷で争うという地獄。盛者必衰という言葉を思い起こさずにはいられない。