パチスロの設定推測は従来、予習・実践・検証という手間のかかるものだった。それが今ではスマホのアプリで、高設定と思しき台の「位置」がわかってしまう時代になったのである。
これまで対象エリアが限定されておりました「カチナビ」が“全国対応”となりましたので、お知らせ致しま~す
盛り上がっている地域をチェックしてみましょう
⇒https://t.co/BkrC9jSbIc pic.twitter.com/3D59kwmCVg— ぱちガブッ!【公式】 (@pachigabu_jp) 2017年7月28日
【カチナビとは?】
マイスロ遊技データをユーザー間で共有し、地図上で確認できるサービスです。
マイスロ遊技データをもとした「エイリやんマーカー」を地図上に表示し、盛り上がっている地域を探すことができます。
出典:カチナビ
サミーネットワークスが提供している位置情報サービス。マイスロの遊技データに基づいて、地図上の「盛り上がっている地域」に「エイリやんマーカー」を表示するというもの。利用料金は無料。
トロフィー出なかったのにカチナビに載ってる…。どうなってるの?
ART中のハズレで4以上は確定しててボーナスが奇数だったんで5と認定していましたが…。(;^_^A pic.twitter.com/nqdZQFyTC8— miyaz31 (@miyaz31) 2017年1月29日
カチナビ見るとオレのツイン銅トロフィー出てるんだけどツインは金以上しか出ないじゃん?まぁ1っぽくはないけど
— ふたとじ (@futatoji) 2017年8月7日
※エイリやんマーカーは、マイスロ遊技データの大当り確率をもとに表示しています。
と、トロフィーデータによるモノではない風な注釈が書かれていたりもしますが、マイスロのトロフィーコレクションページから「これでもかっ!」っていうくらいリンクされているので実態はどうやら。
「地図のアイコン(マーカー)は、マイスロで見ることの出来る小役やボーナスの当り確率から自動算出されていますが、この際、試行回数が少ないなどの、遊技者目線で信頼度の低いデータは除外されるようになっています。それが何かはお話しできませんが…… 逆にぱっと見、信頼度が低そうなデータでも、遊技されている方にゲーム数以上に『信頼出来る何か』が発生していれば、低いゲーム数でも表示されるようになっています」
出典:スロガイ☆フラグ
サミーの最近の機種は設定推測要素として「エイリやんトロフィー」を表示するものが多い。ならばこの「トロフィー」が出た場所をカチナビの「マーカー」が示しているのかと思いきや、必ずしもリンクしているわけではないらしい。また、公式の説明では「大当り確率をもとに表示」とされている。
トロフィーとマーカーの関係について公式の発表は出ていないが、とりあえず「ゲーム数が回っていてデータの良い台」あるいは「信頼できる何か(=トロフィー? )が出た台」に高ランクのマーカーが付く……と見て良さそうだ。
「カチナビ」、『パチスロエウレカセブンAO』が対応https://t.co/If891pNCGX pic.twitter.com/31xBkYcaIc
— パチンコビレッジ (@pachinkovillage) 2017年1月23日
最大のメリットは自分が普段使わないお店の情報も
調べられること。行きつけのお店であれば大体の設定配分や
設定状況の良い機種なども把握できますが、
知らないお店はまっさらな状態です。いつも行きつけのお店のイベントに参加していて、
特定日が重なって行けないホールのチェックも
可能になるということですね。
出典:すろぱちくえすと
カチナビを使えば、わざわざ現地まで足を運ばなくても「盛り上がっている地域」を把握できる。さらに、マーカーをタップすれば遊技データの内容も閲覧可能。過去7日間のデータが蓄積されているので、いつ・どの地域が「盛り上がった」か、スマホ1台で知れてしまうのである。
ただし、「ホール名」は表示されないので要注意。密集地域の場合、ホールや台を特定するには、他のデータや自分の足を併用する必要がある。
カチナビで矢野目あたり見るとトロフィー出てるから、しっかり使ってるんだなぁって思った。
ちなみに太平寺あたりもトロフィー出てた。 pic.twitter.com/rfQWeHM7kE— Yのホンキ@イミソ打ちたい (@day881016) 2017年8月28日
これが普及し当たり前になってくると、
ホールがエイリアンを出してアピールするために
設定を入れてくれる可能性も上がるかもしれませんね。マップを見て行くホールを決める…そんな時代が来るかもしれません。
個人的には
こういうツールがもっともっと広まると
右肩下がりの傾向にある業界も
少しは盛り上がるんじゃないかなと思います。どの業界も大きく
スマホの影響を受ける時代ですね。
出典:元医学生しばの真っ当なスロット勝ち方ブログ
カチナビを使っているスロッターは当然、マーカーが出ていない地域より出ている地域を選ぶ。となれば、ホールは集客のために設定を使おうとするはず。カチナビが普及すれば、平均設定の向上や遊技人口の回復が見込めるのではないだろうか。
パチスロの救世主『カチナビ』!「活気のある地域が一目瞭然」もこれはセーフ? https://t.co/EooCfRcnoF pic.twitter.com/phX2g9j9Vm
— biz-journal (@biz_journal) 2017年1月12日
カチナビ見るとこのエリアで設定狙いするのが悲しくなる
— こしろ®@まだです (@goto_777) 2017年9月15日
地図上に表示されるトロフィー数の地域格差が深刻です。パチンコ店の激戦区・新宿や秋葉原では、多くのトロフィー数が確認できます。しかし、地方になればその数は激減。殺風景な地域に誰も行く気は起きませんよね。
出典:ビジネスジャーナル
カチナビは便利だが、無慈悲な一面もある。もともと参加人口が少ない地域や、参加人口はそこそこいてもマイスロが普及していない地域には、マーカーが全然付かない。地域間の格差が明らかになることで、その差が今後ますます広がってしまうかもしれない。
一つの地域についてカチナビの閲覧を一ヶ月も続ければ、「盛り上がっている日」は絞り込めるはず。イベント禁止の今、カチナビは設定狙いの必須ツールと言えるだろう。