【行政】2月になってお上がやかましくなってきたんだが

2018/02/27

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  • takaitakashi
    新しくカジノを作るからパチンコ・パチスロはもう用済みなのか? 2018年2月になって、お上が今まで以上にやかましくなってきた。

    改正初日から早速……

    2月1日に施行された風営法(風適法)の施行規則改正によって、それ以前に型式試験を受けた全てのマシンは原則「違法機」となり、経過措置として設置を許されているという状態となった。そして、正式な認定を受けていないマシンに対し、2月1日から早速立ち入りが行われたという。こんな時だけ仕事が速い。

    高井議員が質問

    立憲民主党の高井崇志衆議院議員は2月9日、「遊技機の不公正販売への対策のあり方に関する質問主意書」と「いわゆる『みなし機』の規則改正以後の取り扱いに関する質問主意書」を提出した。2つの質問主意書は14日付けで内閣に送られた。
     
    みなし機に関する質問主意書で高井議員は、パチンコホールに設置されている遊技機には検定機、認定機、みなし機の3種類があるが、みなし機に関しては法的に明確な取扱いが示されていないとして、規則改正後におけるこの取扱いについて質問。

    出典:遊技通信web
    高井崇志衆議院議員が9日、「パチ業界の不正」に関する2件の質問主意書を提出。言外に、「違法機を撤去していないホールがあるのでは」そして「抱き合わせ販売が横行しているのではないか」とツッコんでいる。

    大阪府遊協の反応

    警察の迅速な動きや高井議員の質問を警戒したのか、各地の遊協(遊技業協同組合)がホールに向けて「違法機とみなされる機種を撤去するよう」通達。しれっと置き続けてもバレないと思ったら大間違いだぞということであろう。

    茨城県遊協の反応

     茨城県遊技業協同組合は2月21日、県内の組合ホールに対し2月1日以降に認定期間が終了する遊技機に関する注意喚起文書を通知した。
     文書の内容は、2月1日以降に認定期間が終了している『ニューアイムジャグラーEX-C』などの遊技機を設置、稼働している店舗は、自主的に稼働の停止や撤去を行う旨を伝えるもの。
     茨城県では店舗の立入検査で同機の稼働が数店舗で確認され、稼働店舗に対し所轄から「直ちに稼働を止め、1週間以内に撤去」という指導が入っているという。

    出典:WEB Greenbelt グリーンべるとWeb版
    大阪に同日、茨城でも注意喚起文書を通知。認定期間が切れた『ニューアイムジャグラーEX-C』等は速やかに稼働を停止し、撤去せよという。実際にいくつかの店舗で警察に違法機の設置が見つかってしまい、指導を受けたようだ。

    こんな状態なので

     2月14日に都内で行われたアミュゼクス2月セミナーの中で、講師を務めた矢野経済研究所の高橋羊上級研究員が1月の新店が全国でわずか1店舗しかなかったことを明かした。
     同社の調査では本年1月の新店は岩手県の《エスパソ盛岡店》のみ。高橋上級研究員は「1月は年間でも最も出店の少ない月だが、弊社が十数年データを取ってきた中で最少の結果となった」と述べた。

    出典:WEB Greenbelt グリーンべるとWeb版
    2018年1月、パチンコホールの新店はわずか1店舗しかなかったらしい。調査によれば過去最低の数字だという。

     

    法律上、違法機となるものに関して、厳しく取り締まることは少しも間違っていない。しかし、どうも締め付ける時にばかり張り切っているように思えてならないのである。

    TOP:YouTube

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