【原作紹介】ネタバレ注意! 5分でわかる『化物語』

2018/11/26

トレンド

  • bakemono1121
    西尾維新原作、独特の世界観と女の子のかわいさに定評のあるアニメ〈物語〉シリーズ。パチンコ・パチスロのタイアップ作品としてすっかりおなじみだが、中にはアニメ未試聴で打っている方も少なくないのではないだろうか。パチ&スロの『化物語』・『偽物語』をより深く楽しんでいただくために、原作の内容をごく簡単にまとめてみた。

    超大作〈物語〉シリーズ

    ファーストシーズンは、『化物語(上・下)』『傷物語』『偽物語(上・下)』『猫物語(黒)』とされており、主に暦の視点で物語は描かれている。

    セカンドシーズンは、『猫物語(白)』『傾物語』『花物語』『囮物語』『鬼物語』『恋物語』からなっており、主にファーストシーズンで登場したヒロインの視点から描かれているものが多い。

    ファイナルシーズンは、『憑物語』、『暦物語』、『終物語(上・中・下)』、『続・終物語』の6作品。『終物語』は当初全1巻の予定だったが、全3巻に変更されている。

    オフシーズンは『愚物語』、『業物語』、『撫物語』、『結物語』の4作品。こちらは結物語以外はヒロイン達の後日談を描いており、阿良々木暦は結物語を除き登場していない。

    出典:ニコニコ大百科
    原作小説の刊行開始は2006年。未だ完結しておらず、2018年11月の時点で24巻も出ている超大作だが、『化物語』(2009年にアニメ化)・『偽物語』(2012年にアニメ化)だけでも楽しめるようになっているので、ご安心いただきたい。

    「怪異」とは?

    物語シリーズの主人公・阿良々木暦(あららぎこよみ)は町に現れた吸血鬼を助けたことにより、自身が半吸血鬼の人間になってしまいます。その吸血鬼は力を封じ込められましたが、吸血鬼は「怪異の王」として知られており、暦の住む町の霊的エネルギーを乱してしまいました。それにより町には怪異が出現するようになります。その怪異に取りつかれた少女たちを救うために阿良々木暦は奮闘し、少しずつ成長していくという物語です。

    出典:大人のためのエンターテイメントメディアBiBi
    パチンコでもパチスロでも、重要な演出に度々登場するキーワード「怪異」。この言葉には「不思議な事象」と「化け物」という二つの意味があり、本作では主に後者の意味で使われている。
    化物語のストーリーを一言で言えば、「化け物に憑かれた女の子たちを助ける話」。女の子たちのキャラクターとエピソード、怪異の症状と祓い方、独特の言語センスなどが本作の魅力である。

    〈物語〉シリーズの時系列

    傷物語
    こよみヴァンプ 3/25~

    猫物語(黒)
    つばさファミリー 4/29~

    化物語
    ひたぎクラブ 5/8~
    まよいマイマイ 5/14~
    するがモンキー 5/22~
    なでこスネイク 6/11~
    つばさキャット 6/13~

    偽物語
    かれんビー 7/29~
    つきひフェニックス 8/14~

    出典:めがねっと
    時系列順に並べると『化物語』の前に『傷物語』・『猫物語』という二つの前日譚が控えているのだが、それらを先に読んだり見たりしなければならないかというと、そんなことはない。普通にアニメ第1作の『化物語』から視聴すれば良い(もちろん時系列順に見るのもアリ)。
    サブタイトルは「その話で主軸となるヒロインの名前+(基本的に)怪異の種族」という構成になっている。つまり「ひたぎクラブ」は「ひたぎというヒロインが蟹の怪異に取り憑かれる話」というわけである。
    それでは、パチ&スロでお馴染みの登場キャラクターたちを紹介していこう。

    阿良々木暦(CV.神谷浩史)


    私立直江津高校の3年生。「友達は作らない、人間強度が下がるから」という歴史的名台詞を持つ主人公。男友達はまるでいないが、女の子にはモテる。ツッコミ気質の変態。

    忍野忍(CV.坂本真綾)


    かつては「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」という名の世界最強の吸血鬼だったが、いろいろあって力をほとんど失い、幼女(ロリババア)と化した。好物はドーナツ。なので、パチンコの忍ステージの保留もドーナツとなる。パチ&スロで出てくる「ぱないの」とは、ミスドで大量のドーナツを目にした時、「半端ない」という意味で(たぶん)叫んだセリフ。

    忍野メメ(CV.櫻井孝宏)


    暦が怪異と戦う上で欠かせないアドバイザーであり、数少ない男性の知人。キスショットに忍野忍という名前を与えた人物でもある。『パチスロ化物語』の前兆演出で廃墟の一室に移行することがあるが、あれはメメの住まいなのである。

    戦場ヶ原ひたぎ(CV.斎藤千和)


    暦のクラスメイトで、暴言毒舌系ツンデレヒロイン。過去のトラウマから大量の文房具で武装している。パチスロのステチェン演出などでおなじみの「ホチキス」は、暦の頬を刺すのに用いられた。痛そう。
    初登場時は「蟹」の怪異に憑かれ、想い=重いを切り取られた結果、体重が5kgしかなかった。

    羽川翼(CV.堀江由衣)


    暦のクラスメイトで、学年トップの成績を誇るメガネ委員長。かなりの博識だが、暦に「羽川は何でも知ってるな」と褒められると、「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」と謙遜する。
    複雑な家庭環境を持ち、彼女に憑いた「障り猫」という怪異が発動すると「ブラック羽川」が現れる。

    八九寺真宵(CV.加藤英美里)


    迷子の小学生。実は11年前に事故死した地縛霊で、「迷い牛」と呼ばれるカタツムリの怪異そのもの。
    語彙が豊富で饒舌だが、慣用句を言い間違えたり、暦の名前を噛んだりする。噛んでしまった時は「失礼、噛みました」と謝る。

    神原駿河(CV.沢城みゆき)


    暦の一学年下で、驚異的な運動神経の持ち主。中学時代には、ひたぎと合わせてヴァルハラコンビと呼ばれていた。
    左腕に、人の願いを叶える怪異「猿の手」を宿している。暦とひたぎの仲に嫉妬した結果、その奥底にある「暦を殺したい」という願いに「猿の手」が反応。暦が「受けて立ち、諦めさせる」道を選んだことで、死闘が始まる。

    千石撫子(CV.花澤香菜)


    暦の母校の中学に通う中学生。暦のことを「暦お兄ちゃん」と呼び、密かに好意を寄せている。クラスメイトに逆恨みされて「蛇切縄」という怪異に巻き付かれ、生命の危機に瀕する。

    阿良々木火憐(CV.喜多村英梨)


    『偽物語』は暦の二人の妹、「ファイヤーシスターズ」と呼ばれる火憐・月火の物語である。二人は『化物語』でも次回予告などで登場していたが、『偽物語』ではヒロインのポジション。また、二人は千石撫子の友達でもある。
    火憐は暦より背が高く、空手の有段者だがアホの子。他人に歯みがきをしてもらうと恍惚とする変態。その模様は「CR偽物語」でも堪能できる。詐欺師・貝木泥舟との戦いで、高熱を発する「囲い火蜂」という怪異を押しつけられてしまう。

    阿良々木月火(CV.井口裕香)


    脳筋の火憐に対し、月火は頭脳派。しかし性格は極めて怒りっぽく、「プラチナむかつく」を口癖とする。「CR偽物語」のプラチナボーナスは、月火の口癖からきているようだ。暦曰く、「凶暴なのは火憐だが、凶悪なのは月火」。周囲にドン引きされるレベルのブラコン。
    実は「しでの鳥」という不死の怪異なのだが、本人は自覚していない。

    貝木泥舟(CV.三木眞一郎)


    忍野メメと同じ怪異の専門家で、過去にはひたぎを騙したこともある詐欺師。原作では中学生を対象に、「おまじない」という名目で大掛かりな詐欺を行なっていた。火憐に捕捉された際には、「囲い火蜂」を用いて危機を脱するのだが、この場面はパチンコの演出でも使用されている。ある意味、敵役ではあるのだが、彼が登場する演出の多くは信頼度が高いので、パチンカーからすれば好感度の高い人物ではないだろうか。

     

    伏線・繋がりの多彩さが〈物語〉シリーズの魅力の一つだが、エピソードはヒロイン別の小分けにされており、気軽に見ることもできる。もしもアニメに興味を持ったら、ぜひOP・EDの曲を飛ばさずに聴いていただきたい。

    TOP:YouTube

| TOP |