だんだん日差しがあたたかくなってきましたね! 今年に入って、巣鴨のパチスロゲームセンター「ライズ」や神奈川のホール「ニュー大根」を取材してきて、珍古台の魅力にハマりつつあるP-Summa編集部員です。
ホールで多数稼働している人気機種はもちろん魅力的ですが、珍しい機種を探して打ちに行くのも、パチスロの楽しみ方の一つ。ということで、レトロ台やレア台により深く迫るべく、桜木町のパチスロゲームセンター「ノスタルジア」を取材してきました!
まずは、オーナーの太田さんのインタビューから、お届けします!
――本日はよろしくお願いします。早速ですが、ノスタルジアを立ち上げたきっかけは何ですか?
当時は儲かると思ったから……ですかね。
――単刀直入ですね(笑) 儲かりましたか?
いやいや、儲かるなんてとんでもない!
今から10年前に1から立ち上げて、周りの人間にはすぐ潰れるだろうって言われていたんですが、生き残っちゃいました。
――パチスロゲームセンターは、元々ホールだったお店が業態変更するという事例が多いですけど、こちらは違うんですね。
ええ、オープン時に台は全部買いました。120~130台くらいだったかな。当初は4号機だらけの店にしようと思ったのですが、お客さんから「あれもないの?」「これもないの?」って4号機以外のリクエストをたくさん頂いて、それらに応えていたらどんどん増えていきましたね。今は設置と在庫合わせて400台ぐらいでしょうか。
――400台!? 店内に設置できるのは100台弱ですよね。残りはどこに保管しているんですか?
お店の前に置いたり、大きな倉庫を借りて保管したりですね。お客さんの予約に対応することも多いので、ほぼ毎日、台の入れ替えをしています。
――今までで何か思い入れのある機種はありますか?
うーん、難しいですね。お客さんが100人いれば100人それぞれの好みがあるので。買ってすぐ壊れちゃった……とか、そういう意味で印象に残っている機種もあります(笑)。
――では、オープンから今までで一番稼働がついた機種は何ですか?
4号機の「主役は銭形」・「サラリーマン金太郎」・「大花火」あたりかな。5号機だと「番長」シリーズとか「GOD」シリーズですね。
――ちなみに、大量出玉を出した機種で印象に残っているものは何ですか?
ゲームセンター仕様でいいなら、「大花火」とか「ビッグシオ」で、1日30000枚ぐらい出たことがあったかな。普通の仕様だと、4号機の「スーパービンゴ」とか、5号機「ハーデス」で15000枚ぐらい出ましたね。
――ハーデスで15000枚は夢がありますね!今後設置を検討している機種はありますか?
リクエストが多いのは、今年で認定切れになる「バジリスク絆」です。あとは5号機の「バーサス」とか「ディスクアップ」とか。
現行のメイン機種はもちろん人気ですが、やっぱり古い台にも一定の需要がありますね。
――ちなみに、よそのパチスロゲームセンターのことは意識されていますか?
意識はしないようにしていますね。オープン当初のシステムも全部自分で考えて作りました。1000円での貸しメダルの枚数も当時、横浜開港150周年だったから150枚にした感じです。
――そうだったんですね(笑)。ところで今後、6号機を設置する予定はありますか?
いずれはそういうことになるかと。でも、ホールで打てなくなる5号機も需要があるので、今後も設置し続けます。「懐かしの機種で遊べる店」というコンセプトは、これからも変わらないですね。
――機種選びやレイアウトはどのように考えていますか?
今は「ミッションビンゴ」っていうイベントをやっているので、わりとメジャーな機種を設置しています。でも、メジャーなものばかりだと通なお客さんに微妙な反応をされるので、わざとマイナーな機種を混ぜ込んで「何だこれ?」って思ってもらえるようにしていますね。
――今は「ミッションビンゴ」を開催中とのことですが、イベントはどのぐらいの頻度で開催しているんですか?
年に4~5回かな。最近だとお客さんと店員がチンチロ(サイコロ)で勝負する「エヴァンチンチロ」とか、技術介入でBIGの獲得枚数を0枚にする「ゼロレクイエム」とか、色々やっています。
――毎回かなり凝ったルールを設定されていますね。
こんな面倒くさいことやっているのは、うちだけだと思います(笑)。でも、これらのイベントを楽しみにしてくれるお客さんも多いので、なんとか10年間続けられたのではないかと。
――これからも応援しています!本日はありがとうございました!!
……と、お礼を述べて事務所を出ましたが、まだ終わりではありません。
編集部員自ら、現在開催中のイベント「ミッションビンゴ」に挑戦してみたいと思います!
こちらが「ミッションビンゴ」の説明書き。めちゃくちゃ凝ってる……! ここでイベントのルールを簡単にご説明。
「5号機で一撃1000枚以上獲得」や「4号機CT機でCTに突入する」、「GOD揃いを引く」といったミッションをクリアすると、それらに該当するスタンプが貰えます。そのスタンプでビンゴカードを埋めていき、ラインを完成させるわけです。ライン数に応じて特典も貰えて、たとえば5ライン完成で「2000円打ち放題チケット」、ミッションコンプリートならば、なんと「パチスロ必勝ガイド」にお名前掲載!
今回は4号機のミッションが中心ですが、編集部員は5号機世代なので……。
まずは5号機で可能なミッション16「5号機ノーマルタイプでBIGを引く」からいってみましょう。ちなみに、店内に設置されている台はオール設定6とのこと。
『シェイクII』に着席! 以前、ホールでも一度だけ打ったことがあります。
台の横には非常に丁寧な説明書きがありました。通常時の打ち方もしっかり書いてあるので、これなら4号機でも打てそうです。
まったりと打ち込んでいくと、サボハニ揃いでプチRTへ!
バシーン! ボーナスゲット!!さて、これがBIGなら早くもミッション達成ですが……。
BIGでした! しかし、ここで焦って消化開始しないように注意! 7揃いの状態で店員さんを呼び、ビンゴカードにスタンプを押してもらいます。これでミッション16達成!
続いて、BIGの持ち球を持って、4号機『主役は銭形』へ移動!
こちらの対象ミッションは「BIGで710枚獲得」や「ルパン三世のテーマが流れる」など。どうやら脳汁ポイントがそのままミッションになっているようですね。
圧巻の711枚(710枚)を目指して打ち込んでいったんですが、600ゲームを超えてしまったので、恐れをなしてヤメ。設定6でもハマる時はハマるという勉強になりました……!
せっかくなので激レア台もちょっと触ってみましょう。1.5号機の『ニューペガサス』です。こちらもBIGを引けばミッション達成。
うん、なるほど、わからん。
ちょっとこれは編集部の大先輩を連れてきてレクチャーしてもらわないと無理ですね……。でもスロッターとしては貴重な体験でした。メダルをストックできず、毎回手で3枚入れないといけないのは面白いですね。リール横の配当表もいい味を出していて、これぞ「スロットマシン」という感じがします。
次は4号機の『キャッツアイ』に移動! こちらの対象ミッションは「4号機でBIGを“3桁ゾロ目”の獲得枚数で終了させる」及び「4号機サミーのAR機でハイパービッグに突入する」です。
うおっ!? 何か、大して強くなさそうな演出でいつの間にか当たっていました! 5号機しか知らないのでギャップが楽しいです。右リール中段青7のビタ押しに成功したり失敗したりしながら消化。そして、BIG終了後……。
50%の壁を突破してARに突入!
AR中にハイパービッグ成立! ミッション20クリアです!
続いては、すぐ隣にあって気になっていたので、サミーの『ハードボイルド2』に移動してみます。この台の該当ミッションは先程の『キャッツアイ』であらかたクリアしていますが、自称ハードボイルドな私としては見過ごせないのです。
おっ、スイカハズレ! リーチ目っぽい!
リーチ目だったようです。先程はボーナス中のリプレイハズシを怠ってしまったので、今度はちゃんとやってみます。
3回目のリプレイナビで、右・中リール適当押し、左リール下段にバー停止で成功! 若輩者なので、懐かしいという感覚はないのですが、未知の機種を説明書見ながら打つのは面白いですね。
しかし、残念ながらここで時間切れ。ビンゴは達成できませんでしたが、イベントのおかげで目的意識を持って立ち回ることができました!ミッションというきっかけがあるからこそ、知らない台でも前のめりで打つことができるのではないかと!ビンゴのラインを埋めていく感じは、本当に面白いですね!
このイベントは、2019年3月末に終了予定とのことですが、今後も魅力的なイベントは開催していくようです。興味を持たれた方は、是非ノスタルジアに足を運んでみて下さい!
P-Summa編集部