近頃、パチスロの新台情報や解析サイトで「MY」や「MY単価」という言葉をたびたび目にするようになってきた。スロットの「TY」はAT突入時の平均出玉だからわかりやすいが、MYはTYと何が違い、どんなことを意味しているのだろうか?
【ホール用語】スペックを表す単語のひとつ「TY」ってどういう意味?
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— なな子@なな徹広報担当(公式) (@nanapress_info) September 15, 2022
最近たまに聞く単語に「MY」というのがあります。これも当然「平均」が省略された単語ですが、意味としては「一番ハマった所から一番出た所までの幅」を指します。一番ハマった所が-1000枚で一番出た所が+1000枚ならその機種のMYは2000枚になります。これを数万単位で集計したのが平均MYですな。
投入された金額等を考慮せず、単純に一番凹んだ所から伸びた枚数・玉数だけをカウントする。要するに「一番多くメダルや玉を持ってる瞬間にどのくらい持ってたか」の平均ゆえ、数字がデカければデカいほど見た目は派手になっていきます。つまり3000枚吸い込んでようと2000枚出てればとりあえず箱には手が掛かるゆえ、お客さんが負けてるのにハタから見てると出てるように見える。各機種の特徴次第ではありますが概ね「荒波度」を示した数値だと考えるとスッと入ると思います。
出典:なな徹 パチンコ・スロット機種解析情報
MYとは「一番吸い込んだところから一番出たところまでの幅」を指す値。その日、一番吸い込んだところがマイナス1000枚で、一番出たところがプラス2000枚なら、その台のMYは3000となる。そして、何万台ものMYを平均したものがその機種の「平均MY」。新台情報に関するXのポストや解析サイトで「平均」を省略して「MY」と書かれていても、ほぼ「平均MY」と見ていいだろう。
もうちょい詳しいスペックがきました( ・ω・)
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【簡易・続報】L麻雀物語 S2(オリンピアエステート)
4月21日~導入予定
販売予定台数:10,000台
AT(純増3.7枚)
ベース:32G
c単価:3.5円
AT-TY:820
MY:3456.1
—
初当(1/):354.1¦349.2¦342.1¦328.8¦326.0¦323.8
CZ:約1/185(設定1)… pic.twitter.com/HfbTQZi2BX— 蒲焼ん(・ω・ ) (@Dolphin_ring777) January 30, 2025
例えば解析サイトなどでたまにみかける「TY700枚」という表記。これは「平均して700枚くらい出るぜ」という意味であって、毎回700枚出るわけじゃないです。
出典:なな徹 パチンコ・スロット機種解析情報
一方、スロットのTYはAT突入時の平均出玉で、「AT-TY」と記載されることもある。たとえばTYが同じ700枚でも、平均MYが4000なら単発か爆連かといった感じで荒れるだろうし、平均MYが2000なら毎回700枚前後の獲得で比較的落ち着きやすいだろうと予想される。MY(平均MY)は、ざっくり言えば波の荒さを示す数値というわけだ。ちなみに……。
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【出玉性能】スマスロ「AT-TY」ランキング
プラス域まで持ってこれた
6号機じゃ誤爆ないですよねぇ…周りもみんな辞めてる為、私もやめ
+1400枚 pic.twitter.com/I4Tmpri0GY
— 冥界の番犬・ゆるべろす (@Pressleftbutton) December 1, 2020
6号機、誤爆があんまりないから、ベタピン据え置きのお店は死んでいく運命に… うちの近所のホールもイベ日には、リゼロ⑥1個だけ入れるようになったな
— リコ (@rilika767) September 26, 2019
旧基準の台はこのMY値が高いものが多く、低設定でもワンチャンものにすれば・・・というアレが機会的にも多くあるというのを証明しているものなんですよ。
その反面新基準機ではMY値があまりかんばしくないものが多く出てしまっているので、結果低設定での誤爆性も少ないし伸びないというような流れができてしまうんですよね。
出典:DMMぱちタウン
5号機と比べると、6号機初期の機種は平均MYが低いものばかりだったらしい。そのため、低設定での誤爆に期待しにくく、多くのユーザーから「夢がない」と言われてしまっていた。また、MYと共に「MY単価」という言葉を見かけることも増えてきたが、この値は「コイン単価」とも関係しているようで……。
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【荒い台】スマスロ&パチスロ6.5号機「コイン単価」ランキング 2024
キングパルサー君、何故かバカ荒激辛スペックみたいな評価されてるけど、スマスロどころか6号機AT全体で見てもまぁまぁマイルドなスペックである事は知られてほしい。
コイン単価まとめておいたから見て↓
(コイン単価についてはリンク先見て)https://t.co/1ghEtbR58wマイジャグ=2.0円… pic.twitter.com/3pFncAHtaR
— 長北@外国人にパチンコ打たせてる人(Global Pachinko株式会社代表) (@global_pachinko) March 5, 2024
コイン単価というのは機械の性能指標のひとつで、意味としては「この機械を稼働させた場合の、メダル1枚あたりの売上」を指します。
10年ほど前にパチスロ機の性能を表す指標としてMY単価という指標が使われ始めました。MYを単価で割った数字がMY単価であり、それが900を超えると良い機種というような基準が一般的です。
玉単価は投資を表す数字ですので、投資に対してどれだけの見返り「MY」があるかを表しているのです。
出典:グリーンべると
波の荒さを示す数値として解説サイトなどでも記載されている「コイン単価」だが、ホール側の視点では「コイン(メダル)1枚あたりの売上」という意味。そして、平均MYをコイン単価で割った数字が「MY単価」で、投資に対してどれほどの見返りがあるかを示す数値と言われている。たとえば、コイン単価4.0円のAT機が2機種あって、機種Aが平均MY4000、機種Bは平均MY3200なら、MY単価はAが1000、Bが800。この場合、AT突入時にはBよりもAのほうが出玉に期待できると言えるだろう。
MY単価という言葉が使われ始めたのは2014年頃、5号機の「バジリスク絆」「ハーデス」「モンハン月下」などがリリースされた辺りの時期らしい。当時の業界人の間では「MY単価が900を超えると良い機種」という見方をされていたようだ。では、スマスロ時代のヒット機種の基準は……?
こんにちは🌞ピーナレッジマネジメントの飯田です。
今回、コラム記事を書きましたので、ホール関係者の皆様にお読み頂ければ幸いです。https://t.co/mnklFZR0MC— 株式会社ピーナレッジマネジメント_中の人 (@p_knowledge777) January 23, 2025
設定①コイン単価4.0円以上の機種においては、MY単価950~1,000程度の数値を持っている機種がヒット機に多い傾向がありました。
ヒット機種例:MY単価
からくりサーカス:976
かぐや様は告らせたい:1,008
スーパービンゴネオ:1,008
ToLOVEるダークネス:989
チバリヨ2:1016
革命機ヴァルヴレイヴ:844高単価機については、コイン単価・MY単価と併せて、MY値と言う出玉に直結する数値も見ておく必要があります。
上記に挙げた高単価機のうち、ヴヴヴを除くと全機種がMY4,000を超えており、高単価機の平均MYは4,244となっております。これは出玉性能においてその影響力が稼働に直結する数値ですので、こちらも高単価機を検討する上で重要な数値でしょう。
出典:グリーンべると
コイン単価3.0円~3.5円あたりのバランス型のスペックでは、「スマスロ北斗」のMY単価865、「モンキーターン5」のMY単価878など、MY単価900未満のヒット機種も生まれている。一方で、コイン単価4.0円以上となるとMY単価950以上のものがヒットする傾向とのこと。ハイペースで飲み込むが、その分のリターンが期待できる台が好まれているのだろう。
そして、今春リリース予定のスマスロ新台の中には、「MY単価1000」以上の機種がいくつもあるようだ。
またまた楽しみな台がきたー♪
前のスロットより原作の名シーンを演出に使っている感じがあって楽しみです
櫛削り今回こそやりたいです❗️
うしおを人間に戻してやりたいです❗️— しょーはん (@KarinManju) February 14, 2025
最後に、今後登場予定の新台についてMY単価を中心に少しだけ考察してみます。
・Lうしおととら MY単価1,090(コ単3.3円)
・マギアレコード MY単価936(コ単3.2円)噂では4月頃に登場するであろうこの2機種は、どちらも3.0~3.5円の中単価帯のスペックです。そしてMY単価が1,090と936で150以上の大きな差が出ています。『Lうしとととら』のように、中単価帯の機種でMY単価1,000を超える機種はこれまでほとんど出てきていません。
中単価帯でMY単価1,000を超える機種がどんな実績を出すか?結果次第ではMY単価の判断基準が変わる可能性もあるくらい、実に楽しみな新台となりました。
出典:グリーンべると
Daiichiより4月7日リリース予定のスマスロ新台「Lうしおととら 白面決戦」は、コイン単価3.3円のバランス型にも関わらず、MY単価は1090と非常に高い。業界関係者によると、コイン単価3.0円~3.5円の中単価帯でMY単価が1000を超える機種はほとんどないらしい。本機の紹介動画をチェックしたユーザーからは、前作『S うしおととら 雷槍一閃』(6.2号機)よりも原作愛が感じられると喜ばれている。
大都技研のスマスロ新台
L吉宗
製品版PVがきましたね初代復活とのことで
きっちり711枚×1G連が搭載されていますねスマスロでついにこのゲーム性が実現できた
ということですが
初代以来のヒットとなるのでしょうか?#吉宗#スロット#スマスロ https://t.co/208UqY1sfb pic.twitter.com/wj991nMWRq— すろまに (@slotmania77777) January 20, 2025
L吉宗
◤初代吉宗再現◢
▸711枚×1G連
⤵︎
◤BB◢
小役ゲーム
↪︎7|W揃い・純ハズレでストック
⤵︎
JACゲーム
↪︎俵8連
↪︎パンク◤裏鷹狩◢
1G連2回以上で突入
当たればBB天999G|天国193G
初当り|1/378〜292
出 率|97.8〜112.0%ベ ー ス|33G
MY 単価|4000 4円 pic.twitter.com/NneC0yUeBQ— 新台トーーク (@shindai_talk) January 16, 2025
「2003年に登場した初代は、ビッグとREG、2種類のボーナスを搭載した大量獲得ストック機。ビッグは押し順ナビに従うだけで711枚の獲得が可能で、『BIGの1G連が複数個ストックされる可能性がある』という強烈な仕様でした。
今回、スマスロでの復活ということで、初代を超える一撃性を期待する声は多いようですね。スペックのみならず演出面も気になるところです」
出典:パチマックス
大都技研より4月21日リリース予定のスマスロ新台「L吉宗」はコイン単価4.0円、平均MYは4000とされているため、MY単価は1000となる。4号機時代に大量獲得機として大ヒットした初代をスマスロで再現しているらしく、古参ファンから注目されているようだ。
ビスティ(FIELDS/BISTY)君
スマスロ【L機】機動戦士ガンダムSEED
基本スペック情報 は こんな感じー✅導入日…2025年5月7日 予定
✅検定通過済_BISTY名義 型式「G」
✅仕様…AT-純増6.5枚/G
✅1,000円ベース…約32G
✅コイン単価…4.0円
✅出玉率
設定① 97.7%
設定② 98.8%
設定③… https://t.co/ILAVHSrbZs pic.twitter.com/fuWSA23mIX— ぱちんこキュレーション (@p_curation) January 24, 2025
5月発売予定のLガンダムSEED
純増6.5枚
MY4000超え
単価4.0
MY単価1000超えみたいやね…— パチンコ店の裏事情 (@netpachinko) January 23, 2025
待って待ってSEEDのスマスロだと
オタク歓喜すぎてPVだけでも荒い仕様なのわかっちゃうけどこれは打ちに行くしかないぞ https://t.co/SoDnDDCBs9— にく (@takumi25tm) January 24, 2025
ビスティより5月7日リリース予定のスマスロ新台「Lパチスロ 機動戦士ガンダムSEED」は、コイン単価4.0円で平均MYが4000オーバー、MY単価は1000オーバーと言われている。純増枚数は約6.5枚で、SANKYOブランドが得意とする高純増×高コイン単価のスマスロのため、「ヴヴヴ」(純増枚数約7.2枚)のようなヒット機種となるかもしれない。コンテンツファンからは「荒い仕様でも打ちに行くしかない」という期待の声も見受けられた。
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【一撃コンプリート多数】高純増×高コイン単価のスマスロまとめ
5号機時代には「900以上で良い機種」とされていたMY単価が、今では950とか1000を超えるようになってきた。コイン単価も4.0円を超える機種が次々と登場しており、スマスロの爆発力や波の荒さはすでに5号機以上と言えそうだ。
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【一撃コンプリート】スマスロ「一撃出玉」ランキング 2024