【取材】「777リーグ」1stシーズンの裏話と2ndシーズンの展望を聞いてみた

2024/04/16

特集

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    パチンコ・パチスロ業界最高峰の実戦リーグバトル「777リーグ」の1stシーズンが堂々完結! 大手ホール法人4社がドラフト方式で4人チームを結成し、昨年7月から今年1月にかけて熱い戦いが繰り広げられました。3月18日には表彰式の動画が公開され、2ndシーズンに向けての期待はさらに高まっています!

    毎週、月・水・金 に公開されていた動画を欠かさず視聴していたP-Summa編集部員。1stシーズンを振り返りつつ、夏に始まる2ndシーズンへの展望や裏話をお聞きするため、主催のサミーネットワークスに再度の取材を申し込んでしまいました。777リーグ担当の大石さんにお話を伺います。

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    新台が打たれなかった理由とは? 「777リーグ」1stシーズンの裏話


    ――まずは1stシーズンの完走、おめでとうございます。大変楽しませていただきました。

    ありがとうございます。

    ――早速ですが、まずは実戦されていた機種についてお伺いします。大石さん的に意外な活躍をした機種はありましたか?

    意外な……っていうと、パッと思い浮かぶのは『P北斗の拳 暴凶星』ですね。出玉スピードの速さが好まれたのか、シーズンの中盤以降にかなり打たれていました。

    ――暴凶星は本当に出番が多かったですね。777リーグの影響で打ち始めた人も少なくないんじゃないかと。

    ヒラヤマンさんがとんでもない一撃を出していますからね。

    ――SNSでは一撃数万発の報告も珍しくないですけど、それを収録でやってのけるあたり、やはり持っているんだなあ……と。逆に、意外と打たれなかった機種はありますか?

    新台・準新台全般でしょうか。

    ――確かに……。

    まず、シーズンを通して朝の抽選が良くなかった、というのはあると思います。そのうえで、やはり選手の方々は本気で勝ちにいっているので、解析が出揃っていない新台は避け、高設定が期待できる定番機種を狙ったのでしょうね。

    ――ガチ実戦だからこそですね。

    シーズンを通してよく打たれていたのは『スマスロ北斗の拳』と『パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ』、前半戦は『パチスロ 炎炎ノ消防隊』や『パチスロ甲鉄城のカバネリ』も目立っていました。あと、抽選が良かったときの『押忍!番長ZERO』や『パチスロ バイオハザード RE:2』の活躍も印象的です。

    ――ホールの傾向を読んで、ドンピシャでツモることもありましたしね。個人的には「戦国乙女4」が全国的にわりと台数が入っていて評価も高かったのに、リーグでは話題にすら出なかったのが意外でした。

    選手の方々と話したわけではないので、私の考えになってしまうのですが、高設定でも安定しにくいからかもしれません。よく打たれていた「ヴヴヴ」や、『パチスロ からくりサーカス』のほうが荒波ですけど、あれらの設定6はエクストラ仕様なので、狙いにいったのじゃないかと。

    ――なるほど。

    もちろん、サポーター(視聴者)の中には新台実戦を見たい方も大勢いらっしゃると思います。でも、あくまで勝ちにこだわるのが777リーグなんですよね。

    ――方針が一貫していて、見応えがありました。ところで、シーズン中に「個人MVP」が追加されましたね。一撃賞やドラマティック賞、名アシスト賞なども……。

    MVP以外の選手も表彰する構想自体はもともと持っていたのですが、具体的な賞の内容はシーズンの終盤で決めて、表彰式で初めて発表しました。表彰式がただの順位発表になって、淡々と終わってしまうのを避けたいという想いもありましたね。

    ――ほかの賞があることを伏せていた理由とは?

    最初から公表してしまうと、選手がその賞を狙った立ち回りをしてしまうかもしれないと思ったからです。

    ――ジロウさんの下見も梅屋シンさんのレシート(長文LINE)も、チームが勝利するための自発的な行動だからこそ、観ていて込み上げるものがありました。熱いと言えば、チーム協力戦にドラマティックな煽りが加わってましたね。

    あの煽りは私からお願いしたものではなく、ディレクターと編集の方から「こんなの作ったんですけど、どうですか?」ってご提案いただいたものなんです。ペロリナさんのあのシーンがあったからこそ、生まれた演出と言えますね。
     

     

    サポーターや業界関係者からの反響


    ――777リーグ開始前と比べて、777パチガブチャンネルの登録者数はどのぐらい増えましたか?

    2回目のマルハンフォースエナジーのチーム協力戦で、ちょうど30万人を突破しました。リーグ開始前の登録者数は、およそ22~23万人だったと思います。5万人以上は確実に増えましたね。

    ――すごい!

    もちろん他の番組もやっているわけですが、777リーグの影響は大きかったと思います。

    ――サポーターからのコメントで印象的だったものはありますか?

    個人的に嬉しかったのは、「777リーグを見て〇〇選手を好きになった」とか「777リーグがきっかけで〇〇選手の動画を見るようになった」というコメントです。各選手のファン獲得に繋げることができたなと。それと、「最近ホールから足が遠のいていたけど、777リーグを見て久々に打ってきた」というお声もいただきました。

    ――スタッフさんへの応援とか、ハイペースで更新されることへの労いの声もかなり目立ちましたね。

    大変嬉しく受け止めています。「編集がMVP」なんてコメントもありましたけど、本当にその通りだと思います。

    ――業界関係者からの反響はいかがですか?

    2ndシーズンからはダイナム様と延田エンタープライズ様が加わって計6法人となります。実は1stシーズンの途中から熱烈なアプローチをいただいておりました。他にも複数の法人様からお問い合わせがありました。メーカー様からは「新台プロモーションの一環で何かできないか」というご相談もいただいています。

    ――注目が集まっていますね。

    この熱が冷めないように、2ndシーズンが始まるまでの期間で期待感を高める施策をやっていきたいですね。

    ――私自身、いつも楽しみにしていたので、しばらく無いんだと思うとちょっとしたロス状態です(笑)。

    ありがとうございます(笑)。本当は1stから2ndまであまり期間を空けずにやりたかったんですけどね、諸々の調整に時間がかかって……。でも、お待たせしている方々の期待にはしっかりと応えるつもりです。

    「777リーグ」公式グッズが販売された経緯


    ――1stシーズンの途中から公式グッズも誕生していましたね。

    もともとは3月17日に開催された「ユニバーサルカーニバル×サミーフェスティバル2024」で販売する予定だったんですよ。

    ――そうだったんですか!

    777リーグが始まった時点で、ユニバカ×サミフェス内で何らかの催し物をしたいという展望はありました。サポーターの方々も大勢いらっしゃるはずですからね。それで、サポーターにとっても選手にとってもプラスになるグッズを作ろうという話になったんですが、結果的にはオンライン販売が先行する形になりました。

    ――ユニバカ×サミフェス用で作ったものだったんですね。

    はい。ですが、大変ありがたいことにユニバカ×サミフェスの時点で、ほとんど在庫が無くなってしまったんです。そのため、当日は別の配布物をご用意しました。

    ――グッズはラバーバンドとアクリルキーホルダーとレプリカユニフォーム、それにマフラータオルがありますが、一番人気はどれですか?

    ユニフォームです。

    ――一番高いのに!

    熱心なサポーターの方は、チームのグッズをまとめ買いされる方が多いんですよ。作った分はほぼ完売したので、ありがたい限りです。

    ――グッズが一番売れたチームをお伺いしても……?

    マルハンフォースエナジーが頭一つ抜けていますね。

    ――勝負の結果は3位でしたが、ファンに愛されたチームでしたね。グッズがよく売れるタイミングって、ありましたか?

    チーム協力戦の動画を公開した直後は、全チームのグッズ売り上げが伸びました。嬉しかったのは、最後のチーム協力戦のあとにご購入いただいた方も多かったことです。1stシーズンはもう終わりなのに、最後の最後まで応援してくださって感謝しています。

    ドラフト動画は5月に公開予定!? 2ndシーズンに向けての裏話


    ――1位と2位のチームは基本的にそのまま2ndシーズンに進めて、3位のチームは個人成績ワースト1名がドラフト落ち、4位のチームは個人成績下位2名がドラフト落ちというルールが追加されましたね。

    1stシーズンが中盤に差し掛かる手前ぐらいには、2ndシーズンの構想を始めていました。次もまったく同じチームで実戦して、動画を公開するだけでは“画変わり”が無いんですよね。それと、チームの再編成は法人様からの要望でもあります。

    ――と言うと?

    777リーグは0から1を創り出す企画だったこともあって、1stシーズン開始前は「ドラフト??」みたいな空気が多少なりともありました。ところが、始まってみたら反響が非常に大きくて、法人様側に「自社の看板を背負って立つベストチームを作りたい」という気運が高まってきたんですね。

    ――真剣勝負ですからね。

    法人様の目線で大事になるのは選手の集客力です。と言っても、撮影当日にサポーターが大勢来てくれるという意味での集客力を求める法人様もいれば、動画として面白いものを残して長期的な目線で集客に繋がればいいと考える法人様もいて、どういう選手が求められているかは一概には言えません。

    ――法人さんの意図もわかります。でも、いち視聴者としてはどのチームにも愛着があるから、あまり変えないでほしいという気持ちが正直ありますね。

    そういうサポーターの方々は多いと思います。それで、調整をいろいろと悩んだ結果、計3人がドラフト落ちという結論に落ちつきました。

    ――なるほど。

    法人様の目線とサポーターの方々の視点、それに選手の視点と、実は我々裏方の視点もあるんです。それら全部に対して100点の回答を出すことは難しいんですけど、できる限り皆様の期待に応えられる企画にしたいとは思っています。

    ――4位のキコーナサンクスは、リーダーのウシオさんがまさかのドラフト落ちになりました。2ndシーズンのドラフトはどうなるのでしょうか?

    リーダー不在で、残ったメンバーが登壇する形を予定していますね。ルールとしてはあくまでも「ドラフト落ち」を明確にしているだけであって、「取り直し」をNGにはしていません。ウシオさんが再びキコーナサンクスに呼ばれて、またリーダーを任されるパターンもあり得ます。

    ――どういう展開になるか、今からドキドキしますね。ちなみに、新たに加わる2法人のロゴやユニフォームはどんな感じになりそうですか?

    もう擦り合わせも完了して、できあがっています。

    ――早い!

    最初の4法人様もそうでしたが、元々のカラーやデザイン感を要素として入れ込んでますので、ご期待ください。

    ――楽しみです! 計6チームとなると、毎回の試合も6チームが入り乱れる形になるんですか?

    いえ、6チームのうちの4チームが集う形となります。選手6名・6カメを入れる形も検討はしたのですが、選手一人ひとりにスポットを当てづらいということで、試合形式は1stと同じ4チームでの戦いです。

    ――1stは全28回戦でしたが、総試合数は増えますよね。

    1人あたりの試合数はチーム戦を含め7回のままなので、6×7=計42回となります。うち30回が個人戦、12回がチーム協力戦ですね。

    ――1stシーズンよりたっぷり楽しめますね!

    収録と動画公開の間が空くことは避けたいので、チーム協力戦は1戦あたり2分割にしていくかもしれません。いずれにせよ、ハイペースの更新は維持します。

    ――ボリュームアップは本当に楽しみなんですが、選手のスケジュール調整は大変そうですね。

    そうなんです。当然、今回のドラフトもガチですからね。ドラフトが終わってから公正公平にスケジュールを組むとなると、条件が非常に厳しくなります。

    ――お察しします。ドラフトと言えば、大崎一万発さんと森本レオ子さんの参戦には驚きました。

    元々は半分遊びみたいな発想だったんですけど、実現してしまいました。大崎さんの立ち位置としてはヒールのようなイメージです。ただ、表彰式の動画では我々の想定以上のヒールっぷりを発揮してしまったようで……。大崎さんも森本さんもベテランで進行もできるので、仮にドラフトで取られなくても、面白いことになるのではないかと思っています。

    ――ドラフト動画の公開はいつになりそうですか?

    4月に撮影して、順当にいけば5月に公開予定です。1stシーズンでは、ドラフト動画の公開から間が空かないように、先行して撮影しておいた実戦動画を用意していました。ですが、今は777リーグがどういうものか認知していただいているはずなので、2ndシーズンではドラフトをやって、収録スケジュールを発表してからホール実戦、という段取りになります。

    ――ドラフト関係以外で、ルールなどの変更はありますか?

    今は最終擦り合わせの段階なのではっきりとしたことは言えませんが、全体的に調整中です。

    ――実戦時間をあと1時間くらい長くしてみては? っていうコメントもありましたね。確かに、そうすれば立ち回りの幅も広がりそうです。

    視聴者目線だとそうですよね。ただ、選手の拘束時間の問題もあるので、一筋縄ではいきません。とにかく、ベストに近いレギュレーションをバチッと決めて出したいと思っています。

    ――1stシーズン終了後から、ラッキートリガー搭載のパチンコも出始めました。2ndシーズンでの立ち回りにも影響がありそうですが……。

    これはいちユーザーとしての主観なのですが、仕上がったスペックの台はまだ出ていないと思うんですよね。夏までしばらく時間がありますから、仕上がったスペックのラッキートリガー搭載機が出ていれば、打たれることが多くなるかもしれません。

    ――なるほど……。では最後に、サポーターの方々へのメッセージをお聞かせください。

    皆様の応援のおかげで、最後の最後まで盛り上がって幕を閉じることができました。現場での声援や動画でのコメントは、選手のみならず、制作に携わる全メンバーの大きな力になっています。2ndシーズン(2024-2025シーズン)は夏頃開幕予定です。1stシーズンを超える大きな企画にしていきたいので、引き続き応援をよろしくお願いします!

    ――まずはドラフトを楽しみにしています! 本日はありがとうございました!

     

    1stシーズンが終わってしまって寂しいなあと思っていたのですが、早ければ5月にドラフトが見られるようです! 波乱の展開となりそうなドラフトと、大増量のホール実戦。「777リーグ」2ndシーズンの開幕を楽しみに待ちましょう!

    P-Summa編集部

     
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