【5号機撤去後は……】「低ベース×高純増」の6.2号機が流行りそうな件

2021/11/06

パチスロ速報

  • 62lh1104
    パチスロ5号機の撤去期限(2022年1月末)まで残り3ヶ月を切った。撤去後のパチスロの行く先が案じられるなか、今後の稼働を牽引するのは「低ベース×高純増」の6.2号機ではないかと言われている。5号機の代替機ならば、低純増の方が打感も近いはずだが、なぜ高純増が求められているのだろうか?

    低ベース×高純増の魅力とは?

    ──現状、6号機は苦戦が続いていますね。
    確かに6号機が良いか悪いかと言ったら、あまり芳しくない状況です。その理由には間違いなく高ベースというところにあると思います。吸い込みに時間を要することで、夜の稼働もネガティブです。また、出玉の塊をつくろうとすると高設定がつまらない、という点も弱点です。

    ──低ベース機がホールにもたらすメリットはなんでしょう。
    低ベース機の一番の魅力はTSが軽くなることです。そのため夜の稼働がポジティブになると思います。あとは適合率が上がればタイトル数が増えることになりますから、結果的にホールの導入の選択肢が増えます。メーカー競争が激しくなれば価格的にも頑張るメーカーも出てくるでしょう。

    出典:グリーンべると
    6号機のトレンドは「高ベース×高純増」からスタート。一時は瞬発力の高さで支持されたものの、後に通常時のダラダラ感などを指摘する声が急増した結果、メリハリをつけるために取り入れられたのが低ベース化である。6.1号機からはさらにベースを下げやすくなり、6.2号機からは有利区間が倍になって2400枚取り切りやすくなったため、最近では「低ベース×低純増」の機種が増えてきた。

    しかし……。
     

    カギを握りそうなのが、低ベースかつATの高純増仕様を実現したスペックだ。ホール関係者は、「稼働をけん引するのは、投資に対する見返りが見込める台だとプレイヤーに感じてもらうこと」という。つまり短時間の瞬発力によって、どれだけ一発逆転の期待感を抱かせるゲーム性が実現されているかどうかということだ。加えてそのようなスペックは、平日は夕方以降でしか遊ぶことの難しい、サラリーマン層などの集客にもつながるという。

    出典:グリーンべると
    多彩な上乗せや高い継続率で長時間楽しみやすいのが低純増機の魅力だが、消化に時間がかかるのと一発逆転への期待感が生まれにくいのがネック。2400枚規制のない5号機では、一撃数千枚が確定するような上乗せもあり得たが、新規則機の仕様ではそれも難しい。一方で、低ベースの高純増機なら短時間の遊技でも一発逆転に期待が持てるため、平日のサラリーマンの集客につながると分析されているようだ。現に瞬発力のある高純増AT機を求めるユーザーも多い。

    では今後、どのような低ベース×高純増機が登場するのだろうか? スペックが判明しているものをまとめてみた。

    『パチスロGANTZ極 THE SURVIVAL GAME』

    本機は6.2号機初の高純増機。パチンコでお馴染みの小当たりRUSHをパチスロで昇華し、純増約5.0枚で最大約1/200を引かない限り「EXTRA」が終わらないゲーム性が魅力だ。

    出典:『遊技日本』
    11月8日、エフよりリリース予定。ベースは約34Gで、純増は約5.0枚。低純増が続いた6.2号機で初の高純増タイプとなる。通常時は主に規定ポイント獲得やスイカ契機の「ガンツ・ガールズ・チャレンジ」からベルナビ7回の「ガンツボーナス」を目指し、ボーナス後の「ぬらりひょん決戦」に勝てばメインAT「超ガンツボーナス」に突入。パチンコの小当りRUSHを彷彿とさせる転落抽選型ATとST型のATが平均80%でループする。

    『主役は銭形3』

    内部的にはATの疑似ボーナスで、BIG400枚(最大711枚)REG100枚、1G連や3G連ありといったストック機時代のようなスペックとなっています。また、天国のCZ期待度が約55%と高めなのも特徴。

    出玉や有利区間のイメージ的には同社の麻雀物語4に似た感じでしょうか。コイン単価(出玉の波の荒さを示す数値)も0.1円銭形3の方が高い程度です。

    出典:ちょんぼりすた
    12月6日、平和よりリリース予定。ベースは約36.7G、擬似ボーナス連チャンタイプで、純増は約6.0枚。通常時は「ゼニガ短縮」を貯めて規定ゲームを縮め、CZ「デカ魂」演出成功で擬似ボーナス確定。獲得はREGで約100枚、赤7で約400枚、白7で約711枚となっており、ストックがある場合は1G連で放出される。

    『パチスロ モンスターハンター:ワールド™ 黄金狩猟』

    純増約6.7枚というシリーズ初の高純増ATを搭載した新台は、50枚ベース約37.1ゲームという低ベース化も実現。低ベース仕様と高純増ATをバランス良く組み合わせることで、短時間出玉の瞬発力がアップ、一発逆転に期待が抱ける仕上がりとなっている。

    出典:グリーンべると
    12月6日、エンターライズよりリリース予定。ベースは約37.1Gで、純増は約6.7枚。通常時は1周期(約70G)でモンスターを討伐できればCZ「歴戦王クエスト」に移行し、討伐できればメインAT「エルドラドボーナス」に突入。AT1セット20G消化後は継続ジャッジの「マム・タロト狩猟」に移行し、部位破壊が1回でも成功すれば継続。部位破壊4回成功で上位AT「剥ぎ取りGOLD」に突入する。

    『パチスロ リング 運命の秒刻』

    最大の特長は、同機のメインATとなる「超貞子BONUS」が初期枚数最大1,000枚を減算なしで獲得できるストレートATとなっている点。この間の純増は約6枚/Gで、高純増×ストレートATという歴代最驚スペックとなっている。

    出典:グリーンべると
    12月20日、藤商事よりリリース予定。ベースは約35.3G、純増は約6.0枚。通常時はレア小役・規定ゲーム数・ポイントからCZを目指し、演出成功で100枚+αの「貞子ボーナス」に突入。消化中の「井戸ポイント獲得」や引き戻しの連続で、初期100~1000枚+差枚数上乗せ抽選の「超貞子ボーナス」に昇格する。

    『Sマクロスフロンティア4』

    バジュラアタック(以降BA)は”AT”となっていますが、実質的にはメインATである歌姫RUSH突入をかけたCZの位置付け。スペックを見ると設定6はBAよりRUSH確率の方が高いので直撃が多いと推測されます。導入時はそのあたりに注目して設定推測を行うと良いかもしれません。

    出典:ちょんぼりすた
    2022年春、SANKYOよりリリース予定。ベースは約35.2G、純増は約5.8枚。通常時はゲーム数テーブルで管理されており、「メドレーステップアップ」が発生すればAT突入のチャンス。演出成功で平均100枚のAT「バジュラアタック」に移行し、バトル演出で勝利すれば「トライアングルチャンス」を経て、セット継続型のメインAT「歌姫RUSH」に突入する。

     

    低純増が主流だったパチスロ新台に高純増の機種が次々と追加されていく。スピーディーな展開に期待できる低ベース×高純増機は、5号機撤去後の救世主となるのだろうか。ホールでの活躍に要注目である。

    TOP:YouTube

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