パチンコの場合、仮に打ち込み250発で18回転とすると、1/99の甘デジなら大体1375発、1/319のミドルなら4430発で確率線まで回せる。このようにパチンコはスペックごとの初当たり確率がほぼ決まっているため、平均投資が比較的わかりやすい。ところが、パチスロは機種によって初当たり確率もベース(投資50枚で何ゲーム回せるか)も様々なので、平均投資もバラバラ。そこで、パチスロ現行機の平均投資枚数を計算すると共に、TY(AT突入時の期待獲得枚数)を比較し、「何枚入れて何枚の戻しに期待できるのか?」を調べてみた。
※機種によってはCZでベルナビが出るものもあるが、ここでの獲得は計算に含めないものとする。
さらに今年4月、現行機の出玉性能を上回るパチスロ新台が登場するという噂が浮上。いったいどれほど強力なスペックとなっているのだろうか?
毎年恒例、必勝ガイドのジャーナル!
昨年はパチンコが牙狼月虹ノ旅人
パチスロはバイオハザード7が第1位🏆パチは2位がガンダムユニコーンで
多少盛り上がった感はあるが
スロはちょっと残念な1年だった印象が…色々と向かい風が強い業界だが今年はどんな1年になるのか⁇
5号機完全撤去後が心配。 pic.twitter.com/VdIySA4QCu— モリタカヤン (@TRIPLEBONDS) January 15, 2022
・TY840枚(設定1)
・天国ループ率約33%~(設定1)
・バイオ伝統の増殖上乗せ
・フリーズを伴う恐怖演出
・2戦突破型のゲーム性
出典:ちょんぼりすた
2021年2月、アデリオンよりリリース。規定ゲーム数消化がメイン契機で純増は約5枚、今となってはやや古いタイプのゲーム性だが、パチスロ必勝ガイドの企画で2021年の第1位に輝くなど、ユーザーの支持を集めている。
設定1のAT「ハザードラッシュ」初当たり確率は約1/927.7。ベースは約50.2Gなので、初当たりまでの平均投資は約924枚。これに対し、設定1のTYは約840枚。投資はかかるが、その分それなりの一撃に期待できる仕様と言える。
2周も3周も回って絆2アリやなあ。
前に打った時はもう卒業で良いかなと思ったんだけど普通に面白かったわ。意外と1、2年前の6号機を打ち直してみたらイメージ変わるのかもね pic.twitter.com/Xuq22f7SYB
— えっくす@1月は糖質無制限 (@climaxxxxxxxx) January 16, 2022
・スペック詳細
BC(通常時)/BT初当り/出率
設定1 1/139.4 1/525.6 97.4%
設定2 1/132.8 1/453.3 98.6%
設定3 1/134.1 1/457.7 102.0%
設定4 1/128.1 1/371.4 106.1%
設定5 1/125.4 1/370.9 110.1%
設定6 1/110.2 1/235.7 112.9%・千円ベース 約49.5G~49.7G
・想定コイン単価 約2.3円 ※設定1
・BT突入時平均TY 約408枚 ※設定1
出典:モード1.0のブログ
2020年2月、ミズホ(ユニバーサル系列)よりリリース。初代「絆」は5号機時代に絶大な人気を誇ったが、6号機「絆2」も中古機相場で上位にランクインし続けるなど評価されている。初当たりまでのゲームフローは概ね踏襲し、ATの純増も約2.8枚→約2.9枚とほぼ変わっていないため、馴染みやすいのかもしれない。
設定1のAT「バジリスクタイム」(BT)初当たり確率は約1/525.6。ベースは約49.5Gなので、初当たりまでの平均投資は約531枚。これに対し、設定1の平均TYは約408枚。一撃性能は決して高くないが、遊びやすいスペックと言っていいだろう。
鉄拳4デビル初打ちでエンディングいった😂 pic.twitter.com/Cb4N4i4tHI
— 相原優奈♡MTF♡ (@you660826) January 15, 2022
デビルラッシュは純増約2.7枚/Gの上乗せ超特化型ATとなっており、期待枚数は約1600枚と性能抜群。初期ゲーム数はフリーズ以外がデビルインパクトで決定し、フリーズ経由の場合は鉄拳アタックで決定する。
出典:ちょんぼりすた
2021年6月、セブンリーグ(山佐系列)よりリリース。主に規定ゲーム数消化で発生するバトルに勝利すれば、純増約2.7枚のG数上乗せ特化型ATに突入。一撃性能に特化した「デビルスペックDNA」を継承し、6号機で最高峰とも言われる出玉性能を実現した。
設定1のAT「デビルラッシュ」初当たり確率は非常に重く、約1/1877.0。ベースは約50Gなので、初当たりまでの平均投資は1877枚となる。その代わり、ATに入れば期待枚数は約1600枚とかなり多く、完走率も約64%を誇る。
AT実質確率は
①で約1/2400
⑥で約1/400
ってところか…極端やなwhttps://t.co/WtQAhpC6gK pic.twitter.com/1rhrk2CeLN— 蒲焼ん(・ω・ ) 🍵 (@Dolphin_ring777) December 19, 2019
2020年2月、オリンピアからリリース。フリーゲーム発祥の有名ホラーゲームが初の遊技機タイアップ。約8枚の高純増ATを搭載し、完走率75%(設定1)という思い切ったスペックで注目を集めた。
設定1のAT実質確率は約1/2400。ベースは約52.1Gなので、初当たりまでの平均投資は約2303枚。群を抜いて重いが、設定1の平均TYは約1907枚で、4回に3回は完走。前述した「鉄拳4デビル」以上の大勝負台である。
6月上旬 スロット新台
ガールズ&パンツァー劇場版6.1号機 34.5G低ベース機 新筐体
初当たり確率 1/196
AT戦車道 1/539
AT戦車道TY 510枚
AT純増 2.5枚AT中は大学選抜チームと対戦し
5戦勝利後の愛里寿への挑戦に勝利すると
エンディング突入#デマッセ田中店#ガルパン pic.twitter.com/3Dka5M0BQB— デ・マッセ田中店 since2008.12.11 (@11Since2008) April 21, 2021
・スペック詳細
初当り/AT確率/出率
設定1 約1/196.6 1/539.9 97.5%
設定2 約1/191.0 1/521.9 98.5%
設定3 約1/177.3 1/472.3 101.7%
設定4 約1/164.2 1/433.4 104.8%
設定5 約1/151.5 1/397.1 108.1%
設定6 約1/144.2 1/375.6 110.2%・千円ベース 約34.5~34.8G
・設定1想定数値:
コイン単価 約2.5円AT平均TY 約510枚
出典:モード1.0のブログ
2021年6月、オリンピア(平和系列)よりリリース。純増約2.5枚、伝統の自力バトルATを搭載。原作は2022年10月でTVシリーズの放送開始から10周年を迎え、今なお多くのファンを抱える人気アニメである。
設定1のAT「戦車道」初当たり確率は約1/539.9。ベースは約34.5Gなので、単純計算で初当たりまでの平均投資は約782枚。これに対し、設定1の平均TYは約510枚。やや見返りが少ないように見えるが、本機は擬似ボーナスからメインATを目指すタイプで、擬似ボの平均獲得が130枚と多めなので、実際にはもう少し投資が抑えられるはずだ。
S戦国乙女 暁の関ヶ原
噂の乙女GOD
初当たりはいずれかの特化ゾーン
スタート pic.twitter.com/90eFk83KWg— 天竺 (@tmbkgm0008) September 1, 2021
・スペック
AT初当り/出率
設定1 1/385.5 97.5%
設定2 1/371.5 98.5%
設定3 1/352.2 99.9%
設定4 1/298.3 105.1%
設定5 1/272.5 108.0%
設定6 1/248.0 111.1%・千円ベース 約37.3G
・設定1想定数値
コイン単価 約3.2円
平均TY 約460
出典:モード1.0のブログ
2021年11月、同じくオリンピアよりリリース。ATは純増約2.2枚で、特化ゾーンからスタート。戦国乙女はパチ・スロ共に人気のオリジナルコンテンツだが、まさかの「神」をオマージュ(?)した演出やリール配列で、「乙女GOD」などと呼ばれている。
設定1のAT「乙女RUSH」初当たり確率は約1/385.5。ベースは約37.3Gなので、初当たりまでの平均投資は約517枚となる。これに対し、設定1の平均TYは約460枚。演出は「神」でも、スペックはマイルドな部類と言えるだろう。
このように、ほとんどのパチスロ新規則機の場合、平均投資を捲るにはATで上振れを狙うしかない。しかし、ここにきて気になる新台の情報が飛び込んできた。
OK!!からパチスロウルトラマンタロウ 暴君SPECが4月
納品らしいTS 1/472(設定1)
モードTYは728枚
1000円ベースは32.9G
2400枚到達率約6%
完走後100%CZ当運
CZ突破率約40%かなりな暴君っぷりがスペックに表れているみたいなので暴れてくれることに期待してw
そもそも暴君スペックっていってるしwww pic.twitter.com/rV87rZW3hJ— PS案内所@群発頭痛群発期なう (@ps_annaijyo) January 28, 2022
2022年4月、「ぱちスロウルトラマンタロウ 暴君SPEC」がオッケー.からリリース予定。設定1のAT初当たり確率は1/472。ベースは約32.9Gなので、平均投資は約717枚。人気の「バイオ7」と「絆2」の中間あたりの平均投資枚数だが、思わず二度見してしまったのはモードTY。なんと、平均投資を上回る約728枚という数字なのである。しかも、2400枚到達率が6%という現実的な値で、完走後は100%CZ突入→約40%で突破し、ATに再突入できる設計になっているらしい。暴君の名に恥じぬ破壊力を秘めたスペックと言っていいだろう。
私が最も注目しているのは『SパチスロウルトラマンタロウMG』です。スペックは明らかになっておりませんが、個人的には京楽産業.のパチスロ機というだけで期待してしまいます。
京楽産業.系列といえば、パチンコ分野での活躍イメージが強いですが、パチスロでも魅力的なマシンを数多く生み出しております。
出典:パチマックス
本機は当たりやすさと出玉性能のバランスが高水準で、さらに引きさえ良ければ実質2400枚の壁を突破可能。万枚出せる6号機『ぱちスロ沖ハナ-30』や、5号機の名機『ぱちスロ仮面ライダーBLACK』を生み出した京楽系列の新台ということで、検定通過が報じられた段階から有識者にも注目されていたようだ。
本来ユーザーが負けるはずの設定1でTYが平均投資を超えるというのは、一体どういうことなのだろうか? 「ぱちスロウルトラマンタロウ 暴君SPEC」に関してはまだ不明な点も多いが、事前情報通りなら、暗雲立ち込めるパチスロのシマに光をもたらすニューヒーローとなりえるだろう。