最近「おむすびころりん」をギャル語で語ったり、広告用語で「鶴の恩返し」を語ったりする語り部がいるということで、パチンコファンも負けじとパチンコ用語で日本昔話を語ってみようと試みるのであった。
むかしむかし、まだ7の付く日に色々とイベントが出来ていたころから、おじいさんはとおばあさんが朝一ホールに通っていました。
おじいさんは、山佐の『パチスロ ケロット』を、おばあさんはMAXタイプ『桃キュンソード』を打っていました。おばあさんが、10Kくらい投資したところで、連続予告が3回続いて、大きな桃の役物が出現しました。「おや、これは激アツ」ということで、おばあさんはウエイトボタンを押してリーチを見守っていると、マサカのハズレ。チャンスボタンをプッシュで、再び大きな桃の役物が現れてキュインキュイン!!なんと元気な男の赤ちゃんが。「これは、パチンコ神さまのお恵みじゃ」子どものいなかったおじいさんとおばあさんは、大喜び。
『桃キュンソード』から生まれた男の子を、おじいさんとおばあさんは桃太郎と名付けました。桃太郎はホールでスクスク育つと、釘よみ、セグよみは勿論、ビタ押しもできる強い男の子に育ちました。
ある日、ホールに台パンするわ、2台かけもちするわとDQNな鬼たちがあらわれました。ホールの常連客がこまっていると「ぼく、鬼がシマへ行って、わるい鬼を退治します」と、いいました。
おばあさんは、余り玉できび団子を交換すると、桃太郎にもたせました。
鬼のいるホールに向かう途中、桃太郎は『CR牙狼~金色になれ~』で確変ワンセットで終わってしまうと「桃太郎さん、何をしているのですか?」と、イヌが声をかけてきます。桃太郎は、「鬼がシマへ、鬼退治に行くんだ」と、答えました。「では、団子を1つください。おともします」イヌは、きび団子をもらうと、桃太郎のおともになりました。
こんどは『アイム・ジャグラー』で、目押しできないサルに出会いました。
「桃太郎さん、ちょっと止めてもらえます」と、サルが声をかけてきました。桃太郎は、「鬼がシマへ、鬼退治に行くんだ」と、7を揃えました。目押しのお礼に缶コーヒーを桃太郎にあげたサルは「それでは、私にも団子を1つください。おともしますよ」サルは、きび団子をもらうと、桃太郎のおともになりました。
こんどは、『パチスロ バジリスク〜甲賀忍法帖〜2』で「甲賀忍法帖」が流れていると、ワゴンサービスをするキジに出会いました。「桃太郎さん、いかがですか?」桃太郎は、「鬼がシマへ、鬼退治に行くんだ」と、答えました。「それでは、65玉ください。おともします」
こうして、イヌ、サル、キジの仲間をおともに、桃太郎はついに鬼のいるシマへやってきました。
鬼たちはシマで、捻り打ち、台パン、ハンドル固定と目を覆いたくなるようなDQNの好き放題。それをみていた桃太郎は、「みんな、ぬかるなよ。それ、かかれ!」
イヌは鬼の台をエナし、サルは隣でオスイチ、キジは次回予告、そして桃太郎はプレミアフリーズと大活躍。鬼たちも意地になりますが、保留ハズレにガセ予告、魚群ハズレに役物ハズレ、終いには小当たり連続で、とうとう追加投資までしてドハマリする始末。とうとう鬼の親分は「マジ、辛れぇー……」と、最後に台パンして帰っていきました。
鬼がいなくなったホールは快適空間。夕方帯ということもあり、桃太郎たちは大漁出玉で、ナンバーランプを押しまくり。店員さんは大忙しですが、ドル箱がドンドン積み上げられ、10万発突破!!! おじいさんとおばあさんは、桃太郎のドル箱を見て大喜び。こうして三人は、大勝ちのおかげで幸せに暮らしましたとさ。