【どうなる】違法状態な釘調整についにメスが入る?

2015/11/20

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  • kugi_001
    完全確率抽選のパチンコにおいて、出玉のコントロールは釘調整によって行うしかないが、厳密にはこれは法に触れている。全国のホールで今まで事実上黙認されてきた釘調整にいよいよメスが入るかも知れない。

    警察庁の要請

    11月6日、警察庁はホール関係者に向けて「検定機と性能が異なる可能性のある機種」を業界を挙げて撤去するよう要請した。遊技産業健全化推進機構の遊技機性能調査の際、一般入賞口にほとんど玉が入らなかったことが指摘されている。

    一般入賞口とは

    入賞すると3~10個ほどの払い戻しがあるだけの穴。ほとんどのユーザーは見向きもしない部分だが、ホールではここに玉が入りにくいよう調整して、「ヘソ入賞からの大当たり」でのみ出玉を獲得させることが日常化している。

    釘調整は違法?

    本来、型式検定時の釘の状態を変更することは、「公安委員会の承認を受けずに設備の変更を行うこと」であり、風適法第9条に違反している。しかし、「ユーザーの遊戯によって釘は自然と曲がってしまうものであり、それを直す為の釘調整」という建前によって、今までは黙認されていたのである。

    今後どうなる?

    警察庁の指導通り、一般入賞口にきちんと玉が入るようになると、ヘソの回転は今より落ちるが一般入賞口の払い出しがあるので、「大勝ちも大負けもしにくい台」ばかりになるらしい。

    「十分間で合計数十個の玉が入る性能」になっている台に私は遭遇した事はありませんが、もしそんな台があったら、大赤字になってしまうでしょうから、千円で10回しか回らない台が続出します。保留玉が途切れるなんてレベルではありません。頻繁に保留無し状態になる事間違いなしです。

    出典:一般入賞口に玉が全く入らないぱちんこ遊技機について/天職

    これから発売される遊技機は一般入賞口問題をクリアしたものでなければならない。メーカーは検定取り消し問題に直結するので、ホール以上にシビアになっている。

    納品に際しても、試験時の釘と出荷時の釘が同じであることを確認後、メーカーはホールに担当者を派遣して、釘が試験時(出荷時)と同一であることの証明書にサインすることになりそうだ。

    入賞口の新基準をクリアして使えるMAX機はあるのか!?/パチンコ日報

    みんなの反応

    撤去にかかる費用を心配している声もある。結局その支出はユーザーから回収しなければならないからだ。

     

    そもそも一般入賞口の存在を知っているユーザーは少ない。検定機と同一にした場合、今まで以上にヘソに玉が入らない為、客離れが進んでしまう恐れがある。関係者は今後の成り行きを固唾を呑んで見守っている。

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