パチンコを打っていると、最初は回ったのに「アレ?急に回らなくなった」なんてことはないだろうか?
そこで、このパチンコあるあるについて調べてみた。
最初は回ったのに急に渋くなった…この現象をパチンコファンたちは「嫌がらせ」だと思っているようだ。
最近のパチンコ台、急に回らなくなるメカニズムは
何なんだろう??— 松任谷洋二 (@johnny219ra) 2016年2月28日
謎の超電磁カ
連チャン終わった後に嘘みたいに回らなくなる現象あるじゃん?
あれもうあなたには出しませんっていう合図だから
店が台に周波送ってるのよ
潜伏入った瞬間回らなくなるのもそれ、金を使わす為に電圧変えて入らなくしてるよ確実に
中には「釘がズレだす」、「バネが伸びる」など超常現象とも言える説を述べているネット民もいた。
本当のところはどうなのだろうか。そこでプロと呼ばれる人たちの意見を調べてみた。
店を疑う前によーーく考えてみましょう。
これは極々アタリマエのことなんです。
千円毎の回転数にはムラがあります。
俗にいう「回転ムラ」です。その台の平均よりよく回る状態を「上ムラ」、平均より回らない状態を「下ムラ」と言います。
一般のファンは回る台を探そうとする時に釘を見て探すのではなく、とりあえず少し打ってみて、回った台で粘ろうとする。最初の1000円か2000円で回らなければ、それ以上粘ろうとしない。このやり方だとどうしても「回転率は必ず落ちる」という印象になってしまう。
長く打って回転率が20回(の見込み)の台でも、たった1000円分だけの単位で見れば30回のこともあるし、10回のこともある。単位が小さければ、その上ムラと下ムラの範囲は大きくなる。同じ台で一万円単位で見ても、回転ムラは上下で5回転近くの幅が出ることもある。
プロたちは回転率が落ちていくことを「ムラ」と呼んでいるようだ。
なので最初回っていたのに、突然回らなくなると感じる現象は「上ムラ」が「下ムラ」になったか否かということなのだろう。
それでも最初回っていたのに、突然回らなくなるとイライラしたりする。そんな時はどうしたらいいのだろうか?
回転率が途中から上がる、というのは回らなくても打ち続けた人だけが経験できるのです。
(回らなくても打ち続けろと言ってるんじゃないですよ。念のため)
パチプロは、釘を見ての台選びに自信があれば最初の1000円や2000千円での回転率には動じない。20回の回転率を見込んだ台が最初の1000円で10回転しか回らなくても打ち続ける。そのケースでは、台が見込み通りに回ってくれば、結果的には「回転率が上がった」ということになる。ただその場合は、短期的な視点では「上がった」ように見えるが、長期的に見れば予想通りというだけのことだ。
玉の打ち出しの強弱をストロークといいますが、このストロークを安定させることが一番重要です。台自体が古すぎたり、ホールコンピュータで制御されていて難しい場合もありますが、回転しやすいポイントを見定め常に玉がそこに行くように微調整しましょう。
玉が盤面ギリギリ届くくらいに弱く打つ「チョロ打ち」、右側に強く打つ「右打ち」など釘によってストロークの強弱で回転率が大幅に変化する場合があるので色々と試してみるとよいでしょう。
結論をいえば、パチンコ台の回転率は1000円、2000円ではわからないということ。
粘って打ってみる必要もあるが、回らない台で一生懸命粘っても意味がない。そこでプロたちは釘をしっかりと見極めるのだそうだ。
また、早い段階で玉のストロークを安定させ、打つ台で一番回転しやすいポイントを見定めることも必要だという。
これらのことから、最初の1000円が良く回るというのは気のせい以外の何者でもない。それでもやっぱり回らなくなるとイライラして、何かのせいにしてしまうのが人間というものなのだが……。