【長】「ギャンブル依存症支援団体連携協議会」ってなに?

2017/05/03

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  • kajino_rio
    「ギャンブル依存症支援団体連携協議会」という名前の長い協議会が設立されたらしい。一体どのような会なのだろうか?

    設立

    国内のカジノ解禁に向けた法整備の検討が続く中、患者や家族の支援に取り組む各地の団体が20日までに「ギャンブル依存症支援団体連携協議会」を設立した。家族らの精神的・経済的負担の軽減などが目的。事務局を務める「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表は「依存症対策がカジノ建設の言い訳になってはならない。抜本的な対策強化を連携して訴えたい」としている。

    出典:日本経済新聞
    昨年末、IR推進法が成立し、ギャンブル依存症対策の必要性が高まっている。これを受け、各地で依存症対策に取り組んでいる団体が集まって「連携協議会」を立ち上げた。

    目的

    【当協議会の目的】
    ・ギャンブル産業への賛否は問わず、ギャンブル依存症対策推進で志を共有し国に働きかけること
    ・ギャンブル依存症支援に関わる団体の連携を促し、社会全体の好循環を目指すこと
    ・ギャンブル依存症当事者に巻き込まれたご家族の、精神的・経済的負担を軽減する支援を目指すこと

    出典:ギャンブル依存症問題を考える会 | 連携協議会
    同協議会は、各団体の連携を促しつつ、依存症の当事者のみならず家族の負担を軽減することや、社会的偏見を取り除くことを目的としているらしい。「ギャンブル産業への賛否は問わ」ないという。

    今までなかったのが不思議?

    ある記者さんに「こんなに支援団体があるとは知りませんでした!」と言われました。
    確かに私たちも連携作りが遅れたことは否めません。
    けれどもこれまでだってずっと地域に根付くサポート団体はあったのです。

    これからは新しい支援体制作り、そして地域社会との連携作りに力を入れ、
    ギャンブル依存症対策が、カジノ建設の言い訳程度のものにならぬよう、
    連携協議会と力をあわせ、国に求めていく所存です。
    皆様、どうぞ応援して下さい。

    出典:in a family way
    ギャンブル依存症対策と言えば、ホールのポスターでよく見かける「NPO法人リカバリーサポートネットワーク」(RSN)が有名。「ギャンブル依存症問題を考える会」代表のRicoこと田中紀子氏は、警察がこれまでRSNを支援するよう指導するばかりで、各団体の連携を呼びかけなかったのは手抜かりだと主張している。

    参加団体の中に…

    ギャンブル、ネット、ゲーム依存症は克服できます。
    ご家族などの「直接型対応」で、事態を悪化させる前に、
    全国で開催のセミナー参加と大崎大地に相談してください。

    出典:jago jp home ギャンブル依存症克服支援
    同協議会に参加を表明しているのは8団体。この中に「一般社団法人大崎大地」という名前がある。

    元「JAGO」

    貴方達、数年前まで「パチンコ廃絶、カジノ粉砕!」なんてシュプレヒコールを挙げていたではないですか。そこから数年経って、我が国でカジノ導入の推進が決定し、依存対策に予算が付きそうな状況が見えた途端、今度は「民間にも金よこせ、ギャンブル業界はそれを負担しろ」ですか? それは流石に変なビジネスモデルになっては居ませんか?という話です。

    出典:カジノ合法化に関する100の質問
    国際カジノ研究所所長の木曽崇氏によると、「一般社団法人大崎大地」の前身は「Japan Anti Gamble Association(日本反ギャンブル協会)」(JAGO)で、その名の通りギャンブルそのものを廃絶せよと主張していた団体。連携協議会は「ギャンブルそのものには反対しない」という立場なので、JAGOは主張を変えたことになる。JAGOは国の予算目当てで宗旨替えしたのではないか……と木曽氏は見ているようだ。

     

    依存症は確かに病気であり、対策すべき課題。ギャンブル産業自体の賛否は問わないとのことなので、業界ともうまく連携していただきたいものである。

    TOP:YouTube

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