2017年5月、またもや藤商事が『パチスロ 呪怨』をリリースした。すっかり藤商事の十八番となったホラー系。
どうして同社はホラー系のパチンコ&パチスロ機をリリースし続けるのだろうか。
現在、藤商事の主力商品は「CRリング」シリーズのホラーパチンコが中心となっており、その他には「萌え」や「時代劇」に加え、新たなジャンルの遊技機の創造にも力を入れております。
人気ホラー映画をモチーフにした台で有名な『藤商事』。その中でもパチンコ「CRリング 運命の日」は、6万台を超えるヒット作品。パチスロ「リング 呪いの7日間」は、2万台を超える販売台数を記録している。
藤商事もホラー系パチンコ&パチスロが自社の主力商品であることを自覚しており、藤商事がホラー系の先駆者として今の地位を確立できたのは、パチンコもパチスロも『リング』シリーズが大ヒットを記録したからに他ならない。
藤商事のフィスコ二期業績予想: パチンコ・パチスロ機の中堅メーカー。ホラー系ジャンルの開発に強み。無借金経営で財務内容は良好。新規タイトルの育成に注力。パチンコ遊技機はホラー … https://t.co/Xo2vpXa3GE #パチスロ
— パチンコ関連ニュースまとめ(Bot) (@Pachinko_Bot_JP) 2017年6月4日
2016年3月期については、売上高が前期比20.6%減の446億円、営業利益が同49.6%減の40億円を見込む。中長期の成長戦略では、パチンコ部門において利益・キャッシュ創出を挙げる。ホラージャンルに続く、新たなヒットジャンルの創出や市場シェアを伸ばすことにより、リユースの財源を確保する。パチスロ部門においては、稼働力を備えた機種の安定リリースを目指している。パチスロ「リング 呪いの7日間」に続く、ヒットタイトルの創出、年間3機種の安定リリース、利益効率の高いパチスロのシェア確保により、収益性を高める計画である。
どうして藤商事がホラー系を作り続けているのかというと、すでに藤商事のホラー系は同社だけのものにあらずということだ。
パチンコ&パチスロファンたちは勿論のこと、業界関係者から株主、投資家に至るまで藤商事がリリースするホラー系の動向から目が離せないらしい。
ホラーが好きと言うか、藤商事が作ったホラーパチが好き。
— VJGEN11V@蒼天にして華の如く (@DJGEN115) 2017年3月16日
藤商事の台ってホラー系と萌え系が多くてとても好き👏
— 柿の種@叫 (@kakinotane1029) 2017年3月9日
ファンたちが藤商事のホラー系機種に対してどれだけ期待しているかが分かる。こうなれば今後もファンを魅了するホラー系の開発に取り組んでいただきたい! それでは最後に歴代藤商事のホラー系シリーズをふり返ってみたいと思う。
『リング』シリーズ
2007年3月に『リング』シリーズ初となる『CR リング』がリリースされるとホラー系の先駆としてファンを魅了。
2014年7月にシリーズ第3弾となる『CRリング 運命の日』がリリースされると6万台以上の大ヒット機に。そしてこの地位を不動のものにしたのである。
『CRオーメン』
2012年10月に藤商事は、6月6日午前6時に誕生し、頭に「666」のアザを持つ恐ろしき悪魔の子ダミアンが主人公である映画とコラボし『CRオーメン』をリリースした。本機種は約1万5000台以上を販売したという。
『呪怨』シリーズ
初代『CR リング』をリリースして以来、ほぼ毎年のホラー系を世に送り続けてきた藤商事は、2013年8月になると貞子ではなく伽椰子にスポットをあてた『CR呪怨』をリリース。
こちらも5万7200台の販売台数を記録しているという。また、2017年5月には同シリーズ最新作となる『パチスロ呪怨』がリリースされた。
『CR暴れん坊将軍 怪談』
ホラー系とともに藤商事が力をいれているのが「時代劇」で、自社の強みを存分に発揮し、時代劇とホラーを融合させたのが2015年2月『CR暴れん坊将軍 怪談』である。
因みに藤商事の『暴れん坊将軍』シリーズは本機種を最後に新台はリリースされていない。
『CR着信アリ』
2015年9月には、こちらもホラー作品として映画、ドラマなどで多くのファンを獲得した『着信アリ』とコラボして『CR着信アリ』を藤商事はリリース。
2016年8月『CR仄暗い水の底から』
2016年8月にはハリウッドでリメイクされて米国でも話題となった作品とコラボした『CR仄暗い水の底から』をリリース。販売台数は10000台を誇る。
藤商事のホラー系の歴史を振り返ると、2007年3月に『CR リング』をリリースした後、すぐさまホラー系をリリースするかと思いきやその後は『CRゴースト ニューヨークの幻』(2008年11月)『CRゴーストバスターズ』(2010年4月)『CRゲゲゲの鬼太郎〜妖怪頂上決戦〜』(2011年5月)をリリース。
一応は霊や妖かし的な要素を持った台を制作しており、『CRリング 呪いの七日間』までには実に4年の歳月を要していたが、その後は毎年コンスタントにホラー系をリリースしてファンを魅了している。
今後もパチンコ&パチスロ業界発展のためにホラー系だけでなく、色んな意味で驚かしてくれる機種を世に輩出して頂きたいと思う。