【業界の噂】パチスロ黄金期を彷彿とさせる規制緩和が検討されているらしい

2021/09/07

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  • srogg0903
    パチンコホールの広告宣伝について、ルールの見直しが議論されているらしい。出玉イベントがNGとなって久しく、ライター来店や雑誌・webサイトの取材告知も地域差がある状況。広告ルールが見直されれば、ホールは再び出玉イベントを開催できるようになるのだろうか?

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    かつてあった出玉イベント


    「射幸心を煽る告知」が全国で禁止されたのは2011年夏。それ以前は、「本日は末尾○番台がオススメ」とか「今日はジャグラーがチャンス」といった特定の台や機種をプッシュするイベントが大々的に行われ、閉店間際の設定発表(言わば答え合わせ)も実施されていたようだ。

    そういったイベントが規制されてからは、ライターの来店や雑誌取材が代替手段として用いられてきたが、地域によってはそれも禁止。ホールがユーザーに発信できる情報は「新台入替」など、ごく狭い範囲に限られているのが現状である。

    しかし……。

    業界団体の勉強会にて……


    8月25日にMIRAIぱちんこ産業連盟とぱちんこ広告協議会が共同で「第3回MIRAI公開経営勉強会」を開催。「デジタル化社会を見据えた、パチンコの広告宣伝ルールの在り方」というテーマが掲げられ、「パチンコの広告宣伝を見直す可能性」についてパネルディスカッションが行われた。

    その中で、MIRAI法律・規則部会の生島靖也部会長は「広告宣伝の手法がアナログからデジタルへと移行しつつある今、現状のルールは平成24年の警察庁通達のままとなっており、見直す余地がある」と指摘。さらに「広告宣伝のルールを新設・改廃してもいいのではないか」と提案した。

    それで何が変わるのか?

    ルール見直しの方向性として、行政通知に関しては「事実を正確に示していない、もしくは客に誤認させるような表記を用いる場合のみ不可とする方向で見直していく」。一方、地域規制に関しては事実を告知する場合は「著しく射幸心をそそるおそれのある行為」や「法令違反行為をうかがわせる広告宣伝は禁止する」ことを前提に、「出玉の上限値や高設定の割合、出玉の下限値や他の設定の割合などもバランスを勘案し開示することであおり広告を防ぐ」ことをポイントに都道府県の規制を見直すとともに、全国統一化を図っていくという案を示した

    出典:PiDEA
    まず、「著しく射幸心をそそるおそれのある行為」や「法令違反行為をうかがわせる広告・宣伝」は禁止。この前提は今と変わらない。その上で、「事実の告知」を可とする方向性が検討されているようだ。

    高設定の割合や出玉率の上限値など「プラス情報」だけでなく、他の設定の割合などの「マイナス情報」も共に出すことでバランスを取れば「あおり広告」にはならないと解釈し得るらしい。また、○周年やリニューアルオープン、有名人の招致といった「事実」も、連日開催は不可といった条件付きながら、全国統一で可とする案が示された。以前あった突発的な出玉イベントを復活させるのは難しいだろうが、周年イベントなどは大々的に開催できるようになる可能性が浮上。また、高設定の割合などの「事実」が公開されるようになれば、ホール選びの一助になるのは間違いない。

    パチスロ6号機の出玉性能は規制によって抑えられており、有利区間の撤廃は実現するとしても当分先と見られている。そんな状況で広告宣伝ルールが見直されれば、パチスロのシマも少しはかつての賑わいを取り戻せるかもしれない。

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    では、この提案、業界人たちはどう見ているのだろうか?

    業界人の反応


    ホールからは「実現されれば良い」と歓迎する声もあるが、「設定確認できないなら詐称し放題」との指摘も上がっている。しかし、何よりも多かったのは……。

    むしろ厳格化すべき?


    驚いたことに、「現状のルールをきちんと守らせるのが先」といった声が相次いだ。現状、SNSにおいて第三者を装ったアカウントによるアングラな告知・イベントなどが横行しており、しかもそれが野放しにされていることが問題視されている。

    ユーザーの反応は?

    4. 2021年08月27日 16:56
    なんやねん割合て。設定開示しな意味ないやろ笑

    14. 2021年08月27日 17:39
    いやそんな曖昧なのはいいから設定みせろや

    出典:パチンコ・パチスロ.com
    一般ユーザーからは「6号機の性能では煽るのも無理」という声や、業界人と同じく現状のアングラな告知を規制すべきという声が上がっている。また、「高設定の割合」のような曖昧な情報ではなく、台ごとの設定発表を復活させてほしいという声もあった。

     

    広告宣伝ルール見直しの議論は、業界人も一般ユーザーも冷ややかに見ている模様。とは言え、アングラな告知の規制も含め、見直しが必要な時期であることは間違いないだろう。業界人やユーザーからの見解を受け、この度の提案がどのような方向に進んでいくのか、パチスロ黄金期を復活させるための布石となるのか、しばし成り行きを見守りたい。

    TOP:YouTube

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