パチンコ・パチスロ共にスマート化が進みつつある今、レトロな「じゃん球(雀球)」がホールに登場する可能性が浮上した。実物で遊んだことがないどころか、見たことすらないという方もいるかもしれない。そこで、じゃん球の歴史を振り返りつつ、最新情報をチェックしてみた。
【雀球】たまに聞く「じやん球」って一体なんなんだ!という話
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— ななプレス&なな徹&ななライズ (@nanapress_info) June 21, 2023
どうやら雀球というのは以下のような遊びのようです(デジタル化以降)。
・パチスロ用メダルを入れると麻雀と同じく初期の手牌が配られる(配牌)。
・いらない牌を選択して捨てる。
・球を弾く。球が落ちたところに表示されてる牌がツモ牌。
・役ができるまで規定回数繰り返す。
・役ができたら払出し。出来なければ終了。機種によって細かい違いはあるようですが基本的にはこれっぽい。
出典:ななプレス
じゃん球はパチンコと麻雀をミックスさせたような遊技機。盤面にずらりと「牌」が並んでおり、パチンコ玉を打って入賞させるとその牌を引いたことになる。「役」の完成を目指して一発ずつ打ち込んでいき、既定の玉数で役ができれば成功、麻雀の役に応じた払い出しがおこなわれる。
現在の一般的なパチンコはヘソ保留が溜まるまで打ちっ放しなのに対して、じゃん球は一発ずつ弾いて玉の行く末を見守るのが大きな違いと言える。一部の機種の役物チャレンジを思い浮かべていただくと少しわかるかもしれない。ちなみに、型式試験での表記は「じやん球」である。
今のところ最後の雀球はこれですかね?
サミーさん、頑張れ❗手打ち雀球伝道録カイジ(サミー) pic.twitter.com/cbfrmUBRnk
— ぽむまろ (@almostpachinko) July 14, 2019
本日で、MJモバイル版JanQは五周年を迎えました🎊🎉
日頃からお楽しみ頂き、ありがとうございます。MJモバイル版JanQは、
麻雀とは違った感覚で役作りを楽しめます✨
是非、お楽しみください♪詳しくはこちら👇https://t.co/dpl1EdulYA#JanQ #麻雀MJ pic.twitter.com/8lcf1ry0pO
— JanQ公式 (@JanQ_official) September 19, 2023
じゃん球は、2012年にサミーから「手打ち雀球伝道録カイジ」がリリースされたのを最後に、現在はホールから姿を消している。一方、2018年に「セガNET麻雀 MJ」で「MJモバイル版JanQ」が登場し、スマホやPCでじゃん球を遊べるようになった。
ぱちんこドキュメント!! : 【噂】新規則機の”雀球”が適合!?サミー『J手打ち雀球鬼赤スペシャルA』 https://t.co/no20c0f4Lr pic.twitter.com/pPE5VPcxDM
— ぱちんこドキュメント!! (@pachiniko) June 12, 2018
じゃん球が1台適合してる
保通協の型式試験、令和2年は低水準での推移 GLI Japanは8機種適合 https://t.co/VTs1MJidpv
— 日干し (@u_base) January 31, 2021
先の型式試験でなんと「じゃん球」が適合したようである。これでじゃん球がホールに導入されれば、『手打ち雀球伝道録カイジ』以来の新機種の登場となる。激アツである。
実は2018年にもじゃん球が適合し、『J手打ち雀球鬼赤スペシャルA』なる機種が検定通過したという噂が流れたが、結局幻のまま終わったこともあった。じゃん球の新機種が実現すれば、2012年以来9年ぶりである。
出典:パチマックス
MJモバイル版JanQがリリースされた2018年、ユニバカサミフェスでも「JanQ」ブースが登場。ちなみにその年は、サミーの「J手打ち雀球鬼赤スペシャルA」が適合したとの噂が流れたが、この機種がホールに登場することはなかった。また、2021年にもじゃん球が適合したと発表されたが、こちらもホールに姿を見せることはなく、いまだ神秘のベールに包まれている。
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【レポート】6号機の新台発表も!!ユニバカ×サミフェス2018に行ってみた
じゃん球って近年も何度か型式試験に適合してるのね
けどホールで稼動してないよな
何で作った上に試験まで通してるんだろな…数百万かけて遊んでんのかな?— 日干し (@u_base) January 31, 2021
型式試験に申請されること自体が稀で、たとえ適合してもホールには未登場。実機でのリリースは絶望的かと思われたじゃん球だが……。
https://t.co/MhQtFnW6nM
じゃん球ってまだあるんや、、— なますづけ (@asno18) February 3, 2023
試験に落ちたのは悲しいですが、これ実質じゃん球の生存報告ですよ。
まだまだ諦める気は無いようです。
出典:すろざんまい
なんと、2023年1月の型式試験に、じゃん球が2機種も申請されていたらしい。結果は不適合となってしまったが、メーカー側はまだ諦めていないことが明らかになった。
【6月】 #保通型式試験実施状況
・ぱちんこ
✅適合率⇒22.8%(適合…21件,不適…71件)
※2月約17%→3月約30%→4月約24%→5月約16%
・回胴
✅適合率⇒19.7%(適合…15件,不適…61件)
※2月約30%→3月約32% →4月約19% →5月約11%また、じゃん球の不適合が1件ありました https://t.co/K6xLQzZYTY pic.twitter.com/ZICPYQ6QbP
— ジェイさん@発信する遊技機クリエーター (@jsan65536) July 3, 2023
6月にも型式試験で1機種のじゃん球が不適合。なかなか通らないが、水面下で動いてはいる。麻雀にたとえるなら、なかなか有効牌を引けない状況といったところだろうか。しかし、退席してはいない……!
★ぱちんこ今月度も適合率20%キープ
★ただしぱちんこ結果書交付数は61件と今年ワースト
★回胴部門の適合率17.8%とまずまずも20%届かず
★じやん球部門に動き有り/2件受理 pic.twitter.com/10mvGyRq7r
— P-media Japanオフィシャル+たまに高橋カズテル (@pachinkomedia) August 1, 2023
7月中に受理した件数はパチンコ81件(前月比マイナス12件)、パチスロ82件(同マイナス10件)。また、じやん球が新たに2件受理されている。
出典:パチンコ・パチスロ情報島
7月の型式試験にも、じゃん球2機種の申請があったという。そして、こちらの適合・不適合の結果は、9月末現在、まだ出ていない……! 今秋以降の試験状況に要注目である。
懐かしいっ‼️昔旧Q大教養部正門のトイメンにあったパチンコ屋でよく打ったもんだw
— Kenkichi NAKASUJI (@gun3shi2) September 22, 2023
小倉で雀球に興じていた頃 pic.twitter.com/7gD26TX71i
— ダークホースF (@b1bXj18GuUi4kx0) September 23, 2023
この駅時代の三茶懐かしすぎる。。。
この3年後くらいからメインのバイトは三茶だったし。高校も近いし。
246沿いの方の白鳥で雀球打ったり映画館隣の立花(だっけかな?)に羽根物打ち行ったりしてたなーwパチンコ屋の思い出だけじゃなく叔父がパスタ屋とかやってたんでちゃんとした思い出もあるよw
— kaz_x (@Kaz_x_jans) September 18, 2023
サミーさんはぱちんこ・パチスロとは異なる第3の遊技機としての『JANQ』を提唱し前述の『サミータウン』や『セガNET麻雀MJ』などとコラボを行うなど戦う姿勢を崩していません。さらに! 詳細不明ながらもなんと約半年前の2023年の1月には保通協の型式試験に雀球が持ち込まれたとのニュースもあり。結果不適合との結果がでておりますが、これはメーカーはどこだったんだろう。個人的には十中八九サミーさんだと思いますけども、これはもう是非頑張って欲しいと思います。
出典:ななプレス
「羽根モノ」や「7セグ」は形を変えて今も残っているが、じゃん球の打感はじゃん球でしか味わえない。もしホールに登場すれば、懐かしさから一度は打ちたいと思うユーザーが相当数いるだろう。また、若いユーザーにとっても興味深い未知の遊技機となりそうだ。
麻雀の基礎知識さえあれば、じゃん球はかなり熱くなれるはず。興味があれば「MJモバイル版JanQ」で一度体験してみてはいかがだろうか。