【異常事態】『バジリスク絆』の中古機の値段がヤバすぎる

2016/08/09

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  • ※2017年4月19日 更新

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    新台にもう魅力はないのか? 2014年の機種『バジリスク~甲賀忍法帖~絆』(エレコ)の中古機価格が異常な高値をキープしている。これは日本中のホールが『バジリスク絆』を欲しがっていることの現れである。

    『バジリスク絆』中古機の高騰

    2016年3月時点で150万円という高値にあった『バジリスク~甲賀忍法帖~絆』の中古機価格は、同じ水準をキープ。一般的に新台の価格は約40万円なので、これはまさに異常事態である。

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    新基準機不振の影響か?

    AT規制をはじめとするいくつもの規制によって最近の新台は出玉性能がかなり制限されており、新基準機は概して人気とは言えない。新基準機の不振から、高値でも『バジリスク絆』の中古台を欲しがるホールが多いのかも知れない。

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    『バジリスク絆』まもなく期限切れ

    そんな人気機種『バジリスク絆』は2016年12月に期限切れの時を迎える。パチスロ機は「検定から3年」が期限とされ、その後は修理や部品交換ができなくなるのである。

    採算度外視?

    『バジリスク~甲賀忍法帖~絆』の設定1の機械割は97.3%。7000ゲーム稼働した時のホールの利益は計算上11340円。つまり、終日ほぼフル稼働しても1万円強の稼ぎにしかならない。どんなに稼働がついても150万円を回収するには5ヶ月ほどかかる計算だから、検定切れまでの残り時間を考えると既にギリギリ。今からホールが『バジリスク絆』を購入するのは、台そのものの採算は度外視で、客寄せ効果を狙った駆け込み期間ゆえと言ってもいいかもしれない。

    『バジリスク絆』が認定機に!?

    「みなし機」はあくまでも設置期間を少し延長するだけであり、期限は過ぎているので、故障したらそれで終わり。だが、公安委員会に申請して「認定機」となれば、追加で3年間、修理可能な台として設置しておくことができる。

    『みなし機』となった場合は万一、台が故障してしまったら部品の交換や修理する事は出来ない為、撤去せざるを得ない状況となってしまいます。
    しかし設置可能期間中に公安委員会に認定申請し、認定された場合は更に3年の認定期間が与えられ、故障してもこの期間は修理する事が可能になります。

    出典:クラウン1号ブログ

    認定をめぐる対立

    名機『バジリスク~甲賀忍法帖~絆』を「認定機」とするか否か、意見が分かれているようだ。全日遊連の阿部理事長は「認定を取得していく方向が望ましい」としているが、パチスロメーカー団体の日電協は『バジリスク絆』が高射幸遊技機にリストアップされていることを理由に認定しない意向を示しているという。

    『バジリスク絆』購入で懸念される違法行為

    阿部理事長は、12月に検定切れを迎える人気パチスロ機『バジリスク絆』について、「検定切れ後にみなし機として設置していく場合、違法な部品交換が懸念される」と述べ、認定を取得していく方向が望ましいとの考えを示した。

    グリーンべるとWeb版

    遊技機の検定期間内であれば可能ですが、検定期間満了後は移動や部品交換はできません。

    ゼンリンネット

    全日遊連の阿部理事長が懸念しているのが、『バジリスク絆』での違法行為。認定を受けなかった場合、部品交換はできないのだが『バジリスク絆』は、集客が見込める人気機種ゆえ検定切れ後、違法にも関わらず部品交換をする確率が高いと考えているようだ。認定することで、この違法行為を防ぐことが出来るのか否かも『バジリスク絆』に課せられた使命と言える。

     

    期限ギリギリの『バジリスク絆』に人気を独占されているスロット業界。規制は厳しくとも、新基準機にもどうか頑張っていただきたい。

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