【原作紹介】ネタバレ注意! 5分でわかる『蒼天の拳』

2019/01/05

トレンド

  • souten1218
    11月25日、東京ビッグサイトで開催された「ユニバーサルカーニバル×サミーフェスティバル2018」にて、サミーの新台『パチスロ蒼天の拳 朋友』がお披露目された。試打コーナーは大いに賑わい、6号機への期待は否応にも高まる。
    「蒼天の拳」と言えばパチンコ・パチスロのコンテンツとしてもすっかりおなじみだが、「北斗の拳と何か関係がある」ということぐらいしか知らない人も多いのではないだろうか? 『パチスロ蒼天の拳 朋友』導入開始に備えて、「蒼天の拳」の内容をざっくりと紹介しよう。

    「蒼天の拳」概要 &「北斗の拳」との比較

    週刊コミックパンチ(新潮社)の創刊号から以降休刊となった2010年39号まで連載していた作品。原作者は原哲夫。話数は全255話にものぼった。
    のちにアニメ化され、テレビ朝日系列で2006年10月4日~2007年3月14日の間に放送された。

    前作の寡黙だったケンシロウに比べ、拳志郎はギャグを好み少々砕けたキャラとなっている。

    出典:ニコニコ大百科
    原作は原哲夫氏の漫画。週刊コミックバンチにて2001年の創刊号から2010年まで連載された。
    「北斗の拳」の過去を描く物語で、主人公の霞拳志郎はケンシロウの2代前の伝承者。ストイックで寡黙なケンシロウに対して、霞拳志郎は奔放で砕けた人物。核戦争によって崩壊した近未来を舞台とする「北斗」に対し、「蒼天」は1935年頃の上海を舞台の中心としている。

    主人公・霞拳志郎

    上海でマフィアや拳法家を相手に腕を磨き、「閻王」(えんおう)として暗黒街でその名を轟かせる。一時期上海から姿を消し日本で暮らしていたが、朋友のために再び上海に舞い戻り、これにより北斗の宿命が動き出す。

    出典:北斗の拳 Wiki
    拳志郎は上海の南、寧波(ニンポー)で生まれ、暗黒街で「閻王」(えんおう)として恐れられていた男。一時期、日本で女子大! の講師をしていたが、友のために上海へ戻り、激しい戦いに身を投じる。
    北斗神拳伝承者としての強さに加え、ドイツ語のカルテを読みこなす頭脳や驚異的な記憶力を併せ持つ。さらに、ヘビースモーカーであるにもかかわらず、犬並みの嗅覚を持っている。
    決めゼリフは「おまえはもう死んでいる」という意味の「儞已經死了」(ニイイチンスラ)、そして「○○の文句は俺に言え!」。

    ヒロイン・潘玉玲(はんぎょくれい)

    『蒼天の拳』の主人公である霞拳志郎の恋人であり、兄は上海の秘密結社「青幇」の総帥である潘光琳。訳あって上海を去っていった拳志郎の帰りを待っていたが、養父が勝手に決めていた許婚の霊王が現れる。霊王は、彼女の中から拳志郎への愛が消えることがないと悟ると、記憶を消す秘孔を突き、彼女を馬賊に預けてしまう。

    出典:原哲夫 公式ウェブサイト
    上海裏社会の組織「青幇」(ちんぱん)の総帥である潘光琳(はんこうりん)の妹で、拳志郎の恋人。上海を去り日本へ行った拳志郎の帰りを待っていたが、養父が勝手に決めた許嫁・霊王(れいおう)によって記憶を奪われてしまう。そして……。

    李秀宝(りしゅうほう)

    蒼天の拳、観ています。
    馬賊の女頭、(り しゅうほう)!なんて、男前。
    この李秀宝、主人公・霞拳志郎の恋人が記憶を失って馬賊の頭をやっているという設定なのですけど。

    出典:~祈りの指輪~
    記憶をなくした潘玉玲は、馬賊の女頭として2年間、新たな人生を歩む。『パチスロ蒼天の拳2』の「秀宝乱舞」で活躍する李秀宝は潘玉玲と同一人物なのである。子供の頃から持っていたと思われる銃の素質は馬賊時代に花開いた。
    李秀宝は記憶がないまま拳志郎と再会し、徐々に記憶を取り戻す。その後、兄から青幇の総帥の座を受け継ぎ、采配を振った。

    敵対する組織「紅華会」

    魔都上海で閻王と恐れられたひとりの拳法家がいた。彼は義と友を重んじる上海裏社会の組織“青幇”のため、敵対する“紅華会”の幹部を皆殺し、姿を消した。それから数年。清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀は閻王を見つけ出し、禁衛隊に加えるため日本に向かっていた。その船には閻王を知る男、元青幇の李永健も毒見役として乗船していた。

    出典:ピッコマ

    日本に着いた李は冴えない教師、霞拳志郎に出会う。そう拳志郎こそがかつて閻王と呼ばれた男であり、第62代北斗神拳伝承者だったのだ。李との再会を喜ぶ拳志郎だったが李のもたらした報せは衝撃的なものだった。上海で紅華会が力を盛り返し、青幇の幹部が皆殺しにされたというのだ。

    出典:ピッコマ
    ステージ名や連続演出でもおなじみの「紅華会」とは、上海のマフィアで、「青幇」の敵対勢力。幹部連中は(霞拳志郎から見れば)どこか間抜けで妙ちくりんな人物ばかり。このあたりもシリアスな「北斗の拳」との作風の違いと言えるだろう。

    「天授の儀」と「泰聖院」

    泰聖院
    北斗劉家拳の菩提寺。美福庵主が寺主を務める尼寺。歴史の上で天授の儀が行われてきた場所。葉が上海からここへ仏像を運ぶという仕事を請け負ったため、拳志郎はそれに同行する形で訪れたが、それは運命が北斗の者達を導いていたからであった。
    かつて宗武と文麗が出会った場所でもあり、宗武はここで劉玄信から北斗劉家拳を学んでいる。

    出典:【北斗の拳用語紹介】エリア(蒼天の拳)
    パチンコ・パチスロ共に最強のフラグとして位置づけられている「天授の儀」とは、北斗神拳の伝承者が真の伝承者となるために行う儀式。聖母像の御前で「北斗劉家拳」の伝承者に勝利することで初めて「真の伝承者」として認められる。この「天授の儀」が行われる場所が「泰聖院」である。
    拳志郎は何かに導かれるようにして、かつて敵対した北斗劉家拳の劉宗武(りゅうそうぶ)と再会し、天授の儀に臨む。劉宗武はもともと孤児だったが、自らの力を持て余してドイツ軍の将校になり、この世に戦乱をもたらすために行動していた。

     

    「北斗の拳」とよく似ているようで、対照的なところも多い「蒼天の拳」。2017年より月刊コミックゼノンにて第2部「蒼天の拳 リジェネシス」が連載されているので、気になる方はこちらも要チェックである。

    TOP:YouTube

| TOP |