※2018年1月28日 更新
アニメとタイアップしたパチンコ機の代名詞である、エヴァンゲリオンシリーズ。パチンコへの新規ユーザーを獲得するほど人気を博した同機であるが、ここではそのヒットの歴史を振り返る。
1995年から放送が開始された、使徒と呼ばれる謎の生物と人造人間エヴァンゲリオンとの戦いを描いた作品である。個性的なキャラクターによる複雑な人間関係、多彩に張り巡らされた伏線、ドラマチックな展開などが多くのファンの支持を獲得。アニメの枠を超え社会現象になるまでのヒットを記録した。
2004年、大ヒットアニメとのタイアップ機として登場。アニメの世界観をたくみに生かし、多彩な演出もユーザーに受け入れられた。導入から1年以上の長きにわたって、ホールでは高稼働を維持。当初は、ミドル~マックスの4スペックをリリースしていた。
1・3・5の出目が停止すれば突然確変「暴走モード」突入。弱リーチから暴走に発展するパターンもあり、突確ブームの先駆けとなった。
突然画面が変わり、背景が格納庫になると確変大当たり確定。また、各種プレミアセリフも多彩で、ミサトの部屋やミッションモードへの突入時、1回転目でリーチがかかると大当たりなど、さりげないプレミア演出もユーザーを楽しませた。もちろん、全回転は興奮必須! 各種の法則は後続機にも継承され、シリーズの伝統となった
エヴァンゲリオンのスーパーリーチは大別して、ストーリー系とエヴァ系に別れる。熱いのは前者で、原作のシーンをうまく使用した使徒とのバトルが展開され、ユーザーを興奮に導く。これで、原作を見たいと思い、レンタルビデオ店に行ったパチンコファンも多いはずだ。
2006年にミドル~マックスのスペック帯で4種類を用意して登場。前作の良さを引き継ぎつつ、暴走モードのプレミアム版である覚醒モードを追加したり、映像などもパワーアップさせた。また、シンクロリーチ経由の暴走モード突入のパターンを加え、シンクロリーチの価値を急上昇させている。
2007年に、同じく4スペックを用意して登場した第3弾。アスカを中心に据え、突確は「アスカ覚醒モード」を始め、3パターンとなった。また、新しい演出の次回予告も、原作アニメとうまくマッチして、人気の演出の一つに成長する。
ちょい負け。やっぱ使徒再び面白いねー pic.twitter.com/VrVZCEoHjP
— spzbm (@crtwg) 2013, 4月 5
2008年に登場した第4弾は、専用枠でミドルタイプとライトタイプの2スペックが発表された。ミドルタイプは、ヘソと電チューで突確の割合が大きく異なる仕様に。演出面では、大迫力の突発当たりやカヲルが同乗する4号機リーチが注目を集めた。
セカンドインパクトの演出をベースにした、シリーズ初の甘デジタイプとして、2008年に登場。プレミアム演出の出現率を上げるなど、甘デジならではの演出の見やすさを存分に体感できるマシンだ。金色の初号機もインパクト抜群である。
久々にエヴァの最後のシ者がやりたくて… 始めて96回転目でミッション追加で大当たり‼︎ レイたんうはうは〜 pic.twitter.com/LvLOfNjwVx
— りょ〜が (@ryogams) 2014, 4月 27
スペックはミドルタイプ一本で、盤面には通常とカヲルバージョンの2パターンを用意したシリーズ5弾。筐体は初号機の役物が液晶上部に位置し、インパクトが強い。また、タイトルの示すとおり、この作品でメインに据えたのはカヲル。カヲル覚醒モードは、ファンにとっては必見の演出だろう。
2010年に登場したシリーズ第6弾は、ミドルタイプとライトタイプを用意。ミドルでは、シリーズ初の2000発出玉を搭載し、出玉ありの大当たりが8ラウンドと15ラウンドの2パターンになった。コントロールレバーが加わったことも、大きな変化と言えるだろう。
マイクラのアプデに飽きたから エヴァ7打ってます(´・_・`) pic.twitter.com/owu9oi04W7
— [FOG]deluhide (@deluhide00) 2014, 9月 18
2012年に登場し、スペックはミドル、ライトミドル、甘デジの3タイプ。まだ、記憶に新しい人も多いことだろう。暴走モードと思いきや、ランクアップ式大当たりとなるビーストボーナスなど、ビーストが際立つ作品となっている。
昨年登場したシリーズ最新作。ミドルが2パターンと甘デジの3スペックが用意されている。大きな変化は、確変中がバトルタイプになっているということ。エヴァと使徒の戦いは大迫力である。バトルに敗れても、出玉を獲得できるのはうれしいポイントだ。
ここでは、8作まで出ているエヴァンゲリオンシリーズの魅力に迫ってきた。改めて振り返ると、その変遷に様々な発見があったと思われる。これからも、歴史は続いていくだろうが、ますますの進化に期待していきたい。