【取材】超ディスクアップで“技術”を競う! 大学生限定のスロット大会とは?

2024/06/23

特集

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    優勝賞品アマギフ3万円の大学生限定スロット大会!?
    『超ディスクアップ』を使って、設置のスピードと目押しの技術を競う「iスポーツ 大学生大会スロットver.」が2024年5月25日に開催されました。遊技機の設置スピードと正確さを競う「iスポーツ」は2021年に初めて大会が開催されましたが、学生に参加を募り、競技性に目押しを取り入れたのは今大会が初。この画期的な試みはどのように生まれ、大会当日はどんな様子だったのでしょうか? 日本iスポーツ機構理事長の田口さんに伺います。

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    超ディスクアップを運んで設置して打つ!? 「iスポーツ 大学生大会スロットver.」開催の経緯


    ――本日もよろしくお願いします。早速ですが、「iスポーツ 大学生大会スロットver.」を開催することになった経緯をお聞かせください。

    まず、全日本の学遊連(一般社団法人 全日本学生遊技連盟)の方とお話しする機会があって、法政大学に「パチスロ部」が存在することを知りました。

    ――学園祭で「超ディスクアップ選手権」を開催したサークルですね。

    その通りです。我々iスポーツ機構の理事がその学園祭を見学させてもらい、パチスロ部部長の豊田さんとの交流が始まって、いつかiスポーツを絡めた企画を一緒にやれたらいいねと、雑談程度に話していたんです。

    ――その話が具体的になっていったのは?

    昨年末に開催されたiスポーツの大会「日本シリーズ2023」に豊田さんを招待し、競技の模様を見てもらいました。そこから、大学生の大会ならどんなルールで開催するのがいいかなどを半年かけてじっくり進めていき、今回の開催に至ったという流れです。

    ――今まで開催されたiスポーツの大会ではパチンコ台の脱着スピードと傾斜の精度を競っていましたが、大学生大会では「遊技」が追加されましたね。

    これまでの大会でもホール様から「スロット台も使ってもらえないか」というご要望はあって、我々としても思案していました。iスポーツは設置の精度も採点していたことから、ずっとパチンコ台でやっていましたが、学生さんたちのほうから「目押しの技術も採点に加えてほしい」という提案があったんですね。それならトライアルの意味も含めて目押し要素アリのスロットでやってみようということになりました。

    ――大学生大会では「精度」の要素は外されたんですね。

    パチンコと違い、スロットの設置は傾斜が重要視されませんし、参加選手は台の設置経験が無かったので、精度の要素は外しました。ただでさえ重い台を正確に取り付けるって、経験が無いと難しいですからね。

    ――使用された超ディスクアップの重量は?

    メダルを抜いた状態だったので、多少は軽かったはずですが、それでも35~40kgはあったんじゃないでしょうか。

    ――少し前まで話題になっていた超大型筐体に比べればマシとは言え、未経験者が設置するのは厳しそうですね。

    そのため、パチンコ設備会社のスリーストーンさまに「マジかスロット」というマシンをご提供いただきました。シマに合わせて台車の高さを調整でき、スライドするだけで遊技機を設置可能という優れものです。参加選手には男女共にこれを使ってもらいました。
     

    「iスポーツ 大学生大会スロットver.」の競技ルールと会場の様子


    ――「iスポーツ 大学生大会スロットver.」の競技ルールを教えてください。

    超ディスクアップにはビタ押しの練習モードがあり、1分間の練習が終わるとスコアが表示されます。このスコアから「運搬と設置にかかった秒数 × 10」を引いたものを大会スコアとしました。

    ――優勝した「よぎぼ選手」の超ディスクアップのスコアは23850(大会スコア22670)とのことでしたが、これはどのぐらいのすごさなのでしょうか?

    一般ユーザーだと10000を超えるのがやっとで、20000を超えるのはかなり上手いです。そこから、運搬と設置の秒数 × 10を引いたわけですが、今大会は目押しの比重がかなり大きくなってしまいましたね。減点されるスコアは1000~2000くらいでしたので。大会自体は大いに盛り上がりましたが、iスポーツの競技ルールとしては改善する必要があるでしょう。

    ――設置秒数は選手間でどのぐらいの差がつきましたか?

    せいぜい30秒ぐらいだったと思います。これは「マジかスロット」が優秀ということでもあるんですが、差が出にくくなってしまった部分でもありますね。あと、参加選手の設置速度に対する意識も、本職が集う日本シリーズには及ばなかったんだと思います。

    ――学生さんたちは、事前に設置の練習はできたんですか?

    株式会社入替屋の本社に、遊技機の運搬・設置の練習をするシマ設備があって、そこを練習の場として開放していました。一度、参加選手を食事会に招待し、その設備を案内しましたね。

    ――大会での選手たちの様子はどうでしたか?

    1対1で並んでスコアを競うのは初めてだったため、緊張感のある中で楽しめたという感想をもらっています。観客席にはiスポーツ機構と繋がりのある業界関係の方々を招待したのですが、興味深く観戦いただけたようで、かなり盛り上がりました。
     


    ――お揃いのユニフォームも作られたんですね。

    会場での一体感を出すため、サポートしていただいたNEXUSさまと法政大学パチスロ部のコラボTシャツを作りました。NEXUS関係者には会社のイメージカラーである緑、学生さんたちには法政大学のイメージカラーであるオレンジのシャツを着てもらいましたね。

    第2回大学生大会は規模を広げて開催!?


    ――大会スコアの設定以外で、今後の課題だと感じられた点はありましたか?

    そうですね、女性選手の試合を見ていた感じでは、台の設置に力がいる様子でした。台車の高さを揃えて横にスライドするだけで取り付けはできるのですが、摩擦があるので、若干持ち上げないと動かせないんですよ。台車が動いてしまった場面もあり、それは床がカーペットだったのが原因なのか、それともロックする仕組みが必要なのか……何らかの改善が必要となりそうです。

    ――ということは、第2回「iスポーツ 大学生大会スロットver.」も開催されると?

    はい。観戦していただいたホール法人さまからは非常に好評で、「学生が業界の大会に参加することで、人事と学生が交流する場にもなる」というお声もいただきました。

    ――なるほど! スロ愛のある若手が入ってきてくれれば、業界全体の再起にも期待できそうです。

    先ほども申し上げたように、今回の大会はトライアルという側面もありました。改善すべき点は洗い出しつつ、「これなら次も行けるね」という感触なので、第2回も前向きに検討しています。初回はたまたま法政大学パチスロ部の方々とのご縁で開催しましたが、今後は幅広く他の大学や、需要があれば社会人の大会も企画するかもしれません。

    本家iスポーツ「日本シリーズ2024」は12月7日に開催予定!


    ――前回の取材でお話を聞かせていただいたのは「日本シリーズ2022」の直後でしたが、昨年開催された「日本シリーズ2023」の反響はいかがでしたか?

    おかげさまで非常に好評でした。この大会からホール関係者さま限定で参加選手を募ったのですが、多くの選手から「来年も出たい」というお声をいただいております。「次回は必ずリベンジします」と燃えているホール法人さまもいらっしゃいました。

    ――選手側のモチベーションは充分ですね! ということは、2024年も……?

    はい、今年は2024年12月7日にすみだパークプレイスにて開催予定です。2023は少し会場が狭く感じられたので、今回は体育館のような施設をおさえてあります。

    ――着実にステップアップされていますね。

    今まではこちらがお願いして参加選手を募っている形でしたが、今では多くの業界関係の方々から「出たい!」と言っていただけるようになりました。本当にありがたいことです。日本シリーズ2023までは格闘技を彷彿とさせるようなイメージで競技をデザインしていましたが、2024はF1のピットに入るようなイメージで考えています。

    ――日本シリーズも大学生大会も、どちらも楽しみにしています。本日はありがとうございました!

     

    学生さんたちとの交流から、新しい要素が加わり、iスポーツはますます発展していきそうな予感。大会の模様は日本iスポーツ機構のXやYouTubeで公開されていますので、気になった方はぜひご覧ください!

    P-Summa編集部

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