【取材】懐かしの名機が楽しめる! 埼玉県のスロットバー「シロオーラ」

2024/12/04

特集

  • siroaura
    埼玉県草加市にある唯一のスロットバー「シロオーラ」をご存知でしょうか? 北斗を打つ方なら思わず反応してしまう店名ですよね。お酒好きなP-Summa編集部員、以前、全国のスロットバーをまとめてみたのですが、その時から気になっていたお店です。そこで、思い切って取材をお願いしてみたところ、快く引き受けてくださいました! オーナーの中村さんに、オープンまでの経緯や店名の由来、人気機種などをお聞きします。

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    埼玉県草加市のスロットバー「シロオーラ」誕生秘話


    ――本日はよろしくお願いします。早速ですが、埼玉県にスロットバーを作ろうと思ったきっかけをお聞かせください。

    私は元々、とあるパチンコチェーン店で副店長をしていました。勤務地は関東だったのですが、北海道に旅行することが多くて、札幌の「REG」というスロットバーにも度々訪れていたんですよ。REGに何回も通っているうちに「いつか自分でこんなお店を持ってみたいなあ」という気持ちが芽生えたので、草加市にシロオーラをオープンさせたというわけです。

    ――REGにインスパイアされてのことだったんですね! つい最近、取材させていただいたばかりです。スロットバーを始めるにあたって、草加市を選んだ理由ってあるんですか?

    草加にはもともと住んでいた時期がありまして、「あそこへ戻ったら自分の店を開こう」と決めていました。そして、草加のパチンコ店に配属となり、じゃあいよいよ……と。スロットバーの構想を始めてから2020年のオープンまで、3年ぐらいかかりましたね。

    ――スロットバーやスロゲーセンって、すんなりオープンできることもあれば、なかなか許可が得られないこともありますが、シロオーラはどうだったんですか?

    埼玉県にはスロットバーの前例がなかったので、警察署の許可を得るのは大変でした。そもそもスロットバーがどういうものなのか説明するのに苦労しましたね。

    店名の由来とフードへのこだわり


    ――続いて、店名の「シロオーラ」の由来をお聞かせください。

    ご想像の通り、「パチスロ北斗の拳」の白オーラです。

    ――やはり(笑)。他に店名の候補はありましたか?

    私自身、5号機の初代まどマギがめちゃくちゃ好きだったので、「まどかす」なんて案もあったんですよ(笑)。でも権利関係がよくわからなかったので、今の店名に落ち着きました。

    ――ちなみに、ケンシロウのオーラの色っていろいろありますけど、なぜ一番弱い白にしたんですか?

    なにぶん飲食店を開くのは初めてだったので、「そんなに期待できなくてごめんなさい」っていう意味も込めました。

    ――そうはおっしゃいますけど、フードメニューの評判めちゃくちゃ良いですよね。Xでも「マジでご飯が美味しい」とか「抜群な料理とお酒」といったポストをたくさん見ました。

    ありがとうございます。お客様に喜んでいただけるのは嬉しいですね。

    ――ご自身もXで食事関連のポストを度々されていますし、食へのこだわりは相当強いんじゃないでしょうか?
     


    そうですね。以前はスタッフがもう一人いたので色々やれていたのですが、今はワンオペになってしまったので、オリジナルメニューに関しては数量を限定して作り置きで対応している状況です。一緒に働いてくれるいい人材がいれば……とは思っていますね。

    4号機「北斗の拳」や5号機「まどマギ」、「超ディスクアップ」も打てる! スロット台の集め方と人気機種


    ――スロット台のラインナップについてお尋ねします。HPには「大花火」「北斗の拳」「花火百景」「旋風の用心棒」「まどか☆マギカ」「バジリスク絆」「バンバンクロス」「超ディスクアップ」とありますが、他にもお持ちの台はありますか?

    超ではない5号機の「ディスクアップ」、あとは「番長3」「エウレカ2」「ギルティクラウン」「サザンアイズ」が追加されています。

    ――おお、増えていますね! これらの台はどうやって集めたんですか?

    最初はヤフオクなどで買っていました。あと、1GAMEのガット石神さんがXで実機の引き取りを募集されていたので、応募してみたんですよ。そしたら、見事1/24の抽選を突破して「大花火」をいただきました。
     


    ――すごい!(笑)

    それと、常連の方が「家スロとして買ったけど、家では打ちにくいから置いてほしい」と、譲っていただいたのが「サザンアイズ」と「バンバンクロス」です。

    ――かなりシブいチョイス! と思っていましたが、そういうことだったんですね。

    「超ディスクアップ」は購入当時、33万円ぐらいしたんですが、思い切って買いました。

    ――ディスクに思い入れが?

    はい。シロオーラのオープンは2020年なんですが、当時はコロナ禍でほとんど営業できず……。

    ――確かに、その時期はそうですよね……。

    実質無職だったので、「ディスクアップ」を打って暮らしていました。

    ――生計を!? めちゃくちゃお上手なんですね!
     


    でも、一番思い入れのある台は、やはり「初代まどマギ」です。当時は秋葉原のアイランドで、毎週のように長蛇の列に並んで抽選を受けていました。

    ――個人的に思い入れがある……という以外では、どんな基準で台を集めましたか?

    第一に考えているのは“すぐ当たること”です。「バジ絆」はBCなら軽いし、「まどマギ」もスイカさえ引ければCZはわりと軽いですよね。「番長3」だけちょっと例外になってしまうんですけど、“バンバン当たること”をコンセプトに台選びをしました。

    ――設定は全6ですか?

    はい。要望があって「番長3」を設定5にすることもありますが、基本は全6です。

    ――スロットは当たりを味わえてナンボですものね。では、お客さんから一番人気のある機種は何ですか?

    一見さんから喜ばれるのは、ホールでは打てない「超ディスクアップ」です。あとはお客様によって本当にまちまちですね。

    ――これから入手したい台はありますか?

    これ以上保有台を増やすと倉庫を借りなきゃいけないので、ちょっと悩んでいるところではありますが……欲しいと思っているのは、4号機のCT機と、現役のスマスロですね。スマスロに関しては、シロオーラで体験したうえでホールに行く、っていう考え方もあると思うんです。

    ――設定狙いなら、6の挙動を体験しておきたいって方は多いでしょうね。

    4周年を迎えたスロットバー「シロオーラ」が目指すもの


    ――シロオーラの客層はどのようになっていますか?

    スロット台ラインナップの関係で、オープン前は4号機世代の方が多そうだと想像していたのですが、意外と若いお客様も来てくれて、20代から50代までまんべんなくといった感じです。

    ――オーナーは4号機世代ですよね。

    はい、初めて打ったのが「クランキーコンドル」でした。

    ――4号機の「コンドル」で始まり、5号機の「まどマギ」を打ち込んで、Xを拝見すると今でもバリバリ打ってますよね。昔話から最新機種まで、幅広いトークができるのは熱いと思います。ちなみに、お客さんの男女比はどんな感じですか?

    男性8:女性2ぐらいです。女性の場合、スロットは打たないけれど深夜に気軽に飲めるところを探して辿り着いた、という方が結構多いですね。立地的に需要があるみたいです。

    ――今まで取材させていただいたスロットバーは内装暗めのところが多かったんですが、シロオーラは結構明るいですよね。スロットを打たなくても居心地いいのは、そのおかげではないでしょうか。

    内装を作った時、暗い雰囲気にすることもできたんですけど、明るいほうがいいかなと思ってそうしました。

    ――最後に、シロオーラはお客様にとってどのような場所にしたいですか?

    “バー”って、入店するまでのハードルが少し高いイメージもあるかと思うんですが、シロオーラはそのイメージを払拭していきたいです。お客様同士が気軽に繋がれる場所にしたいですね。「明日の狙い台どうする?」みたいな会話の橋渡しができたらいいなと思っています。

    ――そういう場所が近くにあるって、素晴らしいですよね! 本日はありがとうございました!

     

    遠慮がちな店名でありながら、多くの人に愛され、4周年を迎えた「シロオーラ」。食へのこだわりと、オーナーご自身が現役の打ち手であることが人気の秘訣のように思いました。関東にお住まいの方は、ぜひ一度遊びに行ってみてください!

    P-Summa編集部

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