「MAX」を失ったパチンコには「ちょいパチ」というスペックが新たに加わった。では、パチスロで「ちょいスロ」のようなものは作れないのだろうか?
本日から全国導入開始!!
ちょいパチAKB48 バラの儀式完全盤39ver.https://t.co/b3WsL0UzBC pic.twitter.com/aii89Y7bKh
— パチポート (@pachiport) 2017年1月23日
初当たり確率が1/40よりも軽いスペックを「ちょいパチ」という。出玉の少なさから、発表当初は疑問視する声も多かったが、最近は導入するホールも増えているらしい。
■□関連記事□■
【時代来た】ちょいパチを導入するホールが増えたようです
【悲報】ミリオンゴッドポセイドンまでちょいスロ化!GOD揃いして500枚の恩恵に劣化 : パチパチマニアックス https://t.co/KES5DIgc2e
— パチパチマニアックス (@surotenn) 2017年1月26日
パチンコには「確変ループ」や「ST」といったゲーム性による区分の他に、「MAX」(規制により終了)・「ミドル」・「ライトミドル」・「甘デジ」・「ちょいパチ」という初当たり確率による区分があるが、パチスロには初当たり確率による区分はない。パチスロはパチンコよりも複雑な仕組みのものが多いためであろう。たとえば、ボーナス出現率は「甘デジ」ぐらいだが、出玉の契機となるART突入率は「MAX」以上だったりする。
狙い台取れたが初当たりまで
投資550枚。 pic.twitter.com/TfKtLPuztI— チョコ (@choco87_jp) 2017年1月29日
「出玉の契機」を軽くしようとした場合、ARTのような複雑なゲーム性を採用すると獲得枚数がひどいことになりそうなので、「ちょいパチ」に相当するような「ちょいスロ」を作るなら、ボーナスのみで出玉を増やすノーマルAタイプが最適と思われる。初当たりまでの平均投資額で考えた場合、1/39の「ちょいスロ」は1000円で15回転とすると2600円なので、1000円で30ゲーム強とすると、ボーナス出現率1/80ぐらいの機種が「ちょいスロ」と言えそうだ。
【☆スロット入荷情報☆】ハネスロ☆リラックマ入荷しました!人気のリラックマ!スロットが当店に~!初心者の方でも簡単に打てるので是非☆リラックマたちとごゆるりとお楽しみください♪ #リラックマ #足利 #スロット pic.twitter.com/N22SqZcLtN
— ドラマ足利店 (@dorama_ashi) 2016年11月22日
クランキーセレブレーションみたいに
合算が設定1でも1/130を切るところを攻めてる台って
なかなかヒットしないですよね。
元祖ハネスロとかもそうだけど、
やっぱりまとまった獲得枚数が必要ということなのか。
— P-fomation! (@shin_hika82) 2016年11月3日
お気づきの方も多いと思うが、実は「ハネスロ」という分野がすでに存在する。『ハネスロ リラックマ』(2011年・オーイズミ)はボーナス出現率1/96~1/72、さらに天井も222Gという低さで話題となったが、ヒットには至らなかった。パチスロには『ジャグラー』や『ハナハナ』という「初当たりまでの平均投資額はパチンコの甘デジと同じぐらいかやや低め」の人気シリーズが君臨しており、それ以上の軽さに挑戦した機種はあまりヒットしないという傾向がある。
大変お待たせ致しました!
佐々木真の攻略ライターの思考ルーチン「2017年1月段階でのパチスロ5.9号機考察」を公開。https://t.co/lVfezZpwDt
腰をやられながらこの超大作。そしてリラックマ殺し(笑) pic.twitter.com/B8X4nlNNru
— パチ7編集長 (@pachi7editor) 2017年2月1日
『ジャグラー』や『ハナハナ』が存在する以上、今のところメーカーが「ちょいスロ」にチャレンジする理由はない。が、2017年秋以降、パチスロは「5.9号機」に移行し、ARTに関して新たな規制が加えられるため、Aタイプの増加が予想される。そうなれば、バリエーションの一つとして、「ちょいスロ」と呼べるぐらい軽い機種が登場してくるかもしれない。
■□関連記事□■
【がんじがらめ】2016年のパチンコ・パチスロ規制をまとめてみた
ちなみに、「ちょいスロ」という言葉は現在、しばしば「新基準機の出玉の少なさを揶揄する蔑称」として使われているようだ。やはりユーザーのニーズは出玉感にあり、「気軽に遊べる」ということは魅力とは受け取られにくいと言わざるを得ない。