パチンコを遊戯していると「Vを狙え!!」という指示があったりするのだが、実際どうしてVアタッカーを狙わないといけないのだろうか。いまさら聞けないことをこっそりと調べてみた。
「Vを狙え」というのは、Vアタッカーを狙うということで、最近のST機はこのVアタッカーを搭載している機種がほとんどといってもいいだろう。
②V-STってなに?
ST状態にV入賞が必要な台の事。へそで当たって規定の確率でV獲得、非獲得が決まる。
高継続や、高出玉、スペック以上の状態にするためなんだ
まぁVに入ってもキツい台もあるぞ おい聞いてるのか藤— ヨシフねーちゃん及び北部アイルF田連合 (@Fda_yoshifu) 2015年10月20日
Vアタッカー機は、ST機で使われるのがほとんどです。 ST機=スペシャルタイムの略で、回数区切りの確変の事です。 (例えば70回や160回まで確変状態、当たらなければ通常確率に転落する) メーカーによってはVーST機とも呼ばれています。
基本的には右打ちをしていれば自然と狙えるので特殊な技術は必要ないと考えてもらってかまわないだろう。
では、どうしてVアタッカーが搭載されていて、これを狙わなければならないのか。
Vアタッカー機の最大の特徴は、 「ヘソと電チューで確変突入割合が違う」点です。 ST機でありながら、初当たり(ヘソ抽選時)の確変突入率は100%ではなく50%等だったりします。 確変中(電チュー抽選時)の確変突入率は100%です。
黄門ちゃまのV入賞って気を抜いてるとマジ気づかないよね… pic.twitter.com/G20bKUSl2l — オモダミンC (@haruto333) 2016年6月22日
15回転後に引き戻しました。V入賞。 pic.twitter.com/kMH7iccBtC
— ちょふ (@chofu_ynm) 2016年6月17日
専門的なことは端折るが、もともと現在の規制ではヘソ、電チューに関わらず確変突入率を変えてはいけない。つまり、電チューで確変突入率が100% であるならばヘソでも確変突入率100% でなければいけない。
だがこれでは遊戯にならない。そこで確変に突入する条件をVアタッカーの入賞にすることでヘソと電チューで確変の突入率を変えることができる。
なので、Vアタッカーを狙っても入賞しなかった場合は確変にならなず、電サポありの時短となるのである。
普通に遊戯していれば不慮の事故でもないかぎり狙わない技術の方が難しいと思われるが、もしもVアタッカーを狙わなければどうなるのか?
確変中の当りだったにもかかわらず、通常当りの扱いになってしまいます。
大当たり終了後は確率は通常に戻り、通常当りと同様の時短になります。
はい。そうです。V入賞しなかったという判定がくだされるだけなので通常大当たりの時短扱いとなるのである。
最後にVアタッカー機のメリット・デメリットを紹介しよう。
Vアタッカー機のメリット
確変に突入した際の平均獲得出玉が多い点です。
他の確変機ではできないような16R割合、継続率85%等、一撃何万発も十分にありえます。
潜伏確変や特殊モードもなく、ヤメ時もわかりやすいです。
Vアタッカー機のデメリット
通常時の(ヘソ抽選時)確変突入率が低い・・・
しかも通常当りの大当たり出玉は少なめ、プラス時短が付いてくる機種が多いです。
メリット、デメリットを見てみると、VST機などが荒波スペックとか辛口などと呼ばれるのは機種の特性において仕方のないことなのだろうと思えてならない。要するにVアタッカーを搭載したパチンコ機は往々にしてハイリスク、ハイリターンということになってしまうのだろう。
そもそも普通に遊戯していればVアタッカーを狙わないこと自体が難しいことであるし、狙っていてもV入賞しないこともあるし(つまり確変終了ってこと)、深く考えずに楽しく遊戯していたほうがよいのではないだろうかと思うのである。