2015年11月から東京都内で一斉に等価交換が廃止されると、愛知をはじめとした東海地方、福岡を中心とした九州地方に非等価が波及したが、いよいよ群馬県にもその波が押し寄せてくるようだ。
関東地方1都6県における等価廃止の動きは、最初に東京が非等価となった他には目立った動きがなかった。
だがここにきて群馬県が等価廃止を決定したという。
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— ぱちんこドキュメント!! (@pachiniko) 2016年7月28日
群馬が10月11日までに賞品の提供価格変更へ群馬県遊協(趙栄日理事長)は7月22日開催の理事会で、これまで4パチは25玉、20スロは5枚で交換していた賞品について、27.5玉/5.5枚以上とすることを決議。10月11日までに新提供価格に移行する。
これに伴い、再プレーの引き出し個数の上限についても協議し、組合員ホールに対して、明確な上限は設けないが、1日当たり2500玉/500枚を目安にしてほしいとの要望を決議している。
なお、同県遊協では理事会後に組合員ホールおよび、非組合員ホールに対して同決議内容を通知する文書を発出。県遊協関係者は「一部検討中の法人もあるが、非組合員ホールからもおおむね理解を得ている」としている。
群馬県における等価廃止の最終Xデーは10月11日だ。奇しくも同日は「安全・安心なまちづくりの日」として日本全国で地域安全運動が展開される初日にあたる。パチンコ&パチスロファンとしては何か示し合わされているような気がしなくもないのだが……。
先述した群馬県がこれから非等価になり残った5県はどうするのかというと、すでに埼玉県でも等価廃止への動きが進みだしそうなのであった。
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埼玉県遊協、賞品価格見直しの必要性に言及
埼玉県遊協(山田茂則理事長)は6月3日、さいたま市の「パレスホテル大宮」で第49回通常総会を開催。
山田理事長はあいさつで、「新基準機を使うにはどうすればいいのか、対応する営業方法は皆さんがよく知っているところ。
アンケートでも、『実施すべき』という意見をいただいている」と述べ、一部賞品の価格見直しの必要性を示唆。
県内の足並みをそろえた対応に意欲を示した。
関東地方では、群馬県の次は埼玉県で等価交換廃止がされる確率が非常に高そうなのである。
最後に等価交換がいまだに残っている県をピックアップしてみたい。
参考にしたのはパチンコ実戦ラボの『【全国版パチンコ非等価早見表】パチンコ非等価全国一覧表』や、ちょんぼりすたの『都道府県別の交換率の変化状況』の情報に加えて、以下に掲載したようなネットにアップされていた情報を独自に整理してみた。
そーゆーことなのね!( ・_・)
みんなで、禁パチだ!禁パチ!!“@crichabo: 等価廃止/廃止予定の区域 (噂を含む) 2013年 大阪 奈良 2014年 京都 富山 神奈川 埼玉 山梨 千葉 兵庫 静岡 福井 滋賀 長野 青森 新潟 栃木 山形 福島”
— 節約やっくん@禁パチ宣言! (@setsuyakkun) 2014年4月2日
仕事は九州全県を担当しているが今月から鹿児島県も5.5枚になってた。これで等価は熊本県と大分県の2県のみ。非等価の波が全国的に広がってるね。 pic.twitter.com/QXC6xDzYye — 旅打ちリーマンKEN (@tabiuchisales69) 2016年7月17日
これらの情報を独自に整理してみると、北海道・東北地方、沖縄県は等価交換が廃止されているようだ。
今後、廃止が決定されている群馬県を除くと関東地方は、茨城県、栃木県、千葉県、神奈川県、埼玉県の5県が等価交換。
甲信越地方は、山梨県の1県のみが等価交換。北陸地方は、石川県の1県が等価交換。近畿地方は、三重県と和歌山県の2県が等価交換。中国地方は、鳥取県、島根県、岡山県の3県が等価交換。四国地方は、愛媛県、高知県の2県が等価交換。九州地方は、熊本県、大分県の2県が等価交換。
したがって今回の独自調査によれば、46都道府県のうち16県(群馬県は除外)だけで等価交換が残っていて、残り30都道府県はすべて等価交換廃止が完了したであろうと思われる。
やはり等価交換廃止の波は止められそうもない。
今後も随時各都道府県で等価交換の廃止がなされるであろうことは容易に想像される事態だ。時代の流れといえばそれまでであろう。だがしかし、交換率が下がったからといってパチンカーやスロッターが得をしたという情報がほとんど聞かれず、相変わらずメーカーは高額な遊戯台を製造し、ホールは等価交換とかわらない吸い込みをしている。
結果、非等価の皺寄せはユーザーが被ると、ホールから客が飛んで、メーカーの遊戯台が売れない。
この悪循環が改善されない限りは業界の未来は危ういという他に言葉がみつからない。
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