【朗報?】「高射幸性パチスロ機」の撤去期限が先延ばしになるようです

2018/12/06

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  • tekkyo1204
    『バジリスク~甲賀忍法帖~絆』・『ミリオンゴッド‐神々の凱旋‐』・『アナザーゴッドハーデス‐奪われたZEUSver.‐』などの5号機は「高射幸性パチスロ機」と分類され、2019年1月31日までに各ホールでの設置比率を15%以下にせよという撤去目標が立てられていた。パチスロ全100台のホールなら15台以下ということである。
    ところが、この撤去目標の期限が先延ばしになるらしい。つまりは、人気機種の寿命が延びたことになるわけだが、素直に喜んでいいものだろうか?

    「高射幸性パチスロ機」の撤去期限延期!

    11月14日、全日遊連は全国理事会を開き、4月24日に議決した「2019年1月31日での高射幸性回胴式遊技機の設置比率目標、15%以下」を、一旦延期することに決定した。新たな期日については、6号機の市場への供給状況等を見ながら改めて検討を行なうとしている。

    また「2020年1月31日時点で、5%以下」「2021年1月31日時点で、0%」に関しては変わっていない。「新基準に該当しない回胴式遊技機の設置比率を30%以下とする」点に関しても変更はない。

    出典:パチンコ業界ニュース
    全日遊連によると、「旧基準機の設置比率30%以下」という目標は維持されたままだが、「2019年1月末までに高射幸性パチスロ機15%以下」という目標は延期。新しい期日は決まっていないという。
    延期の理由は、まだ6号機の供給が不足しており、中古機で代用しようにも価格が高騰しているから……ということらしい。

    ユーザーの反応は?

    4: 名無しの養分さん 2018/11/30(金)
    6号機がクソすぎたからな
    そりゃあ5号機を延命したくもなる

    7: 名無しの養分さん 2018/11/30(金)
    5号機が高射幸性という謎の風潮

    出典:ぱちとろ速報
    高射幸性パチスロ機をまだまだ打ち込みたいユーザーは延期を歓迎しているようだ。5.9号機や6号機の出玉性能は規制によってダウンしているので、高射幸性機に親しんできたユーザーには物足りなく感じるのだろうか。また、「レアな演出をまだ見ていないから撤去までに見たい」という声も上がっている。


    一方、撤去が進まないということは新台が売れないということでもあり、メーカーを心配する声も聞かれた。このような状況もあって、「ハーデス2」の緊急リリースが決まったのかもしれない。

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    ホールの反応は?

     都内某ホールの店長は言う。

    「11月の閑散期、年末年始の繁忙期を考える時、高射幸性パチスロ機は売上の柱ですから正直ホッとしています」

     本音だろう。ただでさえ、パチンコの市場規模は縮小の一途を辿り、目に見えてお客さんは減っている。ヘビーユーザーが好む高射幸性パチスロ機が稼ぎ出す売上は、店舗の営業成績に直結する。

    出典:ライブドアニュース
    設置比率目標の延期に関して、某ホールの店長は「正直ホッとしている」と答えているらしい。高射幸性パチスロ機にはヘビーユーザーのファンがついており、年末年始の繁忙期に欠かせない「売上の柱」なのだとか。さらに、高射幸性パチスロ機を外さずに済むということは、同時に新しく入れる台の購入費が浮くということでもある。直接声には出さずとも、このホール店長と同意見の方々も多いのではないだろうか。まだ打ちたいユーザー、まだ打ってほしいホール、双方にとって今回の延期は朗報のように思える。だが……。

    高射幸性遊技機はスロット営業の生命線になっている超絶大事な問題なのに、こんな大事なことを今更になって計画変更するかも?ってちょっと何考えてるのかわかりません。

    しかも、ぼくらホール側が12月に導入する新台はすでにほとんど決まっているし、1月の新台ですらそろそろ決めていかなければいけない時期です。

    つまり、高射幸性遊技機の撤去計画と2019年以降のスロット戦略はすでに練られていて、その準備は既に始まっているのです。

    出典:パチンコスロット勝ち組への道
    お上の言いつけをしっかり守って、計画的に撤去を進めてきたホールからは、不満の声が上がっている。そして、不満があるのは当然、ホール関係者だけではないのである。

    警察の反応は?

    本年4月、全日遊連は、「特に高い射幸性を有すると区分した回胴式遊技機」について、来年1月31日までにその設置比率を15%以下とする削減目標を定めていたところ、先般、期限を延期することとしたと承知しております。
    ぱちんこへの依存問題等により、ぱちんこ業界に対し、国民から厳しい視線が向けられる中、このように業界が自主的に決定した目標を先延ばしにすることは、ぱちんこ業界に対する信頼を損ないかねません。ぱちんこが国民の大衆娯楽として広く世の中から受け入れられるためにも、業界全体における真摯な取組を期待しています。

    出典:遊技通信web
    11月20日に開かれた平成30年度余暇進秋季セミナーにおいて、警察庁生活安全局保安課の齊藤敬之課長補佐より、目標の先延ばしについて「業界に対する信頼を損ないかねない」とのお叱りの声があった。何らかのペナルティーを受けたというわけではなさそうだが、パチンコホールはそもそも「許可営業」であり、警察の指導は重く受け止めなければならない。

    現在の設置比率

    高射幸性パチスロ機の10月末時点での設置台数は29万5,879台で、設置比率は17.74%となったことが分かった。

    出典:遊技日本
    2018年10月末時点で、高射幸性パチスロ機の全国における設置比率は17.74%だったらしい。わずか2.74%届いていないだけであり、仮に当初の予定通り撤去を進めたとしても、さほど大規模な入替にはならなかっただろう。ところが……。


    一部では延期を受けて、高射幸性パチスロ機をむしろ増台しているところもあるらしい。新たな期限が定められていないのだから(2020年1月末までに5%以下という目標は健在)、旧基準機の設置比率が30%を超えなければいいという理屈のようだ。

    「高射幸性パチスロ機」の最終撤去期日

    機種名 検定通過日 設置期限※認定実施
    北斗転生 2013/04/08 2019/04/07
    化物語 2013/08/26 2019/08/25
    まどかマギカ 2013/10/28 2019/10/27
    モンハン月下 2013/12/09 2019/12/08
    バジリスク絆 2013/12/16 2019/12/15
    アナザーゴッドハーデス 2013/12/16 2019/12/15
    沖ドキ! 2014/6/2 2020/6/1
    サラリーマン番長 2014/8/11 2020/8/10
    黄門ちゃま喝 2014/10/2 2020/10/1
    ミリオンゴッド神々の凱旋 2014/11/17 2020/11/16
    戦国コレクション2 2014/12/8 2020/12/7

    出典:ピロ式パチスロ記
    店内の設置比率とは別に、パチンコ・パチスロは「認定を受けても検定から最長6年」という寿命が基本的にはある。例えば、「バジリスク絆」や「アナザーゴッドハーデス」は2013年12月に検定通過したので、撤去期限は2019年12月。設置比率目標に関わらず、来年末にはお別れということである。

     

    高射幸性パチスロ機の設置比率目標を定めたのは射幸性を抑えるためであり、延期について警察にお叱りを受けるのも無理はない。現状維持で使い続けるのはまだしも、増台は少々やり過ぎではないだろうか。また一悶着起こりそうな気配がプンプンするのである。

    TOP:YouTube

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