【コロナ対策】2021年春頃に「メダルレスパチスロ」が登場するようです

2020/07/17

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  • medal0715
    パチスロからメダルがなくなる!? 実物のメダルを使わずデータで管理する「メダルレスパチスロ」の開発が進められているらしい。あらゆる場面で新型コロナウイルスの感染対策が求められる今、メダルレスパチスロの衛生面が注目されているようだ。

    「メダルレスパチスロ」の話題が再浮上

    かねてよりメダルレス化の話は出ていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で供給目標が当初より伸びている模様。ただ、メダルレス化は衛生的であることからコロナ禍の現状、衛生面を含めて現行機との差別化が図れるように早期の導入・普及に向けた施策等を展開すると述べたそうだ。

    出典:GJ
    6月12日、日電協の通常総会にて「メダルレスパチスロ」の話題が再浮上。コロナ禍の今、メーカー組合はメダルレス化の衛生面に注目し、導入・普及を急いでいるという。

    人の手が接触する頻度を減らすこと、よく触れる部分を消毒することは感染対策の基本。とあるホールは休業期間中、メダルを1枚1枚アルコール消毒していた。

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    メダルレスパチスロが普及すれば、メダルを介した感染の心配はなくなる。カチ盛りのドル箱を並べてドヤれなくなるのは少し寂しいが、パチンコでパーソナルシステムが広く普及していて、パチスロも一部でパーソナル化が行われている今なら、メダルレス化への移行は案外すんなり受け入れられるかもしれない。

    メダルレスパチスロの導入目標は2021年春頃

    メダルレスパチスロの進捗に関しては、当初2021年2月くらいまでとしていた供給目標は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で数カ月延びているとし、「できる限り急ぎたいが今のイメージだと2021年の春ぐらいに目標を遅らせた形で調整していきたい」と説明。そのうえで「メダルレスはメダルが無いため衛生的で、特に今のコロナの状況を踏まえて、衛生面も含めて現行機との差別化が図れるようにというところも行政にお話をして、2021年春を目標に取り組んでいきたい」と話した。

    出典:パチンコ・パチスロ情報島
    当初は「2021年2月頃」が供給開始の目標とされていたが、コロナ禍の影響でスケジュールが遅れ、「2021年春頃」に後ろ倒しされたらしい。コロナ対策で需要があるのにコロナの影響で開発が遅れるとは何とも皮肉な話だが、こればかりは仕方がない。そして、メダルレス化のメリットは衛生面だけではないらしい。

    機械価格が下がるかも!?

    2019年11月28日、パチンコチェーンストア協会(PCSA)による臨時社員総会兼勉強会が開催され、その際に日工組及び日電協の担当者が「管理遊技機,メダルレス遊技機」に関する言及を行いました。要旨は以下の通りです。

    11/28PCSA勉強会での言及内容
    ・管理遊技機(パチンコ)は「本体枠10万円,ユニット部15万円」を目安に開発進行中
     メダルレス機(パチスロ)に関しても現行機比で価格が抑えられる見通し
    ・市場リリース時期に関しては管理遊技機(パチンコ)が早期展開する見込
     管理遊技機(パチンコ):2020年秋頃予定(9月申請,11月市場投入)
     メダルレス機(パチスロ):2021年春頃予定

    出典:ぱちんこキュレーション
    メダルレスパチスロの構想は昨年以前からすでに始まっており、組合内で勉強会も開かれていた。パチンコの「管理遊技機」と並んで、メダルレスパチスロも、現行のパチスロ機より価格が抑えられる見通しだという。

    機械代が下がれば、ホールの負担が減る。つまり、ユーザーに還元する余裕が生まれ得るということだ。

    メダルレスパチスロの落とし穴?


    メダルレスは衛生的で、パチンコのパーソナル同様、持ち球を正確に把握できるというメリットもある。しかし、下皿が不要になることで「台確保をどうするのか」という問題も生じる可能性があると言う。カードの盗難に対しても今まで以上に厳重に対策する必要があるだろう。

    メダルレス化によりサンドはどう変わる?

    結びに挨拶した吉村泰彦代表理事は「管理遊技機とメダルレスパチスロにはサンドが必要で、遊技機ができればすぐに対応できる状況にある」と述べた

    出典:Amusement Japan
    メダルレスになればサンドも変更しなければならないわけだが、周辺機器メーカーは「すぐに対応できる状況にある」とのこと。メダルレス化への準備は着々と進められている。ちなみに、「ユニバカ×サミフェス2018」ではメダルレスのコンセプト機(構想を披露するもの)がすでに登場していた。あくまでもコンセプト機なので、実際に導入されるメダルレスパチスロと姿かたちは異なるのだろうが、何とも特徴的なフォルムである。

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    パチンコは「管理遊技機」へ

    日本遊技機工業組合の筒井公久理事長は2月12日に開催された日遊協創立30周年記念式典の祝辞で、多くの新規則機を早期に市場投入していく意向を示したほか、「安心してファンに楽しんでもらうため、射幸性に頼らず手軽に遊べる遊技機の開発を含め、多種多様な遊技機の提供に向けて全力をあげるとともに遊技環境の改善を図り、効率的な遊技機の出展を構築する、いわゆる『管理遊技機』を新たな方向性の1つとして提案、実現することへ全力を尽くしていきたい」と、今後の管理遊技機の開発に対し意欲を示した。

    出典:グリーンべると
    パチスロのメダルレス化と並行して、パチンコは「管理遊技機」の開発が以前から進められていた。しばしば耳にする管理遊技機とは一体どんなものなのか?

    「管理遊技機」とは?

    管理遊技機の内容は?
    要点としては、

    ・枠が全社共通枠になる。
    ・枠の裏側は完全に共通だが、表側はメーカーごとの個性が出せるように独自仕様での開発も可能?
    ・玉は内部循環で非磁性(磁石ゴト不可)。
    ・まず開発が進んでいるのは「上発射タイプ(盤面左上から玉が発射される)」。
    ・現行機同様の「下発射タイプ」も開発中?
    ・貸出ユニットも専用のものが必要なので、枠(遊技機)とセットで入替(初期設備投資)が必要。

    遊技機側でわかっている情報はこのような所かと思います。

    出典:元パチンコメーカー開発者たちのブログ
    「管理遊技機」は玉が内部循環となり、ユーザーが出玉に触れることがなくなる点はメダルレスパチスロと同様。そして、枠の「裏側」を全メーカー共通にすることを目指しており、実現すれば機械代が安くなることにも期待できると言う。また、玉の発射口は盤面左上になるらしいので、最初のうちは違和感を感じるかもしれない。

     

    メダルレスの時代が来れば、衛生面やコストが改善されるとともに、「カチ盛り」などの専門用語はそのうち死語となっていくのだろう。時代は常に変化し続けている。我々はカチ盛りや別積みを知る最後の世代となるのかもしれない。

    TOP:YouTube

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