2017年3月に検定通過したはずなのに音沙汰のなかった『パチスロ討鬼伝』だが、七匠が2017年7月7日に発売を発表した。
株式会社七匠(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:照沼丈史)では、現在、機種開発コンセプトと して「壱機種壱挑戦」を掲げ「新たな楽しさ・突き抜けた楽しさ」に挑戦した機種開発を推進しています。 このコンセプトに基づき開発を行いました新機種『パチスロ 討鬼伝』を全国発売することになりました のでお知らせいたします。
期待を集めて「ぞろ目の日」に発表と縁起を担いだのかと思いきや、そんなレベルの話ではないらしい。というのも……
なんと、最年少のジャニーズJr.として活躍していたボーカル“Hiro”の所属するロックバンド“ MY FIRST STORY(マイ ファースト ストーリー)”が『パチスロ討鬼伝』とコラボレーションしているのだという。
P-Summa読者の皆さんには馴染みが薄いかもしれないが、ボーカルの“Hiro”は超人気バンド“ONE OK ROCK”のボーカル“TAKA”を兄に持つだけでなく、パチンコにも出演するレジェンドの血を受け継いでいる。
彼の母は『CR ばら色の未来・森昌子』に出演した森昌子。彼の父は萌え系『CR 新音の森』に実写で出演した森進一なのである。
レジェンド2人の血を継ぐ“ MY FIRST STORY”は、今や1曲のYouTube再生回数が1,000万回を超える程のロックバンド。パチスロ演出に出ようものなら、女性が七色の声援をホールに響かせることになるかもしれない。
「ALONE」「虚言NEUROSE」「失踪FLAME」「FAKE」の4楽曲、4本のPVが演出で使用されているというが、ここまでの「今大人気のロックバンド」がパチスロとコラボレーションするのは特異なこと。
このコラボは七匠の『討鬼伝』への気合いの現れであろう。
とはいえ、そもそも『討鬼伝』というゲームを知らない方は多いだろう。
「歴史ゲームを手がければ何でもヒット」そんな一流ゲーム会社コーエーテクモ。
このコーエーテクモ社の中でも『戦国無双』シリーズを手掛けたクリエイターチームである「オメガフォース」が制作して2013年に発売されたのが『討鬼伝』だ。
この『討鬼伝』はすでに『討鬼伝』、『討鬼伝 極』、『討鬼伝2』と3タイトルが発売され、スマホアプリ『討鬼伝 モノノフ』も配信中なので、ある程度のファンを獲得している魅力あるゲームなのだと思われる。
と、想像ばかりではパチスロになった時の面白さが分からないので、ゲーマー編集部員がスマホアプリ『討鬼伝 モノノフ』をやってみた。
うん。スマホアプリとは言え、ちゃんと『モンハン』もとい「ハンティングゲーム」の面白さはちゃんとあった。
敵の攻撃を回避して、攻撃を重ねて「削る」楽しさはシッカリと表現されている。
武器によって攻撃が変わったり、部位破壊があったりしつつ、総攻撃があったり、武器に属性が付いたり、”ミタマ”という特殊効果が装備ごとに付いたりとハンティングゲームとしての「より広い拡張性」が魅力になっている感じだ。
パチスロでも”ミタマ”の存在がゲーム展開を左右するそうなので、『討鬼伝』らしさが忠実に再現されていればパチスロも十二分に期待できるのではないだろうか。
大人気ロックバンド” MY FIRST STORY”と一流ゲーム会社コーエーテクモが作り出した人気ゲーム『討鬼伝』を、七匠がどんなパチスロに仕上げたのか。P-Summa編集部は温かい目で見守ってゆきたい。
P-Summa編集部