【取材】伝説の4号機がカードで復活!?「スロカ」をつくった会社に行ってみた

2019/12/10

特集

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    熱燗の美味しい季節になってきましたね。どうも、プロライターチップスをつまみに晩酌を嗜むP-Summa編集部員です。パチンコ・パチスロライターのカードが付いてくる「プロライターチップス」を生み出し、業界を仰天させたエースプロが、なにやら今度は「スロカ」なる商品を開発したそうです。これはぜひ詳しいお話を聴いてみたいということで、エースプロ東京営業本部に取材を申し込んでみました!

    エースプロに到着! そこで待ち構えていたのは……!?

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    快く許可をいただき、意気揚々とエースプロを訪れたP-Summa編集部員。入口に足を踏み入れると、そこには謎の装置が……!?

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    「ご用件がある方はこのボタンを押して下さい」と記されていたので、恐る恐るボタンを押してみます。

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    な、なんだこれは!?「ウェルカムドリンクルーレット」なるものが始まりましたぞ! これで出てくるドリンクが決まるということでしょうか!?(日本酒、来いっ!!)

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    おしるこの比率高っ!ドリンクにパジェロある!! 日本酒はない!?
    ツッコミどころが多くて戸惑っていると……。

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    パチ演出さながらのボタンプッシュ!

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    お、お茶が当たりました……。

    遊び心全開のレセプションに驚きつつ、気を取り直してインタビュー開始です。今回は取締役の小林さんにお話を伺いました。なお、後で聞いたところによるとパジェロは絶対に当たらないのだとか。

    「スロカ」の製作意図とは?

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    ――本日はよろしくお願いします。早速ですが、「スロカ」とは一体なんなのでしょうか?

    スロカは4号機をカード化したもので、ノーマルカード85種、レアカード32種、プレミアカード11種、全部で128種のトレーディングカードです。

    ――読んで字の如し、スロットのカードで「スロカ」なわけですね。では、製作のきっかけを教えてください。

    以前製作した「プロライターチップス」が大変好評だったので、その流れでまたカードを作ってみました。弊社はそもそもホール様向けの集客案を企画・販売しているんですが、プロライターチップスやスロカは一般景品に興味を持っていただこうというアイディアです。

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    ――5号機や6号機ではなく、4号機で製作したのは何故ですか?

    理由は二つあります。
    一つは、4号機時代の爆裂機や技術介入機が好きだった世代に懐かしんでいただくためです。近頃、遊技人口がだんだんと減っていますよね。

    ――そうですね……。

    4号機世代にも休眠層がいるはずなので、スロカが少しでも呼び起こしになればと思っています。
    そして、もう一つの理由は、版権の問題を避けるためです。5号機・6号機はアニメやゲームとのタイアップ機が多く、それらを商品化しようとすると手続きが大変で、価格も上がってしまいます。また、許可が降りない人気作品があると、明らかに不揃いな印象になります。そこで、メーカー様にさえご了解いただければ商品化できる4号機に的を絞りました。とは言え、全ての4号機を網羅したわけではないです。

    ――カード化する機種はどのように選んだんですか?

    機種選定やレアリティの設定は弊社の判断で行ったのですが、基準となったのはやはり「人気」ですね。その中でも、一つの時代を作ったと言えるレベルのヒット機を「プレミア」に設定して、ノーマルとプレミアの中間あたりの人気機種を「レア」としました。4号機に思い入れのあるエースプロ社員が多いので、選定は楽しかったですね。

    プレミア出現率は1/4096 !?スロカの謎に迫る!

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    ――そんなスロカですが、入手するには?

    基本的にはホールの一般景品となっています。どこのホール様で取り扱いがあるかは、スロカの公式サイトでご確認ください。

    ――これって、1パックあたり、何枚入ってるんですか?

    1パック3枚入りで、ノーマル2枚とレアorプレミア1枚という割合です。推奨価格は、4円パチンコで40球としています。

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    ――1パックごとに必ずレアカードが入ってるわけですね。ちなみに、狙ったプレミアカードを引き当てられる確率は……?

    ずばり、1/4096です。

    ――どこかで見た数字ですね(笑)。

    スロカは全128種類なんですが、これもパチスロになぞらえた数字にしています。

    ――ほかに製作にあたって、こだわったポイントはありますか?

    よくぞ聞いてくださいました。裏面をご覧ください。

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    こんな風に、当時その機種を打ち込んでいたライターさんにコメントを書いていただいたんです。また、下の一言コメントは思い入れのあるエースプロ社員が書きました。

    ――当時のユーザーとプロ、両方の目線で語って、4号機を懐かしんでいただこうというわけですね。

    その通りです。なお、執筆をお願いしたライターさんはこの方々です。

    【敬称略】
    ・アニマルかつみ
    ・ガル僧
    ・ゴトロニ
    ・佐々木真
    ・中武一日二膳
    ・NIYA
    ・山本コーラ

    ――お客さんからの反響はいかがですか?

    おかげさまで好評で、狙い通り、懐かしんでくれているようです。コンプ狙いで、箱買いしてくださった方もいたようです。コアなファンの方から「なんでこの機種がレア枠じゃないんだ」って、冗談めかして怒られたこともあります(笑)。

    スロカ第2弾も!?エースプロの展望とは?


    ――ところで、今年の7月にプロライターチップスの第3弾が出ましたね! これは元々どういう意図で製作されたんでしょうか。

    「プロ野球チップス」ってありますよね。

    ――はい。

    あれのパロディです。

    ――あ、それだけ……?

    もう本当にノリと勢いだけで作りましたね。来店イベント等を通じてライターさんたちとつながりがあったので、許可は得やすかったです。最初はチーズ味だったのをカレー味にするなど、さりげなく試行錯誤しています。ちなみに、チップスと言いつつ、中身はスナック菓子です(笑)。

    ――チップスのように、スロカの第2弾を出す予定はありますか?

    まだ確定ではありませんが検討しています。第2弾もまた4号機で、今度は取り扱うメーカー様を増やしたいと思っています。

    ――スロカをつくったのならば、「パチカ」とかは?

    それも視野には入れています。こちらもアニメや漫画などの版権がないものを対象にすると思いますが、レトロパチンコや羽根物が好きな世代に興味を持っていただけそうですよね。

    ――チップスやスロカ以外に、最近つくったものはあるんですか?

    弊社では「パチンコ新聞」というタブロイド紙も作っていまして、これもスロカと同様、休眠層の呼び起こしを狙ったものです。ホール様がDMを配送する際に、同封する等の形でご利用いただいています。

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    ――ホールの宣伝ではなく、あくまでエースプロ製作のエンタメ性に特化した新聞ということですね!

    今後も、普通の代理店とは違う切り口で業界を盛り上げていきたいと思っています。
    ちなみに弊社は、一緒に働いてくれる方を大募集しております(笑)。エースプロの活動に興味を持たれた方は、ぜひご連絡下さい!

    ――新たに入社される方の活躍も含めて、エースプロの今後の活動を楽しみにしています。今日はありがとうございました!

     

    ノリと勢いでプロライターチップスを出したり、入口の仕掛けで訪問者を楽しませたりと、エースプロはとにかく遊び心に満ちた会社でした。そんな会社が作る「スロカ」が、つまらないはずはございせん! 興味を持たれた方は、取り扱いのあるホールに足を運んでみてはいかがでしょうか。

    P-Summa編集部

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