【還元される?】今年の7月7日はホール選びが特に重要となりそうです

2020/06/13

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  • 77h0611
    GW中は各自治体の休業要請を受け、約98.7%ものパチンコホールが協力休業を実施。緊急事態宣言の解除後は、ほとんどのホールが感染症対策を徹底しながら営業を再開している。このような状況のなかで、ユーザーにとって一年で最も熱い日と言っても過言ではない「7月7日」がまもなく訪れる。

    しかし、新型コロナウイルスの影響で長い休業を経た今年の7月7日は、例年とは一味違うだろう。多くのホールは還元できる体力が残っていないものと推測できるからだ。では、体力の有無を確認する術はあるのか? 注目すべきはその前日、7月6日の新台入替である。

    7月6日にリリース予定の新台

    2020年6月15日導入予定
    パチンコ
    Pモモキュンソード
    ※一部地域(東京は7/6導入予定)

    2020年7月6日導入予定
    パチスロ
    ワンバーS-30

    BLACK LAGOON4
    ※一部地域(東京は7/20導入予定)

    パチスロ壇蜜

    出典:パチ7
    地域によってバラつきはあるが、7月6日にリリースされる機種は4種の予定。そのなかで、『Pモモキュンソード』は一部地域でのみ6月15日に導入される可能性もあるが、東京を含めた全国では7月6日に導入予定とのこと。一方、パチスロは……。

    2020年7月6日導入予定のパチスロ
    『ワンバーS-30』


    『BLACK LAGOON4』※一部地域(東京は7/20導入予定)


    『パチスロ壇蜜』


    上記の3機種。この中で、ある程度の台数が期待できる機種となると『Pモモキュンソード』と『BLACK LAGOON4』が挙げられる。久しぶりの新台となるであろうこの2機種の導入状況に注目していれば、そのホールに還元できる体力が残っているか否かの判断材料となりそうだ。

    この時期の新台入替が注目される理由は?

    ○告知可能な広告宣伝の内容
    ・自店の新型コロナウイルス感染予防対策の告知
    ・開店時間や新台入替の事実の告知
    ・上記に関するSNS(ホームページ、メールなど)を利用したファン向けの告知
    ・折込チラシには従来ルール遵守のほか、感染症予防対策について必ず掲載

    ○告知が認められない広告宣伝の内容
    ・テレビ、ラジオ、新聞紙面を利用した告知
    ・集客目的のイベント告知(ライターやイベント企業が関係するものを含む)

    出典:グリーンべると
    出玉イベントなどが規制されている今、新台入替はホールが行える唯一の集客を見込める広告宣伝と言える。一時はライター来店や雑誌の取材がイベント代わりに使われていたが、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、全日遊連より全国のホールに対して広告宣伝の自粛が求められた。今では一部緩和されたが、「ライター来店やイベント企業が関係するもの」は引き続き全国的にNG。となると、ホールに残された広告宣伝は新台入替しかないのである。
     


    5月に旧規則機の設置期限延長が発表されたこともあり、多くのホールが7月7日の前日に“本当の意味”での新台をほとんど入れずに営業すると思われる。だが、このような状況にも関わらず、新台入替 = 広告費に注力できるホールこそ、還元できる体力があるホールと言えるのではないだろうか。

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    では、大手パチンコチェーン店の動向はと言うと……。

    大手法人は新台入替を行わない?


    大手ホール法人マルハンが新台購入の予算を7割カットしたという噂や営業再開後のダイナムに新台が入らないといった投稿がネット上に流れている。さらに……。
     


    6月上旬の機種入替は、中古機種の導入やチェーン店間移動での設置が主体だったようだ。無論、これには新台が1台も出ないという背景もあるわけだが……。

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    新型コロナウイルスの第2波も懸念され、未だ先行きが見えないなか、大手以外のホールも新台購入に消極的になっているところが多いらしい。大手は新台の予算をカットすることでこの危機を乗り越えようとしているようだが……。

    中小ホールはそもそも新台入替を行える体力がない?

    新型コロナウイルス関連では5月までに3件が倒産し、件数を押し上げた。2020年は2014年以来、6年ぶりに年間30件を突破する可能性も出てきた。

    出玉規制や受動喫煙の防止などで経営環境が厳しさを増すパチンコホールだが、 4月の緊急事態宣言の発令で、休業要請はパチンコホールの体力を奪った一方、通常営業が社会的な関心を集めた。要請に応じなかったパチンコホールは店名を公表され、業界全体が混乱に陥った。

    出典:BLOGOS(ブロゴス)
    昨年末あたりから人気の旧規則機(初代「まどマギ」や「バジ絆」、「ハーデス」等)が次々と撤去期限を迎え、稼働が低下。さらに、4月1日から始まった受動喫煙防止法により、喫煙ルーム等の設備投資や喫煙ユーザーの客離れが発生。この逆風の中、追い打ちをかけるように襲いかかってきたのが新型コロナウイルスである。体力のない中小ホールは新台の購入どころではないのかもしれない。それでも……。

    7月7日はホールにとっても勝負の日!?


    営業を再開しても、多くのホールが集客に苦戦している模様。今は休業していた分の負債を回収する時期だから還元には期待できないと考えるユーザーも多いようだ。また、地域によっては、休業要請に従わず強行していたライバル店に客を奪われたところもあるという。

    今年の7月7日はホールが集客を回復する貴重な機会となるだろう。だが、7月6日の週に新台入替を行えないホールに果たして還元する余力があるだろうか?

    強いホールはメリハリ営業


    どこの店も回収営業だろうという大方の予想に反して、再開直後からメリハリ営業で集客を維持しているホールもある。やはりユーザーは「出してくれる店」に集まるのだ。

     

    緊急事態宣言は解除されたが、いまだ集客に苦戦しているホールは多い。このような状況で迎える7月7日は、ホールにとって一つのターニングポイントとなるだろう。なかには新台購入費を還元にまわすところもあるだろうが、それを伝える手段も判別する手段も残念ながらない。つまり、還元できる体力があることをアピールする方法として最も分かりやすいのは、7月6日に新台入替を行うことなのである。2020年7月7日のホール選びは「新台入替」を行っているか否かを一つの指標にしてみてはいかがだろうか。

    TOP:YouTube

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