【取材】パチスロも遊べる!次世代型オンラインゲームセンター「GAPOLI」とは?

2023/05/03

特集

  • gapolitop
    最近、静かなブームとなっているパチンコ・パチスロゲームセンター。全国各地でレア台やレトロ台が打てるお店が増えているなか、なんとWEB上でもパチやスロが楽しめるゲーセンがオープンしました! その名も「GAPOLI(ガポリ)」

    GAPOLIは、777TOWN.netや777Realでもお馴染みのサミーネットワークスが運営する次世代型オンラインゲームセンターで、PC・スマホ・タブレットなど様々なデバイスで遊ぶことができます。

    3月28日のリリース時点でパチンコは「ぱちんこCR真・北斗無双」や「Pビッグドリーム3」など8機種。パチスロは「パチスロ甲鉄城のカバネリ」や「パチスロペルソナ5」などの6.5号機に加え、ユニバーサルエンターテインメントの「バジリスク~甲賀忍法帖~絆」や大都技研の「吉宗」など18機種を設置! 他にもメダルゲームやカジノゲームなど、計40以上のタイトルが並んでいます。さらにパチンコ・パチスロやゲームで貯めたコインは、「GAPOLIモール」でリアル商品の値引きに使うこともできるのだとか!

    今までの実機シミュレーターアプリとは、一線を画す雰囲気のGAPOLI。新しいもの好きのP-Summa編集部員としては、ぜひ取材したい……ということで、GAPOLIプロデューサーの鈴木さんにインタビューをさせていただきました!

    パチンコ・パチスロも打てる! 次世代型オンラインゲーセン「GAPOLI」誕生の経緯とは?


    ――本日はよろしくお願いします! 早速ですが、GAPOLI立ち上げのきっかけをお聞かせください。

    出発点は「次世代通信規格5Gの実用化で何ができるようになるか」ということでした。企画構想を考え始めたのは約4年前になります。

    ――コロナ禍に対応しての開発ではなかったんですね。

    結果的にオンラインの需要は高まりましたが、企画のスタートは新型コロナウイルスが流行し始める前でしたね。「5Gで何が変わるんだろう?」、「どんなサービスを提供できるだろう?」と模索していった結果、「高速通信を生かして気軽に遊べる環境を提供したい」という方針が見えてきました。従来の実機シミュレーター系のサービスは、ユーザー様が自分のデバイスにアプリなどをインストールする前提となっていましたが、GAPOLIはブラウザで遊べることが大きな特徴です。

    ――インストール不要で遊べるということですね! やっぱりインストールしてもらうのって、ハードルだったのでしょうか?

    大きなハードルですね。特に最近のパチンコ・パチスロは演出が豊富なので、容量がとんでもないことになります。

    ――確かに……! ホールでは当たり前のように眺めていますが、あれを自分の端末に入れるとなると……。

    重いものでは5GBほどにもなりますから、Wi-Fiのない環境ではダウンロードしづらいですよね。試しにやってみよう、と思っていただけてもすぐに遊べないのはネックです。そもそもスマホやパソコンってゲームを入れるためだけのものではありませんから、大容量を必要とするのは好ましくないとも考えています。

    ――色々入れると、動きが遅くなることもありますよね。

    あくまでシミュレーターと割り切って、演出の数を実機より減らしたり、画質を落としたりすれば容量を軽くしていくことは可能ですが、それで遊べても嬉しくないと思うんですよね。実機同様の演出ボリュームを手軽に楽しめる方法として適していたのが、ブラウザという形でした。

    無料オートプレイを実装した理由は? GAPOLIの開発秘話

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    ――開発中に苦労したことはありますか?

    パソコンでもスマホでも、デバイスフリーで遊べるようにするというのは、実際かなり大変でした。ブラウザでできることって結構限られていて、一歩間違えるとフィーチャーフォン時代のゲームのようになってしまうんですよ。

    ――いわゆるガラケーのカクカクしたゲームですね、懐かしい。

    ブラウザゲームでありながらブラウザゲームっぽくない、いかにもアプリゲームのような動きを実現するには、相当な労力がかかりました。

    ――他にこだわった点は何ですか?

    とにかく気軽さを重視して、会員登録の仕方や操作性もできるだけ簡単なものにすることを心がけました。それと、初めからオートプレイが使えるのも重要な点です。

    ――他のサービスでは有料アイテムだったりしますよね。何か理由があるのでしょうか?

    一つは、やはり気軽に遊んでもらえるようにということ。もう一つは、GAPOLIは「クラウドゲーミング」という技術を使用しているからです。端末のスペックや通信速度にもよるのですが、一瞬のタイムラグがあって、シビアな目押しで遊ぶのには向いていません。そのため、取りこぼしなく、最も効率良く出玉を取りにいける仕様のオートプレイを無償提供させていただきました。5Gがもっと普及するなどして、通信状態がもっと高速化すればこういったところも改善していく想定です。それと、打ち方とは別の部分に技術介入要素を入れてあります。

    ――というと?

    設定看破です。

    ――あっ、いわゆるゲーセン仕様だったりオール6だったりではなく、設定の高低があるんですね!

    はい。「読む楽しみ」を入れました。これが無いとただの運ゲーになってしまいますからね。設定を読んで、続けるか否かという駆け引きが技術介入要素となります。設定に関する仕様は実機に準じており、プレイ中に変わることはありません。

    ――従来のパチ系シミュレーターやオンラインゲームとも、リアルのスロゲーセンとも大きく異なる部分ですね。むしろ現実のホールに近い感じがします。設定配分はランダムなのですか?

    いえ、日ごと・機種ごとに異なる設定配分を行っています。
     


    ――ますます本物のホールっぽいですね!

    GAPOLIはゲームですから、キャンペーン的な展開も可能です。パチンコ・パチスロだけでなく、メダルゲームが良い日もあるかもしれません。

    「スマスロ北斗の拳」のBBもプレイ可能! 初期ラインナップの選定方法


    ――初期ラインナップのパチンコ8種とパチスロ18種はどのような基準で選定されましたか?

    評価の高い最新機種はもちろん、あらゆる世代の人気機種をチョイスしました。多少、開発陣の好みに左右された部分もありますが(笑)。

    ――出玉性能は概ね4号機のほうが高いですよね。コインを増やすという目的からすると、4号機に人気が集まるのではないでしょうか?

    そうでもないんですよ。今のところ稼働が多いのは6号機や6.5号機なんですよ。

    ――えっ! その理由とは?

    スランプグラフから設定が読みやすいからかもしれませんね。昔の台は高設定の機械割が高くて出る時は凄い出方をしますが、あまり安定しません。設定狙いという観点では、6号機のほうが優れている部分もあるわけです。

    ――なるほど……! 皆さんかなり本気で勝ちに行ってるんですね。では、パチンコや他のゲームでの人気機種はなんですか?

    パチンコはまんべんなく遊ばれていますね。「スマスロ北斗の拳」のバトルボーナスを元にしたバラエティゲームも多くの方が楽しまれています。他のゲームでは「激KAZAAAN!!」というメダルゲームが大人気です。登場したのは10年以上前なんですが、パチンコ・パチスロと違って設置期限などがありませんから、ゲーセンで見たことのある方が多いようです。「子供のころ遊んでた」とか「ブラウザで気軽に遊べるようになって嬉しい」というお声もいただきました。

    ――それは嬉しいですね!
     


    激KAZAAAN!!の知名度は高いだろうなと思っていましたが、我々の想像以上に反響が大きかったですね。GAPOLI全体としても、リリース後の反響は事前の予想を超えていました。

    ――登録ユーザー数はどのぐらいですか?

    サービスリリースから2週間で、およそ5万名以上の方が会員登録されました。

    ――凄い! ちなみにサミー以外のパチスロで遊べるのもGAPOLIの魅力だと思うんですが、交渉はスムーズに行えたんですか?

    すでに777TOWNや777Real で他社様の機種を配信していたのが大きかったですね。同じように参加をお願いして、スムーズに許可をいただきました。

    ゲームで貯めたコインはリアル商品の値引きに使える!


    ――ゲーム内コインの使用用途を遊技だけでなく、リアル商品の値引きまで可能にした理由をお聞かせください。

    当社が運営する777Realでも、その名の通りリアル商品を取り扱っていて、抽選で当たる形を取っていたのですが、777Realと違う手法として今回は抽選ではなく「値引き」という形にしました。

    ――値引きといっても、登録プランとコイン数によっては、0円で商品を入手できるんですよね?

    その通りです。たとえば「ロイヤルプラン」なら、ひと月あたり6万円分の値引きが可能なので、その額を下回る商品なら0円で購入できます。

    ――たしかに私もGAPOLIで「ビッグドリーム」打って、一撃万発を出したときは脳汁も出てましたからね。ちなみに「GAPOLI」の名前の由来って、コインや商品を……?

    「ガッポリ」……と勘違いされている方が多いのですが、実は違うんですよ(笑)。これは初めて話すんですけど、「GA」はゲーム(game)、「PO」は繋ぐ(portal)、「LI」はライブ(live)で、ゲームとライブを繋ぐ、という意味で、「GAPOLI」なんです。

    遊べるゲームはどんどん増えていく! 今後の展望を聞いてみた


    ――今後の展望についてお尋ねします。まず、機種ラインナップを増やす予定はありますか?

    間違いなく増えていきます。詳細はまたお伝えできないのですが、少なくとも毎月複数のゲームが追加予定です。他メーカー様の機種ももっと置かせていただけるよう努力しており、メダルゲームもさらに増やせるように調整を進めているところです。

    ――絶賛稼働中の「スマスロ北斗の拳」も、遊べるようになったんですよね。
     


    はい、あらゆるサービスのなかで最速配信になります。もちろん最終的にはホールで実機を遊んでいただきたいですけどね(笑)。ただ、「空き台が無くて座れない」というお声も届いておりますので、その間をGAPOLIで埋めていただければ……と。

    ――GAPOLIの今後が楽しみです! 本日はありがとうございました!

     

    「GAPOLI(ガポリ)」はブラウザで遊べるだけでなく、設定看破にリアル商品の値引き、ライブ配信と、まさに“次世代型”オンラインゲームセンターと呼べるものでした! もしかしたら近い将来、これが「ゲームセンター」の新しいスタンダードとなるのかもしれませんね。

    P-Summa編集部

     

    ©カバネリ製作委員会 ©Sammy
    ©武論尊・原哲夫/コアミックス 1983, ©COAMIX 2007 版権許諾証EG-212 ©Sammy
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